375 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/11(月) 03:38:18 ID:Nh93SMOE
>>375 おお、乙。
俺もちょっとミルザとサルーインちゃんとエロールちゃん
デスちゃんシェラハミニオン三人をラフってみたことあるがその内
(良ければ)公開してみる。
ヘイトちゃんがマジで馬鹿そうだなwストライフちゃんのツリ目がイイ!
じゃあ俺はまず文の方の新作投下するぞー
マルディアス学園・・・雄大な学園を背にアルドラちゃんは歩いていました。
『この学園を去る・・・』そう言い放った、その自分の決意。その意志に揺るぎはありませんでした。
・・・それでも名残惜しいのは当然のことではないでしょうか。
アルドラちゃん「・・・さよなら、か・・・」
上を向いて瞳を閉じる。涙がこぼれないように・・・しかし瞳を閉じたことで余計、
学園での楽しかったこと、悲しかったこと、ミルザと一緒にいれた時間・・・そんな思い出が
めまぐるしく目の前に浮かんでくるようで、アルドラちゃんの目尻は涙であふれてしまいました。
アルドラちゃん「・・・っけね・・・ばか!俺はもう決めたろ?・・・へへへ・・・きゃっ」
目に涙がたまって視界がぼやけていたからでしょうか。アルドラちゃんは足元のバランスを崩し、
豪快にばたんと転んでしまいました。アルドラちゃんは転んだそのままの姿勢で、・・・プっと噴出しました。
アルドラちゃん「あははははは!こりゃあ幸先悪い出発だな!
でも見てろよ、神様に馬鹿にされても、俺は笑い飛ばしてやるさ!あっははは・・・」
???「大丈夫か?」
転んで倒れたアルドラちゃんに声をかけるものがありました。その人の顔を見ようとアルドラちゃんが顔を
もたげると――――――――
アルドラちゃん「ぐっ!!」
いきなりアルドラちゃんの上体を起こされたかと思うと、一瞬の間に首に手を掛けられたのです!
アルドラちゃん「ぐ・・・く・・・!!」
???「もうすこしは引っ掻き回してくれるものと思っていたが・・・やはり卑賤の星の元生まれたものなど
愚かで、愚かで、愚かなだけでなんの役にも立たぬな――――だがこれを見越して彼奴等全員を
欺けたことは幸い・・・ふっいくら数をそろえても愚か者は愚か者だと言うことだ。
・・・今しがたお前を愚かなだけと言ったが・・・撤回してやろうまだ使い道はあるな・・・
卑しい者でも使いようがある限り私の情けがある・・・残りかすになるまでな」
きつく首を絞められて意識がかすんでいく中、アルドラちゃんは蘇ってくる記憶を感じていました。
・・・・・アルドラちゃんがまだ『ダーク』の姿のとき・・・・・
アルドラちゃん『・・・騎士団寮を追い出されて、俺はさすらいの旅人か・・・っははは・・・!
・・・あ・・・ああ・・・腹が減った・・・』
アルドラちゃんは騎士団寮がまだ見渡せるクジャラート舎との境位の丘の上で、
ぱたりと倒れこんでしまいました・・・。
アルドラちゃん『・・・・・あーあ・・・腹が減るのには慣れてたはずなのに・・・な・・・』
意識がかすんでいきます。もう空が青ではなく灰色に見えてきたその時―――
???『大丈夫か?』
アルドラちゃん『―――――――・・・?』
アルドラちゃんは訳もわからず上体を起こされました。その人物を見ていたのですが、空腹で目がかすんで
顔がよくわかりません。
???『空腹のようだな・・・金なら今すぐにでも出せるが、食物は今は持っていない・・・
すまない、金だけここに置いていく、あと・・・・・』
ふらふらと体の弱ったアルドラちゃんの首にそっ・・・と手がのばされました。
この時恐ろしくぞっとした記憶だけはアルドラちゃんの茫漠たる回想の中でも思い起こされました。
???『・・・君にはどうやらこの先大きな苦難が待ち構えているようだ。これは、ほんの気休めの、
・・・・・・お守りだ・・・・・』
・・・そう言って首に掛けられた水のように透き通るような宝石・・・。
アルドラちゃん『・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・』
???『・・・『手放してはならんぞ』・・・・・・・では、すまないが私はこれで・・・』
アルドラちゃん『・・・・・・・・・・ま・・・・て・・・』
引き止める前にアルドラちゃんは気を失い真っ暗な闇の中に・・・
そのときの記憶も置いてきてしまったのです・・・・・
アルドラちゃん「・・・・・・お・・・ま・・・え・・・・・!!」
???「私を忘れていたようだな。全くもってどうでもよいことだがな・・・
また与えてやろう、貧しく何も持たない者よ。そら、今度はお前のような卑しい者にこそ
似つかわしい物だ・・・」
アルドラちゃん「ううっ!?」
アルドラちゃんの首に何か吸い付くような、焦げ付くようなものが付けられていることに気がつきました。
アルドラちゃんはこれを知っている・・・ウィザードの授業でも出てきた・・・
『身に着けるものの正気を奪い、邪心、欲望、狂気を呼び起こす・・・』・・・邪眼のお守り!
???「・・・名残惜しいのだろう・・・?この学園が恋しいだろう・・・!
この学園に置いて行きたくない沢山の楽しみがあるだろう・・・・・!
・・・・・『本当はミルザが欲しくてたまらないだろう』!」
アルドラちゃん「!!!――――――――・・・ああああ・・・・ああああ!!」
???「私が何もかも叶えてやろう、与えてやろう・・・だからお前は
『私に膝まづくのだ』!」
アルドラちゃん「―――――――――――」
アルドラちゃんはかくん、と締め付けられていた首から力が抜けました。気を失ったのです。
???「・・・ふ・・・たわいもない・・・・・目を開いたときにはすでに
私の忠実な僕に・・・いや、己が欲望の忠実なる僕になっていることだろう。
ふっ・・・いじらしい恋する乙女にな!共感するぞ、私も似たようなものなのさ・・・」
護衛「ナイトハルト様ーーーーーーー!!」
馬を引き連れて護衛の生徒が駆けつけてきます。『ナイトハルト』という名を呼んで!
護衛「遠乗りに出るといわれたのに馬がぽつんと残されていましたから心配いたしましたよ!
・・・その少女はどうしたのです?」
ナイトハルトくん「どうやら退学届けを出した生徒らしいがこんなところで倒れていた。
一旦クリスタルシティ寮で保護しよう。ともすれば退学なんて思い留まらせることも出来よう」
ナイトハルトくんは馬にまずアルドラちゃんを乗せると、自分も乗りつけ、颯爽と駆け抜けていきました。
護衛「ああっ・・・ナイトハルト様ってカッコイイ・・・・・はう・・・・・・・はっ!
ちょ、ちょっと私は置いてけぼりですか!?待ってくださいよナイトハルト様ーーーーーー!!!」
・・・・・・・風を切っていくアルドラちゃんを手中にしたナイトハルトくん。
ナイトハルトくん「奇をてらって火山など正反対な場所など選ばすに、最初から在るべきものが
在るべきところを舞台に選ぶべきだな・・・華麗なるショーが見たければ!!」
第13話『クリスタルレイクプールご招待』
ミルザくん「ねえねえオイゲン」
オイゲンくん「駄目。数学の問題は教えない。自分で考えないからいつまでも自力で解けないんだよ」
ミルザくん「違げーよ!!・・・いや違うのだよオイゲンくん。僕詩人になろうかと思うのだよね」
オイゲンくん「ぶっ!!」
ミルザくん「汚いな!!・・・いや、そんなつばのしぶきの一つ一つにも愛がこもっていて・・・」
オイゲンくん「何を言い出すんだよお前は!!てゆーか口調キモい!!戻せよ!!」
ミルザくん「き、キモいって・・・ひどい・・・だってオイゲンくん!!君の言葉どおり
僕はバリバリの文型!!詩人の素質ばっちりじゃない?天が与えたもうた奇跡・・・!」
オイゲンくん「文型イコール詩人とかマジで馬鹿すぎて何も言えない・・・つーか何?
いきなり何言い出すわけ?お前夢語るその前に家計簿の赤字どうにかしようと思わないの?」
ミルザくん「ぐあああああああ一言で現実にもどされるうううううううう!!!
だ、だって詩人になると女の子にもてますよって詩人さんが教えてくれたんだもん・・・」
オイゲンくん「・・・・・・すっごーい卑劣な罠だなそのご教授頂いた内容・・・・・」
ミルザくん「サルーインちゃんのために歌を作るんだ!!サルーインちゃんソング!!主題歌だよ!?
おおーうフォーエヴァーネクタ〜イ!!ああサルーインちゃんが聞き惚れる姿が見たいっ」
オイゲンくん「ちょ、ちょ、ねえ、まじで親友としてね、言わなきゃっておもうからいうけどね、
おまえそれ最高の嫌がらせ以外の何者でもないからまじでやめな?な?
