従来、韓国におけるわが国民の挙動は大いに非難すべきものがあった。
韓国人民に対するや実に凌辱を極め、韓国人民をして、ついに涙を呑んでこれに
屈服するのやむなきに至らしめた(中略)
かくのごとき非道の挙動はわが国民の態度として慎まねばならないところである。
韓国人民をして外は屈従を粧い、内にわれを怨恨するの情に堪えざらしめ、
その結果ついに日韓今日の関係に累を及ぼすがごときがあったならばまことに遺憾と
すべきところである(中略)
かくのごとき不良の輩は十分に取り締まる所存である。
〜1906年1月 東京にて 伊藤博文〜