すえのぶけいこ著「ライフ」を「影牢」のシステムで。
もちろん主人公は原作に同じくアユム。
マナミの目の前に食事を二皿用意しました。
一つはオージービーフのステーキ。もう一つはシシャモが二尾。
迷う事無くマナミはステーキにまっしぐら。
そして口にしようとした次の瞬間、マナミの足元から無数の鋭い銛が飛び出し、
彼女の全身を貫きました。
もの言わぬ骸となったマナミを見つめ、私は涙が止まりませんでした。
「貧しい食事を…シシャモのほうを選んでいれば…。」
運命とは残酷なものです。
生か死か−−−人生にはこんな厳しい選択肢を突き付けられるときがあるのです。
たった一人の少女に学ばされた私でした。