・・・それよりお前!女の子を喜ばせるといったら自己満足以外の何者でもない歌なんかより
デートだろ!!最高のデートスポットだろ!雰囲気最高のレストラン、人のいない貸切の海、
子供心に戻れるかわいい遊園地・・・お前にそれだけ女の子に奉仕できる金があるか!!」
ミルザくん「ガーーーーーーーーーン!!・・・か・・・金!金!金!人として恥ずかしくないのか!」
オイゲンくん「お前のポエムより恥ずかしくねーよ!だからさーミルザ本当にさー女って金が
かかるんだって!いつまでも僕貧乏奨学生!とか自己紹介してらんないだろ!?」
ミルザくん「そんな自己紹介したことねえよ!!お前マジでひどすぎるだろ事実でも!!(泣)」
オイゲンくん「(無視)だからここいらで一気に金を手にしようぜ!?サルーインちゃんと
ちょっと距離が近づいたかな?ってとこでガツンと男の賭けに出るんだよ!『デートに誘う』!!」
ミルザくん「『デートに誘う』ううぅ!?は、はあはあはあはあ」
オイゲンくん「はいはい妄想に突入する前に現実をまっすぐ見つめてみようね。
サルーインちゃんは学園屈指のお嬢様。高級なんて言葉は当たり前。この世の遊びという
遊びは味わいつくしているセレブ・・・ところが、だ。俺の耳にした情報によると、
タカビーな割に彼女は超箱入りの正真正銘の温室育ちで・・・男には全く免疫がない!!!」
ミルザくん「ぶぶーーーーーーーーーーーっ!!・・・な、なにその都合のよすぎる話!!
俺聞いたことあるよ!?サルーインちゃんが付き合ってる男を破産に追い込んだとか
付き合ってる男を翻弄しまくって廃人にしたとか」
オイゲンくん「・・・それは妹のシェラハちゃんの話と混同されてそういうことになっているんだよ・・・。
実際のところ告られまくりモテまくりだから混同されるのもしゃーないって話。
しかし本当は彼女は告白してきた男を振ったことしかない!つまり男と付き合ったことはナシ!!」
ミルザくん「マーーーーーーーーーじでーーーーーーーーーーーー!?」
オイゲンくん「いくらサルーインちゃんが豪奢な遊びを姉妹や取り巻きさんたちと味わいつくしててもだ・・・
『男』と遊ぶっていうのはただそれだけで新鮮味をもつ!!可能性だけでいえば
もしすると庶民的な遊びも新鮮に映って逆に面白く感じるかもしれない!!つまり『イケル!!』
・・・さあどうするミルザ!?ここらが勝負時じゃないかミルザ!?どうするミルザ!!」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・漢は勝負だ!!」
オイゲンくん「そうともミルザ!!漢の中の漢よ!!」
ミルザくん「おお!熱き血潮の兄弟オイゲンよ!!」
オイゲンくん「(・・・頑張って煽動してたらなんか暑苦しくなってきたな・・・)で、さっそくだが
今お前の残高ってどれくらい?」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実家に仕送りしたばっかだから97ジュエル」
オイゲンくん「・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・俺の昼飯代くらいか・・・」
ミルザくん「でっでも新鮮なキャベツを送ってきてくれたんだ!これで一ヶ月腹は満たせる!」
オイゲンくん「・・・一ヵ月後のキャベツは果たして新鮮といえるのだろうか・・・
まあ・・・話を戻すとやはり金をドカンと手に入れなければならんようだな」
ミルザくん「そんなおいしい話って・・・ねえ97ジュエルで誘えるよーなところってないかなー?」
オイゲンくん「そうだな・・・・・自販機に一緒にいこうよ!とかかな・・・」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・」オイゲンくん「・・・・・・・・・・・・」
二人「はあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
???「すみませーん!ミルザさんの部屋はここでいいですかー?」
ミルザくん「ん?あ、はーい誰でしょうー(ガチャッ)」
郵便屋さん「電報でーす・・・あっちょうど良かったオイゲンさんですね?
あなたにも届いてまーす同じ人からでーす」
二人「?????????開けてみよう」
『騎士団寮の名士ミルザ殿・・・(オイゲン殿)
この度クリスタルレイクを改造した巨大プールの完成にて、
まず記念すべき第一回目の開場につき貴殿をご招待をいたしたく候。
ぜひクリスタルシティ寮まで足を運んで頂きたく候。
尚、懸賞金つきイベントなども用意しておりぜひ参加して頂きたく候。
クリスタルシティ寮長 ナイトハルト』
二人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」
郵便屋さん「確かに届けましたよー毎度ーーー!」
ミルザくん「・・・・・・こ、これは・・・・・・・!」
オイゲンくん「・・・こりゃ逃せない振って沸いたようなチャンスだぜミルザ・・・!
クリスタルシティ寮といったら金持ちで有名!!この懸賞金ときたら・・・!
しかも!俺たちのような大した立場でもない奴らでも呼ばれるんだから・・・
学園中に名を誇るあのセレブ三姉妹が招聘を受けないとは考えられない!!!」
ミルザくん「さっサルーインちゃんが!!!」
オイゲンくん「・・・こりゃあ懸賞金を手に入れる前にデートできちゃうわけになるかも
しれないぞ!?新設されたプール!!そこで一言「一緒に泳ぎませんか?」と声を掛ければ・・・!」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・・!!幸運の女神が僕に微笑んでいる!!!」
オイゲンくん「そうともミルザ!!この微笑を逃しちゃいけねえぜ!!!」
ミルザくん「ああっ幸運の女神がサルーインちゃんの顔をしている!!ああサルーインちゃんはあはあ!!」
オイゲンくん「はいストップストップ妄想しすぎで幸運の女神に逃げられませんように」
こうしてミルザくんの元に幸運が訪れました!!・・・しかしそれが本当に幸運がどうかは・・・?
サルーインちゃん「ナイトハルトくんから招待状だわ。聞き及んでいたクリスタルレイクの改造が終わったのね」
今日もセレブ三姉妹は優雅なアフタヌーンを送っていましたが、いつもと違ったのは、
一通の招待状が彼女たちに届いていたことでした。
シェラハちゃん「招待状と聞くと悲しいことを思い出すわ・・・ある日クラスの全員に不幸の手紙が来たのに
自分だけ王室からの招待状を貰った一人の黒髪絶世美女の話」
デスちゃん「最近悲しい話も凝ってきて自慢話も入ってきてるな。・・・一通で三人の名前が書いてあるな」
ワイルちゃん「サルーインちゃんあんまり驚きませんでしたね、知ってたんですか?」
ストライフちゃん(知らなかったら大騒ぎしそうなもんだもんな)
ヘイトちゃん(「アハアハハハハ当然の招聘だな!下らんがこの私が慈悲をかけて行ってやる!!」・・・
とかね江えェエエエあひゃばひゃばひゃひゃ$#Э!!!)
ストライフちゃん(お前うまいな。さすが変装の変態)
サルーインちゃん「アハ、ナイトハルトくんが私にだけ「秘密だよ」とか言って相談してきたりしてたのだ!!
いやあアハハハハどんな高い地位にいるやつも私の慈母のような顔を見ると頼りたくなっちゃうのだな!」
シェラハちゃん「慈母と聞くと悲しい話を思い出すわ・・・
般若みたいな顔の癖に自分の顔を慈母とのたまった女の話」
デスちゃん「即興でなかなかやるな」
サルーインちゃん「(気づいてない)さあお前たち!すでに用意はよかろうな!?いいに決まってるよな!
私が出来てるんだものな!!早速その日の水着を選びに行くぞ!!!」
ストライフちゃん「自分が出来てるから他も準備が出来てるとの思考回路はさすがだな」
ワイルちゃん「じゃあさっそく水着の一覧を持ってきま・・・」
サルーインちゃん「愚か者!!誰が今までの水着の中から選ぶといった!!新調だ新調!!」
ヘイトちゃん「へェエエエエーーーーーーラロロまたですかア!!!何百着とアルのにぃ☆★☆」
サルーインちゃん「当然だろうが!新設した豪華プールに新調した水着を着ていく!当然の礼儀だろうが!!」
デスちゃん「都合よく礼儀とかお前が言うなよ」
シェラハちゃん「私も新しいのが欲しいかしら・・・前のやつなぜか胸の辺りだけ切り裂かれてるから・・・」
サルーインちゃん「決まりだな!!では、私たちの水着物色の旅へ!!」
ミニオンちゃんたち「はあ〜〜〜い」
シェラハちゃん「旅レベルで探し回るつもり・・・?」
デスちゃん(・・・まあ新しいの買ってもいいかな・・・十年くらい使ったしイメージカラーとか言って
白を選んじゃったらなんか目立っちゃったし汚れるの早いし・・・
ちょっとくらい新しいもの買ったっていいよな・・・ばち当たんないよな・・・)
で。
サルーインちゃん「これはどうだ!?」
ワイルちゃん「すごい!お似合いですサルーインちゃん!!」
ヘイトちゃん「まーーーーーっ赤な鮮烈な情緒がサルーインちゃんにピッたしいいぃ■仏!!!!」
ストライフちゃん「・・・まあいいんじゃないか・・・」
サルーインちゃん「フン!決まりだな!これ買うわよ!!はい!」
で。
サルーインちゃん「これはどうだ!?」
ワイルちゃん「・・・なんて美しいんでしょう!!」
ヘイトちゃん「まーーーーーーっ白な儚げなヴェールが光り輝いているよおおおおう王■!!!!」
ストライフちゃん「・・・まあいいんじゃないか・・・」
サルーインちゃん「フン!決まりだな!これ買うわよ!!はい!」
・・・・・・・・・・・・・で。
サルーインちゃん「これはどうだ!?」
ワイルちゃん「・・・・・・・ま・・・まるで人魚姫のようで・・・(疲れた・・・)」
ヘイトちゃん「・・・・・めまーぐるしく移り変わるメタルで虹色でアひゃな漢字が・・・(疲れた・・・)」
ストライフちゃん「・・・・・・まあ・・・・・いいんじゃないか・・・・(機械的)」
サルーインちゃん「フン!決まりだな!これ買うわよ!!はい!」
。。。で。
シェラハちゃん「こんなのどうかしらねえデス姉さん・・・」
デスちゃん「・・・それは・・・なんというか・・・腹巻状になっているのか?大事なところが隠れないんじゃないのか?
それよりシェラハ、これどうだと思う・・・派手過ぎるか・・・るよなあでもちょっと冒険したって・・・」
シェラハちゃん「・・・それ前のやつ持ってきたのかと思ったくらいおんなじようなのだと思うんだけど・・・」
で。
ヘイトちゃん「フウフーーーーーーーーーーーーーうやァれやれywrた!!やああァっと
私たちも選べるわねえェエエェええええ!!!」
ワイルちゃん「わ、私スクール水着でいいと思ってたんだけどやっぱりめでたい場だし選んだほうがいいのかな・・・
・・・ところで・・・」
ヘイトちゃん「・・・・・・・ストライフちゃんのあの真剣さはすぐぉいわねい・・・・・・・・」
二人(しかも見てるのは全部競泳水着・・・・・・・・・・・)
ストライフちゃん「・・・・・・・・・(これは水中抵抗のことを全く考えていない!!
こっちは素材がだめだ!!私が本気で一泳ぎしたらすぐにでも伸びてしまう!!こっちは・・・)
・・・・・・・・はてさて、彼女たちの水着あさりは続いていました・・・・・・・・。
ミルザくん(僕の水着は騎士団寮限定のスクール水着でいいよな・・・あれは結構カッコイイし
騎士団寮の代表みたいな感じで潔くてむしろ格好よくないか?・・・・まあ金がないだけだけどさ・・・)
オイゲンくん「おれも騎士団寮限定スク水で行くから安心しろよミルザ、そんな気張ることはねーだろ」
ミルザくん「!!オ、オイゲン心を読んだのか!?・・・おお友よ!!」
オイゲンくん「うんうん(だってお前にはその道しか残されてねーし・・・)・・・のどが渇いたな」
オイゲンくんは水道へと向かい蛇口をきゅっと開きました・・・・
―――――すると!!!
???『ミルザ、ミルザはいるか!!!』
オイゲンくん「!!!?」
ミルザくん「なに!?オイゲン!・・・・・・・・なっ!!」
なんと蛇口から出てきた水が『水龍くん』の形をとり、ミルザくんたちに話しかけてきていたのです!!
ミルザくん「な・・・な・・・・あ、あなたは『水龍』さんですか!?」
水龍くん『流れる水の力を借りている、こんな方法でしか連絡を取れなくて済まない!!
ミルザ、『水のアクアマリン』を持っているだろう!『水のアクアマリン』を出せ!!』
ミルザくん「な・・・な・・・・・・」
ミルザくんは動転しつつも言われるままに『水のアクアマリン』を取り出しました。
水龍くん『―――――――――やはりか!!』
オイゲンくん「お、おい一体、どうしたって言うんです!!」
水龍くん『これは『水のアクアマリン』ではない!!!』
二人「――――――――――なんだって!?」
声を荒げて驚く二人に、蛇口から自分の形をとって意志を送っている水龍くんは話し始めました。
水龍くん『私の神殿には『水の精霊珠』という秘宝が隠されていた。『糸石』には力そのものは及ばずとも
属性としては劣らぬ力を持っているものだ!・・・私が今日神殿内の大掃除をしていたら
『水の精霊珠』がなくなっていることに気づいた!!『その糸石』は『水の精霊珠』を
巧妙に繕ったものだ!!』
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・なんですって・・・・・!!」
水龍くん『水の精霊珠なら全力を注げばあのような洪水を起こすことは可能!!
間違いなくそれは『水の精霊珠』だ!!』
ミルザくん「なんで・・・じゃ、じゃあどうしてアルドラがそんなものを持ってたんです!!いいえ、『ダーク』が!!」
水龍くん『わからぬ・・・しかし、あの肉体はなにか暗い天井から糸で操られている!!・・・・・しかもおそらく、
『ひとつの意志』にだけではなくいくつもの意志によって陰謀の糸をその身に張り巡らされている!」
ミルザくん「・・・・・・・・・・アルドラ!!」
オイゲンくん「・・・・・し、しかしアルドラは学園にはもういません!いくら心配したっていないんだから・・・
取り越し苦労というものです・・・!」
水龍くん『・・・・・・なら、いいのだが・・・・・・・しかし、水面が揺れている・・・・・・
おののくように何かを伝えようとしている・・・・・・水面に暗いの雲の影が落ちる・・・・・・』
サルーインちゃん「うがあああああああああああ!!!どれだ、どれだ、どれだああああああああ!!」
デスちゃん「あのしょうもない世間に申し訳ない愚妹は何をしている」
ワイルちゃん「・・・・・・・・・今日買った合計361着の水着の中から当日着ていく予定で買った水着がどれだが
探しておられます・・・・・・・・・・」
サルーインちゃん「これじゃない、これじゃない!(ビリッ!!)ええいお前じゃなーい!!(ビリビリッ!!)
これでもない!!(ビリッ!!)ちっがーう!!(ビリビリッ!!!)
うがーーーーーーーどれだああああああああああああ!!!!!!(ビリビリャグシャア!!!)」
ストライフちゃん「・・・・・破壊神の真髄ここにありだな・・・・・・」
ヘイトちゃん「アひゃーーーーー2345ジュエルが飛んで・・・あひゃ次は3470ジュエルが飛んで飛んで〜♪♪」
シェラハちゃん「・・・・・・・・最後に残った一着が当日の水着ね・・・・・・・・」
ナイトハルトくん「・・・・騎士団寮より奨学生ミルザ殿、オイゲン殿、
ワロン寮より人間との和解の功績を残したゲッコ族ゲラハ殿、メルビル寮よりパトリック殿、
エスタミル寮よりジャミル殿、クジャラート舎寮長ウハンジ殿、タルミッタ寮長トゥーマン殿、
および我らがローザリア舎から・・・・・・」
生徒「ナイトハルト様を!!」
生徒たち「「ナイトハルト様を!!」」
ナイトハルトくん「・・・・・・以上の名士達をクリスタルレイクプール開設祝いの第一回目のイベント、
『クリスタルナイト』にご招待する!!!」
わあああああああああああああああああああ・・・・・・
ワイルちゃん「結構この水着かわいいと思いません?ちょっと値は張っちゃったけど・・・たまにはいいですよね!」
ヘイトちゃん「いっひひひひひい狒狒ヘェイトの水着は見るまでオ・タ・ノ・シ・ミーーーーーー狒狒!!!」
ストライフちゃん「・・・ふっ・・・この強度・・・計算された設計・・・完璧な水着だ!!!」
デスちゃん「・・・・・ところでお前たちにも招待状が来たのか?」
三人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい???」
シェラハちゃん「招待状を持ってる者じゃなきゃ中に入れないのよ」
三人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじで?」
サルーインちゃん「これもちがあああああああああああう!!!(ビリーッ!!!)
・・・あ・・・・・あと一着になっちゃった・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・まあこれでいっかあ!!!♪」
ワイルちゃん(・・・・・・・・・これって・・・・・・・どうするよでしょう)
ヘイトちゃん(無理に敬語を使おうと混乱してるわネエイд・・・)
ストライフちゃん(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
ワイルちゃん(ストライフちゃん・・・・・・)
ヘイトちゃん(あーあんなに気合入れてたモンネエイд・・・)
ストライフちゃん(・・・・・・決まってるだろう、虫けらども!!!)
二人(はい???)
ストライフちゃん(忍び込むんだ!!我等サルーインちゃんの僕がお供についていなくてどうする!!(建前))
ワイルちゃん(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
ヘイトちゃん(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
ストライフちゃん(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
三人(トライアングル・フォーメーション!!イクゾー!!!)
一大イベント『クリスタルナイト』・・・そこに集うミルザくんとサルーインちゃん、そして
彼らを待ち受ける運命やいかに・・・・・!?
つづく
386 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/11(月) 05:59:40 ID:EbAgKhJd BE:170381298-
ううううううううううわああああああああああああ
おー、乙!アルドラ退場しなかったか。
シリアスから一転してかなり漫才してるなみんなw
またアメジストのダンスパーティみたいな感じになるのかな。
帰ってきたら続き書きたいがその前に書きたい人がいるかな・・・。
お疲れ様〜。
ジャミルとゲラハまたでるのか。
新キャラはオヤジ二人…w
それにしてもアルドラをこれ以上いじめられるとちょっと…
乙です! トゥマン様キター! ウハンジと同じくらいには出番希望
その声フェロモンでウハンジよりモテるので
水竜君の為に女の子を調達してあげてるも本人は色恋には興味なし
趣あるけど古いタルミッタ寮の建て替えをナニトゾーとおねだりしてるってかんじかな
ミルザかわええ…
アルドラかわええ…
ワイルたんかわええ…
ダークかっこええ…
タイラント負けかわええ……
アディちゃん頑固かわええ…
このシリーズキャラの魅力が尋常じゃないな。
棒読みだけは嫌いだけどなー。
391 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/11(月) 19:47:29 ID:8jmykQoA
大長編第一回目とか言われてたダーク編がもう終わっててびっくりっつーか、拍子抜け・・・
俺は書き手で、火山乗っ取られてからの四天王たちの戦いを楽しみにしてたし、
俺自身書きたかったからはっきり言ってかなり残念全然活躍してないし
リレー小説の書いたもん勝ちに因縁つけるのは馬鹿みたいだけどさ・・・
しかもアルドラが学園を去るって、ただでさえ少ない話の材料を失うわけだよ?
(まあ去らなかったみたいだけど)それってかなり話作るうえでの損失だと思うよ?
ちょっとは書き手やってる一人として、生意気にも意見させてもらうけど
このスレ話膨らませる気がまじでなさ過ぎ。全然リレー小説っぽさがない。
一話一話が二、三人で終わってほんっと短い。まじでこのままのやり方で行くとこのスレ長く持たないと思うよ?
もっとロマサガのベースから離れて独自の路線で切り開いていったりしないと
まじで長持ちしないと思う。それを本気で危惧してるよ結構。俺は長く続いてほしいし
ほかの書き手さんたちの意見はどうかわからないけど。つーか何人くらいなんだろうね書き手のほうは
読み手さんの希望も知りたいところだけどさ、でもここって読み手いるのか・・・?感想少ないしな
ダーク一匹じゃあんくらいが限界だべ。
大長編ってのも、ただ言われてただけだし…
だがまあ、キャラを生かしきれてないような感じはあったな。
なんかアルドラ、このままじゃ体が持たなくて
最後らへん、まじで昇天しそうだな…
デスちゃんやワイルちゃんも本人に謝罪してないし…
ん〜まさに悲劇のヒロイン。
>>391 お前さんの気持ちもわかる。ただ、正直どっちが良いのかよくわからないんだ。
俺は導入部一つと単発1,2書いただけだけど。
むかーし同様のリレー系の所にいたんだけど、話が膨らみすぎて誰にも収集がつけられなくなり、
1度に書かねばならない情報量も増えすぎて、自然消滅しちゃったのよ。
それで、色々キャラ使って膨らましたいなーと思うのと、複雑化させすぎてどうにもならなくなったらどうしようかという思いがあって、
2,3人で終わるのならそれはそれでも良いのかなぁと思っていた。
続きを引き継いで、よけい要素を増やして、こんなんどうすんだよーー!と言われるのが怖かったというのもあるが。
どんなんがいいんだろうねー。俺は単純に多くのキャラで色々遊びたいなーと思うよ。
ただ一つだけ。アルドラの扱いはもうちょいマシに・・・
これは悲劇というか、ただのイジメのような鬱さだ・・・
基本的にコメディだもんな…
>>391 >>394 そこでこんな提案をしてみる。
現在のストーリーの続きだけではなく、書きたいものを投稿する。
例えば、「五話でアルドラ追い出されちゃったけど、俺は追い出されなかった場合の話を書いて見る」
てな感じでストーリーに選択肢を持たせる。
そうすりゃ書き手も自分にあった分岐(シリアス、ギャグ、鬱、バトル物、等)に投下しやすいだろうし。
んで、各分岐事に異なるエンディングを迎える、と。
業界初のフリーシナリオ式リレー小説完成(゚∀゚)!!って感じで。
まぁスレがカオス状態になるからまとめサイト必須だし、放置されるストーリーも出て来るだろうけどな。
提案っていうか、こんな感じになったらいいなという俺の願望だ。
わかりにくい文章でごめんな(´・ω・`)
おもしろいけどなるだけ欝にはなりたくない、だから今の話の続きに期待。
アルドラいじめいくない。
>>391 文体などから見る俺の憶測ですると現在このスレには、
1・学園コメディでマターリ萌え〜派
2・コンパクトに完成度の高いのを投下するよ派
3・萌えより燃えの冒険活劇だろ!!派
4・僕は、ワイルちゃん!派
5・サルーインちゃんこそ真のヒロイン教団派
6・ちょっと思いついたらたまに投下するよ派
・・・などの職人がいる。
>>391はたぶん3あたりなんだと思うが、
(ちなみに俺は5番だ!!!)まあ何がいいたいかというととどのつまり・・・
まあ職人はせいぜい5,6人だろ。頻繁に書いてるのを絞ればおそらく3、4人程度位にしか思えない。
もうちょっと増えればもう少し一話一話のボリュームも大きくなると思うがな・・・
今現在は確かに予定調和気味でリレー小説の次どうするよ!?ってスリルが足りない気は俺もするね。
確かに話をでかくしようとすると自滅しかねないけどそれは次の書き手を信頼するっきゃないだろ。
例えば多分一番新作の奴の
>>377はアルドラ退場をなんとか引きとめようと苦肉の策でこじつけたんだろ?
そんな感じじゃん。リレー小説ってそういう意外性がおもしろいんじゃん?
感想は確かに少ないよな・・・こんなマニアックなスレじゃ仕方ない気もするが。
新作投下する人は新規(読者も職人も)募集策として基本的にageるのはどうだ?
で、
>>397とか
確かにアルドラはなんか悲惨すぎることになってるがしっかりした物語になってくると
詩人みたいに悪役っぽかったりアルドラみたいに陰謀に翻弄されるという
損な役回りのキャラが出てくるのも必然的みたいなもんだからしょうがない。
まあ今のアルドラは・・・ちょっとひどすぎるけどな・・・。
つーか俺最初アルドラってギャクキャラになるもんだと思ってたよw
八頭身みたいなストーカーにw
>>396 おもしろい提案だが・・・結構難しいと思うよ。まずしっかりした管理人が必要になるし。俺の意見だけで言えば、
リレー小説はどんな状況からでもこじつけてなんぼだと思ってるから今のままでもいいと思うかな・・・。
俺は棒読みに期待。てか今までもミルザたち、ウェイの勢力、そこに棒読みの
謎の陰謀が乱入して三つ巴の戦いになりそうなヨカーンがあったから楽しみ。三つ巴とか燃えるんだよなー。
うーん、俺はまあもっと小さくまとまらない大作主義に走ってもいいと思うな。
399 :
387:2005/07/12(火) 08:59:52 ID:???
ご、ごめ・・・今日中には続き書きたいと思ってるから・・・。
基本的にロム専だけどちょっと思ったこと
このスレはなんかただでさえ少ない感想が微妙。お疲れ〜○○出てきたね〜続きに期待〜
みたいなのばっかで何故か肝心の投稿内容に関しては触れてないようなのばっか
単純な「面白い!」とか「イイ!」とかもなんか少ない
面白くないものを面白いって言う必要はないと思うけどこのスレの内容は
レベル高いと思うけどなあ。感想って職人にとっては重要だろうし
これじゃ書いてみようかな?って思う人が出てくるどころか現職人もやる気
なくしそうなもんだと思うけど・・・。なんでこんなに微妙なテンションなんだ?
俺はいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張って下さい
ナイトハルトの行動全てに辻褄が合うような設定閃いたけど、
先に書く人がいるみたいなんで、期待。わくわく
ロム専の者です。
小心者なんで今まで書き込みしてなかったけど(今すげー緊張してます)
いつも楽しみに見てます!
面白いから友達にも勧めてます。だから自分の友達も見てると思います。
がんばって下さい!!
<=(´∀`)<僕は純粋なROM専だけ(ry
>>3999 おお!書くか!楽しみにしてるよ!具体的には・・・
水着!水着!水着!水着!水着!水着!水着!
ROM専だったけど読んだ感想ぐらいは書くようにするよ。
投稿は俺のクオリティ低すぎてムリポorz
よし、スレタイだけ見ていままで読んでなかった俺が今から読んで感想書かせてもらう。
ちなみにSFCしかやってない。
いつも楽しく見せてもらってます!
リレー小説を見るのは初めてなので、感想を書くと
嫌がられるかな、と思ってましたが。これからどしどし書かせてもらいます。
二回ほどヘイト語で感想かきました。これからも読んでいくんでどんどん書いてください。
楽しみにしていますから。
409 :
399:2005/07/12(火) 23:30:09 ID:???
ああ〜〜〜〜〜ごめん今日中に投稿無理かも〜〜〜
深夜かもしかしたら朝になるかもしれない〜〜〜本当にごめん!!
先に書きたい人いたかもしれないのに本当にごめん!
とりあえず>168までと最近のを読んだ。
旧ロマサガ大辞典を当時なけなしの小遣いで買ったオサーンの俺だが中々楽しめた。
アルドラちゃんいいな。ツフワロス。
ただ「」の前に台詞主の名前が常に入ってるんで少し読みにくいな。長文だと特にきつい。
職人が全員この手法をとるのが暗黙のルールで決まっているのかな。改行で少しでも読み易くしようと努めてる職人には好感がもてる。
あとリレー小説とはいえ起と承の連続でカオスと化すのがらしいっちゃらしいが転・結が中々来ないで少し退屈に感じることも。
話畳む職人は素直に感心する。まぁ着地点をあらかじめ考えてた起の人なのかもしれんが。
単独で長文ネタやってる職人も書きたいことは沢山あるのは理解できるがキメたい場面、台詞を絞ってみてはどうだろう。
長文自体は悪くないが冗長になると面白さを損なう場合もあるし、職人の一番キメたい部分が目立ちにくい。技量次第だけど。
愉快なキャラとハイテンションの描写はそれはそれだけで楽しいけどね。
まぁSSはまず自分が楽しいもの、面白いと思えるものを書けばいいわけで。ただスレに投下して不特定多数に晒すからには
感想やレスを求めていると思う。あと的確な意見(単にツマンネとかは参考になりにくいが)。
覚悟と向上心ある職人ガンガレ。超ガンガレ。偉そうに長文ウザスマソ
>>409 急がんでも良ネタかくべし。時間たつともっと面白いネタ浮かぶ時もある…はず
>>409 まぁ気張らずゆっくりやんな。楽しみにまってるよ〜。
その合間にこうやって住人同士で話したり感想いれたりできるしな。
それに、どうせ俺も書類が朝までかかるペースだorz
>>410 たしかに頭に人名が着くと見づらいかもね。
ただ、会話メインでどうしても話が進むうえに登場人物多いから、5人も6人も同じ場で会話しまくることになると、やっぱり区別するのに必須になるんだよなぁ。
3邪神とミニオンズでもう6人だし。
あと改行を工夫しようとすると、どうしても行数による投稿制限との兼ね合いが出てきそうだ。
見やすくしようとすると、1回の投稿あたりに+5レスくらい必要になるのかもね。
何はともあれ職人さん、いつも楽しませてもらってます。
これからも期待。
個人的には、デスの盆踊りとか、サルちゃんの「んあもう、壊れよ!(雀卓破壊)」とか、最近のでは「1月たったキャベツは新鮮といえるのか?」なんかの笑える小ネタが大好きだw
412 :
322:2005/07/13(水) 00:52:01 ID:???
僕は、ワイルちゃん!派 (ってゆーかミニオンちゃん!派)
の俺がきましたよ。
作品投下ないなら、俺の書いたアナザー投下しようか?
全三話あるからクソ長いけど。
413 :
323:2005/07/13(水) 00:56:07 ID:???
やっぱりここも腐女子に乗っ取られたか…
・・・雷鳴が鳴り響く、その高く聳える魔の住み着いたような島・・・
デーモンコマンド「マ、マスター!!ついに究明しましたよ!!
『水のアクアマリン』の在りかを!!」
ウェイ・クビン「すでに知っているわ!『クリスタルレイク』であろう!!」
デーモンコマンド「うぐっ!!ま、また手柄を取り損ねた〜・・・」
ウェイ・クビン「しかも近くに、クリスタルレイクでなにかイベントが開催されるという!
そこにはあの『アメジスト』を掠め取っていったミルザ、そして
サルーインちゃんも招かれるという・・・」
デーモンコマンド「・・・!ま、また『糸石』を先に攫われてしまうかもしれないんですかあ!?」
ラミアちゃん「ばか!私達が潜入して必ず糸石を先に手にするのよ!!ねえマスター!」
ウェイ・クビン「・・・それが問題だ。クリスタルレイク内にあるということは確かでも
あの広大な湖のどこにあるのか?それが判明しておらん。その上にイベント間近
ということで今は厳重な警備体制が張られておるしイベント当日となれば確実に
探索など不可能だ・・・しかし一体このイベントの意図はなんなのだ?
今までクリスタルレイクは立ち入り禁止区になっていたというのに出し抜けにこの
人を何人も寄せ集めるような真似。・・・解せぬ・・・解せぬぞ・・・
なにかがある。わしの邪魔立てをする・・・ミルザでもサルーインでもない!
わしには見える!わしの前に黒い翼が立ちはだかっているのに見える」
ラミアちゃん「(マ、マスター独り言はじめちゃった・・・)で、では在り処が曖昧な
『アクアマリン』をどうやって手にしろっていうんですかぁ〜!」
ウェイ・クビン「・・・・・・・・『糸石と糸石は惹かれあう』・・・・・・・・」
リザードロード「・・・・・マスター、まさか!」
ウェイ・クビン「・・・これは大きな賭けだ!だがこの方法は一番確実性があるのだ、
『運命』という味方をつけることが出来るのだからな!・・・失敗してはならんぞ、
決して失敗は許されぬ!・・・しかしわしはやろう、『黒い悪魔』を破り去るために!」
『クリスタルナイト・・・開幕ーーーーーーー!!!』
パアン!パアン!・・・華やかな花火と共にクリスタルレイクプールは記念すべき開場をしました。
ミルザくん「うわあーーーーーーーーすっごいなあ・・・!わくわく」
オイゲンくん「なんかプールって言うよりもテーマパークみたいな感じだな」
ミルザくん「僕こんなところにこれるのもうこれからの一生にないだろうなあ・・・!うきうき」
オイゲンくん「・・・・・実は結構悲しい内容を嬉しそうに言ってるな」
???「ミルザさん!」
ミルザくん「ん?・・・あっゲラ=ハ!!」
ゲラ=ハ「お元気にしていましたか?お久しぶりです」
ミルザくん「元気だって元気だって!それしか持ち物ない貧乏だから僕!」
???「おーーーーいミルザーーーーー!」
ミルザくん「んん?・・・あっジャミル!!」
ジャミル「いよう!元気にしてたかよ!?恋の行方ののほうはどうだ〜いひひ俺はまあなかなか・・・」
ミルザくん「ななな・・・!!不躾な!ほ、ほっといてくたまえよ!つーか自慢かよ!!」
ゲラ=ハ「この方は・・・?」
ミルザくん「ああ、あのね、こいつはジャミルって言って、こっちは僕の同期のオイゲンで・・・」
ジャミル「俺はジャミル、よろしくな!」
こうして四人は瞬く間に仲良しになってしまいました。
???「アハ、アハハハハハしょーもない水溜りだな!!」
ミルザくん「(ドキーーーーーーーーン!!)はうっ!!こ、この声は・・・!」
ミルザくんが振り向くと・・・
シェラハちゃん「姉さん、一応これは湖と言う名称なのよ・・・」
デスちゃん「しょーもない水溜りとこき下ろしつつもものすごく目をきらきら輝かせてるな」
そこにはあのセレブ三姉妹、愛しのサルーインちゃんの姿がありました。・・・もちろん水着です!
シェラハちゃんは黒の透けるレースのようなきわどい水着、デスちゃんは白装束のような水着、
サルーインちゃんは血が情熱に燃え上がるような真っ赤な水着でした!スタイルは最高に抜群!!
ミルザくん「プフーーーーーーーーーーゥ!!!(鼻血噴出)・・・ふっこんなこともあろうかと思って
鼻にティッシュ詰めてきておいてきた僕はさすが万事おこたりないぜ・・・」
オイゲンくん「水中用の鼻栓さ!とかせこいいいわけも出来て一石二鳥だしな」
ゲラ=ハ「・・・・いつも殆ど半裸の人の水着姿を見て興奮するものなのでしょうか?」
ジャミル「それが恋する青少年のサガってやつなのさ」
ゲラ=ハ「・・・私はまだまだ人間達のことを沢山学ばねばならぬようです・・・」
『マルディアス学園の素晴らしき生徒諸君!』
そこで拡声器での声がプール中に鳴り響きました。
ナイトハルトくん『今日という日に諸君らにお集まり頂けた事まことに嬉しく思う。
ローザリア舎が名誉をかけて開設したこのテーマパーク、ぜひとも隅々までお楽しみあれ!』
わーーーーーーーーーーーーーーー!!!ついに、一大イベント『クリスタルナイト』の開幕です!
ミルザくん「すっごーい・・・僕、今日の贅沢のこと忘れない・・・!それに
サルーインちゃんのみ、水着姿・・・・・・・・・・!!」
恍惚とテーマパークを少しの間見渡した後振り返ると、そこには愛しのサルーインちゃんの姿・・・
水の中にそっと足を漬からせていくその光景は、ミルザくんには水の仙女のごとく映りました。
サルーインちゃん「アハアハハハハそおれっ!!・・・・ぶっ!?」
サルーインちゃんは静かに足を水につけていたかと思ったら一転、子供のように無邪気に飛び込みました!
・・・しかし!
サルーインちゃん「ぶはあばばば・・・・・!!」
シェラハちゃん「ちょ、ちょっと姉さん!?」
デスちゃん「足でも吊ったのか!?しっかりせんかサルー・・・」
ミルザくん「うわああああああああサルーインちゃーーーん!!!」
ミルザくんがサルーインちゃんを助けようと超ダッシュしてきた瞬間!!
ナイトハルトくん「サルーインちゃん!大丈夫か」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
いつのまにかナイトハルトくんがサルーインちゃんを持ち上げ、溺れているサルーインちゃんを助けていました。
サルーインちゃん「ぜーはーぜーはー・・・っおのれナイトハルトーーーー!
なぜ水深180m以上と明記してないのだえええいこのゴミ!粗大ゴミ!!!」
ナイトハルトくん「・・・ぷっ、ふ、だってカナヅチなのに子供みたいに飛び込むあなたが悪いのだよ!」
看護婦さん「だ、大丈夫ですかぁ〜?」
・・・・・呆然とミルザくんはその光景を見つめていました。
・・・・・・・それはまるでドラマのような美男美女・・・(看護婦さんと会話内容は削除されています)
しかもそんなミルザくんの耳に飛び込んできた会話がありました。
シェラハちゃん「カナヅチと聞くと何も思い出せないわ・・・姉さんってカナヅチだったの?」
デスちゃん「・・・・・そういえば昔から海とかに行く時も浅瀬でしか遊ばない子だったが・・・」
―――――姉妹ですら知らないサルーインちゃんのカナヅチを知っているナイトハルトくん!?
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・・・・(くらっ)」
オイゲンくん「おーいミルザ、ミールーザー、サルーインちゃんの水着姿だけでのぼせちまうのは
流石に早すぎるんじゃないのー?」
ミルザくん「・・・カナヅチ・・・カナヅチ・・・トンカチ・・・カナヅチ・・・」
ジャミル「おいおいミルザ、よくわかんねえけど今懸賞金付きイベントの受付やってるぜ?
水中モーターレースみたいだけど・・・おーい?」
ゲラ=ハ「全く聞いていませんね」
ジャミル「しょーがねーなー、代わりに名前書いてきてやろっと。・・・・・
(参加者の主だったやつは・・・ウハンジとトゥーマンね・・・ふふん『ちょうどいい』・・・と)」
パトリック「バファル舎バンザーーーーーーイ!!!
(会計係のこの私は最近赤字続きでやばいのだ・・・!絶対優勝せねばー!!)
豪華プールの一大イベントは、さっそく盛り上がりつつありました・・・。
・・・がさっ
ワイルちゃん「・・・・・アーアー、潜入無事完了、応答願います」
ストライフちゃん「ふつうに隣にいるのになんで無線ごっこしてるんだお前は」
ヘイトちゃん「興奮してるのねエ絵えええい!!◆戯!!それでもへェイトには及ばないわん☆」
ミニオンちゃん達はこっそりクリスタルレイク内に潜入していました。
ストライフちゃん「しかしクリスタルレイクプールと言っても本当に一部分だけ開発したに
過ぎないんだな。私達のいるところはなんの手も付けられていないところだ」
ワイルちゃん「それはそうでしょう、クリスタルレイクはローザリア舎全寮から水を引かれている
水源地でもあるんですから全開発なんて出来ませんよ、それでもあのプールは広大ですけど」
ヘイトちゃん「あひゃーーーーっちゃ!!ヘェイト見つけちゃッとぁあああ!!☆★e!!
あそこの水中の奥に用水路の大元があるフェ!!!」
ワイルちゃん「ちょ、ちょっと近づいちゃ駄目ですよヘイトちゃん!!吸い寄せられて溺れちゃいますよ!!」
ストライフちゃん「全く・・・しかし人気のないところで思う存分泳げそうだな・・・!!」
ワイルちゃん「ストライフちゃん似合ってますその水着!!すごく引き締まって素敵!!
(いつもと同じの競泳水着だな・・・違いがわからなくてごめんなさいストライフちゃん・・)
ね、ねえ私のこれどうでしょう?花柄がちょっと大きくて大胆かなと思ったんですけど
淡い赤だしそれもポイントになるかなーなんて・・・!えへへ」
ヘイトちゃん「ヘェイトの水着はどうよどうよォオ!?」
ワイルちゃん「・・・名状し難き・・・」
ストライフちゃん「・・・深遠からの恐怖が・・・」
ヘイトちゃんの水着がどんなものかはさておいて、ミニオンちゃん達も(サルーインちゃんを忘れて)
クリスタルレイクの片隅で楽しんでいました。
???(・・・・・・うまくやったのか?)
看護婦さん(もちろんよ・・・・・でも・・・ああこんな作戦って・・・!)
サルーインちゃん「えーーーーーーーーーーーーーなんでよ!!!!」
デスちゃん「駄目なものは駄目だ。カナヅチなのになんでプールに入れる!!」
シェラハちゃん「駄目なものは駄目と聞くと悲しいことを思い出すわ・・・
とりあえずマンションプレゼントしてって言ったら預金通帳を震える手で見せて
駄目なものは駄目って汚ねえ泣きづらして言った借金持ちの男の話」
デスちゃん「おまえほんとひどいな。・・・じゃなくてあーもうだからサルーインは駄目!!
ただでさえお前は危なっかしいしょーもない体は大人で頭脳は子供の可愛い妹なのだから!!」
サルーインちゃん「うるせえよさりげなく貶めやがってこの骨太姉貴!!見ておれ泳げなかろうが
この世のありとあらゆるものは全て私に屈服するのだ!!水も同じくな!!氷幻術!!!」
氷幻術!サルーインちゃんがその魔法を唱えた瞬間一気にプールの一面が凍りつき、サルーインちゃんは
ふわりと飛んでその凍りついた表面に立ち、モデルポーズをしました。
サルーインちゃん「アハ、アハアハハハハハ!どうだ私の真の力、見たか!」
デスちゃん「お前プールって泳ぐものなんだが本末転倒って言葉知ってるのか?」
サルーインちゃん「ほんまつてんとうとはなんの粉末だ?氷幻術!!氷幻術!!!アハハハハハアッハ」
広大なプールがどんどん凍り付いていきます。泳ぐ場所がねーよ!と苦情が来そうなものですが
なにせ招待された人数が人数なので殆ど気がついていない・・・と思いきや。
客1「う、うわあああプール全体が凍り付いているううーーーーーーーーー!!!」
客2「やばい、はまった!うわーーーーーーー助けてくれーーーーーーー(泣」
サルーインちゃんが調子に乗って氷幻術をかけすぎた結果、第一、第ニ、第三まである
プールのうちサルーインちゃん達のいる第一プールの全体が凍りついてしまいました!
サルーインちゃん「さあ、全ては私の舞台だ!!アハハアハハハハハハハハ!!!」
デスちゃん「・・・死神様こんな妹がある日可愛い骨のような妹に変わっています様に・・・」
シェラハちゃん「全ては私の・・・と聞くと悲しいことを思い出すわ・・・
水に入らなくても男共の視線は全て私の谷間のものって話・・・うふふふふふ」
デスちゃん「死神様もはや全然悲しい話でもなんでもないネタ切れの
自慢話の妹をかわいい骨のような妹に変えてくださいますように・・・・・・」
ゲラ=ハ「水面を歩いている女性がいる!人間にはあんなことも出来るのですね・・・!」
ジャミル「ゲラ=ハ、ゲラ=ハ、あれは・・・・・まあそういうことにしといてもいいや」
ミルザくん「水面を渡るサルーインちゃん・・・ああっ水の仙女のようだ・・・!!」
オイゲンくん「氷の上歩いてるだけだろ。(キッパリ)・・・つーか俺達泳げねえじゃん・・・」
プーーーーーー・・・と大きな音が鳴り響きました。
ジャミル「おっと、こりゃ第三プールで開催されるモーターレースの合図だぜミルザ」
ミルザくん「ええっ!!ぼ、僕・・・ただの一時でもサルーインちゃんから目を離すなんて耐えられないああっ」
オイゲンくん「おまえなー・・・」
ジャミル「いや!そういうと思ってたよ!じゃ、山分けってことで俺が変わりに出場してきてやるさ!」
ミルザくん「えっまじで!?なんで!!ジャミルお前って実はいい奴!?」
ジャミル「今更気付いたのかよ!ははっまあ山分けだぜ?てことでじゃあ俺はちょっくら優勝
してくるぜーーーー」
ジャミルはさっそく一番広く造られている第三プールへと向かっていきました。ニヤリと笑いながら。
ミルザくん「ジャミル・・・ちょっと不良に見えて実はいいやつっていいやつ度が倍増するよね・・・!
・・・ふう、サルーインちゃん・・・・・・・」
ミルザくんは氷原の(実際は凍ったプールの)サルーインちゃん鑑賞にふけりました。
その妄想は徐々に膨らんでいきミルザくんはサルーインちゃんと二人でフィギアスケートしている
映像を思い浮かべたり氷山で凍える寒さを凌ぐために二人裸になって寄り添ったり
オイゲンくん「あんまり妄想すると本当にそっちの世界行っちゃいそうだからやめろよ」
ミルザくん「あっ!!」
その時でした、サルーインちゃんが氷原の上で転びそうになっているのにミルザくんは気付いたのです!
ミルザくん「はああサルーインちゃーーーーーーーーーーーーん!!!」
ミルザくんは凍ったプールの上をサルーインちゃんを支えようと駆け抜けました!!!
べちゃっ!!
サルーインちゃん「・・・・・・・・・・・・・」
ミルザくん「・・・・・・・・・・・・・・。」
・・・転んだのはミルザくんの方でした。サルーインちゃんはちょっと気分も上々で小躍りし、
跳ねてみただけで転びそうになど全然なってなかったのに、いきなり突進してきたミルザくんをするりと避けたら
見事なまでにまぬけに転倒してくれたのです。
ミルザくん(・・・・・・・僕って・・・・・・・何やってんだろう母ちゃん・・・・)
サルーインちゃん「・・・・・・・・・・・・・ぶっ!」
ミルザくん「・・・う?」
サルーインちゃんはそんなミルザくんを見て思わず噴出してしまったのです。
サルーインちゃん「アハッハハハハハハ!!!ゴ、ゴミのような奴らも生きてる内に一度は
楽しませてくれることもあるのだな!ほら!鼻が潰れた道具の一人、道具ならしっかり立たんか」
ミルザくんは一瞬目を疑いました、サルーインちゃんが転んだ自分に手を差し伸べてくれている光景が映ったのです。
サルーインちゃんにとってはただの気分がいいからの気まぐれに過ぎませんでしたが、ミルザくんには――
ミルザくん(妄想の続きか!?(こんな時だけ現実的に戻るミルザくんでした)い、いや妄想でもいい!!
サルーインちゃんが僕に手を・・・・・――――――!)
ミルザくんがサルーインちゃんの手を取ろうとしたその時でした。
サルーインちゃん「!!―――――――ああ!!?」
ミルザくん「サルーインちゃん!?」
デスちゃん「――――どうした、あの愚妹の様子がおかしい!!」
シェラハちゃん「―――氷が割れたの!?・・・・・ちがう、引きずり込まれてるわ!!」
ミルザくん「サルーインちゃん!!――――サルーインちゃん!!!」
差し伸べられたサルーインちゃんの手は『凍っていたはずの水面』に水の渦がまいて
引きずり込まれていき、サルーインちゃんは『水』の中へと消えてしまったのです!
ミルザくん「サルーインちゃん!!!?」
ミルザくんもサルーインちゃんが引きずり込まれた所から水中へと行こうとしたときには
すでに『サルーインちゃん自身がかけた氷幻術』の分厚い氷がそこをさえぎっていました!
ミルザくん「どういうことなんだ!?『あれは確かに水だったぞ!?』・・・ここは確かに
氷が張っている―――――――サルーインちゃんは!?」
デスちゃん「どうしたというのだ!!」
ミルザくん「デスさん!?・・・訳がわからないのです!!氷面がいきなり『水の渦』となって・・・
サルーインちゃんを引き込んだ後に元の分厚い氷に戻ってしまったのです!!」
ミルザくんはそういってガンッ!!とその地点を力いっぱい蹴り叩いて見ました。
シェラハちゃん「無駄よ、姉さんの幻術の力は半端ではないわ、私達の火術でも溶けることも
壊れることもないでしょう、・・・その幻術の力を破って『一瞬の渦』を作ったとは一体!?」
オイゲンくん「どうしたんだ!!」
ゲラ=ハ「ミルザさん!!」
ミルザくん「二人とも!!」
一同がミルザくんの元に駆けつけたその時―――暗黒の雲がクリスタルレイクの空を覆い尽くしました!
『我は魔の島の主ウェイ・クビン―――――――真のイベントとはこれだ、
麗しの深紅に輝ける君―サルーインちゃんをその手に取り戻せよ!!『取り戻せるならな!』』
デスちゃん「・・・『ウェイ・クビン』だと――――――!?」
ミルザくん「―――――――――サルーインちゃん!!!」
ストライフちゃん「――――今の、聞こえたか!?」
ワイルちゃん「ま、またサルーインちゃんの身になにかが!!!」
ヘイトちゃん「本当にトライアングル・フォーメーションのトキがやってきたようねィイええ!!!」
看護婦の衣装が乱暴に脱ぎ捨てられました。
ラミアちゃん「どういうことなの!!こんなことあたしたち聞いていないわ、
・・・いいえあれは『マスターの声ではないわよ』!!!」
リザードロード「・・・もちろんマスターではない・・・!私たちに命じられたのは
『サルーインの体に魔のエメラルドを付け水のアクアマリンを惹き寄せる』ことのみだ!!」
デーモンコマンド「これは・・・陰謀だ・・・マスターの名まで知れてしまった!!
このイベントははじめから見えざる敵の陰謀だったのだ!!」]
ミルザくん「くそっ!!壊れよ、壊れよ、壊れよ、壊れよ!!(ガン!ガン!)」
デスちゃん「(愚妹の口癖はわざとやってんのかなー)ミルザよ、いくらお前のレフトハンドソードでも
この氷を砕くことは不可能だ・・・」
ミルザくん「しかしサルーインちゃんが!!!サルーインちゃんがこの氷の下に引きずりこまれたのです!
今も息も出来ずに水の中に・・・・・・・・!!!」
ナイトハルトくん「どうしたことなのだ、これは」
オイゲンくん「ナイトハルトさん!・・・(く、ここはあんまり気分のいいやりかたじゃねえが・・・)
サルーインちゃんが氷の張ったプールの中に閉じ込められたのですよ!?
これでもし彼女の身に何かあれば主催者のあんたの責任になってきますぜ・・・!?」
ナイトハルトくん「・・・・・・・第一プールは第二・第三プールとつながりがなく独立した
プール・・・どこからか水中に入り込むということは不可能だ」
シェラハちゃん「―――――おお、姉さん!!悲しい話リストのトップになっちゃうわよ!?姉さん!!」
ナイトハルトくん「いや―――君は、ゲッコ族だな?」
ゲラ=ハ「はっ!?・・・はい、私はワロン島生まれのゲッコ族、ゲラ=ハです」
ナイトハルトくん「ゲッコ族の唾には強力な酸が含まれていると聞いたことがある。
もし術法の火で解けないような強力な魔力の氷でも、酸ならばあるいは魔力を無効化して
溶かしてしまうことが出来るかも知れん。やってくれるか?」
ミルザくん「―――――――ゲラ=ハ!!」
ゲラ=ハ「・・・・・・・確かに仰るとおりです、氷を溶かしたことはありませんが――――
やってみましょう!!!」
デス&シェラハ「おお!サルーインちゃん、無事でいてくれ!!」
ナイトハルトくん「・・・頼むぞ・・・」
(その為に呼んだのだからな・・・)
その頃第三プールでは・・・
ジャミル(なんだなんだ?またサルーインちゃんに何かあったようだが・・・
まあさっさとこっちを済ましちまえやいいことだ!)
ガン!!!
水中モーターがぶつかり合い、その疾走を弱め、ついには二つがつながりあったまま止まっていました。
ウハンジ「ちい・・・おのれ最初からお前の魂胆など分かっていたぞ!この華やかなイベントに乗じ、
水中の事故と見せかけてわしを消すつもりだったということはな!!」
トゥマン「ふ・・・そののろまそうな頭でなかなか察しがいいところが最も気に食わないところだ・・・
だが幾らお前がその頭を使い逃れようとて神秘の力の前には無力なのだぞ」
ウハンジ「何をごちゃごちゃいっている!!お前が『事故』に見せかけてくれる前に、
わしがお前を『事故』に見せかけてやるわい!」
ジャミル「うわわわあああああーーーーーーこれどうやって操作するんだーーーー!?」
ウハンジ&トゥマン「!?」
ガガン!!!
ぶつかり合っていた二台のモーターにさらにジャミルのモーターが突っ込んできました。
ウハンジは体制を崩しましたがかろうじて尻をつくことだけは免れ、トゥマンはというと
こちらのほうが衝撃が酷く大きく転倒してしまいました。
ウハンジ(ここが好機!!)
ウハンジは大きく転倒し焦って起き上がろうとしているトゥマンを水中へと押しだそうとしました。しかし!
トゥマン「待てィ!!この生徒がどうなってもいいのか!お前のエスタミル寮の生徒だぞ!!」
ジャミル「ひいぃ〜〜〜〜〜〜、お、お助けをウハンジさま〜〜〜〜〜〜〜!!」
ウハンジ「なっ・・・!!」
なんとジャミルは起き上がった体制のトゥマンに捕らえられ、首にナイフを突きつけられてしまったのです!
トゥマン「お前のところの生徒が不慮の事故で死んだとなれば、お前も付いて居ながらの管理不十分、
もし見捨ててその後に私も事故として処理したとしたら、エスタミルとタルミッタの反目状態が
お前がやったのだという風聞を呼び起こし、お前の地位を危うくするだろう!」
ウハンジ「ぐ・・・く・・・!!」
ジャミル「ひええ〜〜〜、(くねくね)お助けを〜〜〜(くねくね)
おいらはなんも悪いもんじゃございませ〜ん(くねくね)」
トゥマン「ええい!!くねくね動かずおとなしくせぬか!!」
そう言うとトゥマンは体制を立て直すと、ジャミルをぽいっと水中へ投げ捨ててしまいました。
ジャミル「ひゃあ〜〜〜ありがてえありがてえ〜〜〜!!生きてるって最高!」
ジャミルはそこからさっさと居なくなってしまいました。
ウハンジ「・・・・・どういうことだ、あの生徒を切り札にするつもりではなかったのか!?」
トゥマン「ふっ、切り札など用意しなくても私には偉大なる守護神様が付いておられるのだ!!
『水龍の腕輪』よ!!この者を溺死させたまえ!その力を我に、なにとぞ、なにとぞ――――」
ウハンジ「―――――――――ああ、可愛い娘よさらば!!!」
・・・・・・・・・・・
ウハンジ「・・・・・・・・・・・・・・・あれ?」
トゥマン「・・・・・・・・・・・・・・・あれ?・・・・・・・・・・・・・・・ない、
ない、ない、ない!!!『水龍の腕輪』が、なーーーーーーーーーい!!!」
ジャミル「・・・へへーん、ちょろいもんだぜ!これで噂に聞いてた水を操れるという『水龍の腕輪』
ゲットだぜ!!・・・・・さて、なんか妙なことになってるらしいが、俺もいっちょ行って見るか!」
ゲラ=ハ「――――――――開いた!!穴が開いた、溶けました!!これで人一人十分
入れる大きさです!」
ミルザくん「ゲラ=ハ・・・・・!!ああ、よくやってくれた!!・・・君の舌、凍傷に!」
氷を溶かすため何度も何度も舐めたゲラ=ハの舌は、痛々しく腫れてギザギザの傷が出来ていました。
ゲラ=ハ「・・・これしきのことは、何でもないことですミルザさん。それよりもはやく、
サルーインさんを助けに行ってください!!ゲッコ族の私にも分かります、
大切な人なんでしょう!!」
ミルザくん「―――――――ゲラ=ハ、デスさんシェラハさん、オイゲン、ナイトハルトさん・・・」
ナイトハルトくん「ミルザくん、クリスタルレイクには奇妙な伝承があるのだ。
巨大なイカのモンスターが住み着いており、人を食らうという――――」
ミルザくん「――――――僕、行きます!!」
ミルザくんは銀色の光を暗黒に覆われた天に掲げ、そのレフトハンドソードを持って
水中へと入っていきました。
・・・・・ブクブク・・・・・表面の氷が光をさえぎり、乱射して視界はまるで不思議な海の底のようです。
『巨大なイカのモンスターが住み着いており、人を食らうという―――』
一瞬でそのナイトハルトくんの言葉が蘇ってきました。眼前に一瞬気付かないほどの暗闇が突如現れ、
それがイカの形をしていると気付いたのです!そして―――――
ミルザくん「サルーインちゃん!!!」
何本ものおぞましい触手の一本に、サルーインちゃんがぐったりと絡められていたのです!
ミルザくん「サルーインちゃん!!――――うわああああああああ!!!!」
ミルザくんはレフトハンドソードで勢いよくイカのモンスターに飛び掛りました!
しかし攻撃はあまりに簡単に跳ね返され、ミルザくんの体もモンスターの弾力に跳ね返されます!
ミルザくん「く・・・!し、しかし『思っているより身が軽いし、息が苦しくない・・・』
―――そうか!!僕は『水の精霊球』を持っていたんだ!!・・・・よし!!
サルーインちゃんの絡められている触手だけに狙いを絞り、まずはサルーインちゃんを救い出す!!」
ミルザくんがそう方針を決めると、即座にサルーインちゃんの絡まっている触手を切り付け、突き刺し、
叩きを入れますが、一向に跳ね返され、全く歯が立ちません。
ミルザくんは焦りを感じながらサルーインちゃんの顔を見ます。蒼白で、まるで生気を感じない
幻のような――――――もしすでに死んでしまっていたら!!
ミルザくん「・・・うわあああああああああーーーーーーーーーーーー!!!」
ミルザくんは何度も何度も立ち向かっていきます・・・
・・・ポチャン・・・
「ぷはっ!!!」
見渡すとそこはなにか静かで、物悲しく、美しい洞窟・・・
「一体なんだったというのだ・・・」
その青銀色の洞窟の中で目に痛いほどの深紅の水着を着た女性が、小さな泉状になっているところから
這い出ました。
???『手荒い真似、ご無礼を。しかしその荒唐さがあなたに似つかわしい気がしてな、サルーインちゃん』
サルーインちゃん「――――――――お前は!?」
その小さな青銀色の洞窟に、一つの玉座らしきものがありました。そしてそこに座っているのは・・・
『黒い鎧』でした。中身は?まるで暗黒、人が着ているのか空洞なのかも分からないその『黒い鎧』が、
まぎれもなくサルーインちゃんに話しかけてきたモノでした。
サルーインちゃん「貴様は一体!?・・・おい、こんなイベントあるなんて聞いてないぞなんだこれは!
おいナイトハルト!!責任者出て来い!!」
???『ふっふっふ・・・あなたは実に混沌として・・・おもしろい。イベントといえば確かに
イベントかも知れぬな。それ、あなたが通ってきた『水鏡』を見るがよい』
サルーインちゃん「『水鏡』・・・?――――!!」
サルーインちゃんは目を疑いました。そこには水中でイカのモンスターと対峙しているミルザくん、
そして絡められてぐったりとした『自分自身』のすかたがあったからです!
サルーインちゃん「なん・・・なんだこれは・・・・・!」
???『自分の姿がそこにあって驚いたか?ふふふ、しかし無論あなたのほうがずっとずっと
うつくしい・・・真昼の月が決して太陽の輝きに勝てぬように』
サルーインちゃん「どういうことだ!!なんで私が二人いる!!いいやこんな『偽者』が!!
お前は一体何者だ!!おのれ、なんのつもりでこの私にこの狼藉を―――」
???『さすがはあなたは真実のサルーインだ、偽者とよくわかっている。太陽の眩しさに
なにもかもが白く映るミルザのようなめくらとは違うというわけだな。
あれは水のゆらめきが作り出すまやかしのあなただ・・・愚者め、ミルザ!
その虚ろな命のない瞳を見れば偽者だと分かって当然だというのに!』
サルーインちゃん「答えよ!!お前の名を言え!!」
???『私は誰かに「カヤキス」と呼ばれたことがある・・・それでいい。それより
ほら!見るがいい!哀れな盲が必死で愛しき幻の為に戦っている様を!!
ほうら!あなたの幻影の残りカスを必死で必死で救おうとしている健気な様を!!』
サルーインちゃんは『水鏡』を見ました。ミルザ。何度も自分の目の前を通り過ぎていったおかしな
男――――その男が今『自分』を救おうと戦っている。真実はあまりに無意味だというのに!
サルーインちゃんきっと「カヤキス」を見据えました。
サルーインちゃん「・・・・・貴様は・・・・・!」
カヤキス『―――!?』
サルーインちゃんの胸の辺りが不気味な光を発します。「カヤキス」ががたんと音を立てて動きました。
カヤキス『・・の輝き――――まさか―――――『糸石』は『糸石』と惹かれあう――――
まさか!!!』
サルーインちゃんの胸からの輝きは不気味な邪悪さと公平なる真実の光をもって
カヤキスを照らし出しました。カヤキスの黒い鎧が歪み、中に人の顔が見えそうな気がしましたが
カヤキスが手で覆い隠しました。
カヤキス『神も知らぬ真理と知識をあたえたもう、『魔のエメラルド!!!』』