714 :
270:
微妙にアオられてる。あー、本当にさらって逃げたい(藁
今日は、オレが家から出る前日の話。
家族でオレの追い出し会やって、夜遅くまで酒飲んで(こればっかだな)やはり両親が先に潰れたので、解散して自分の部屋に引っ込んだんです。
布団に潜り込んで10分くらいしたら、妹がやってきて。
「最後だし、一緒に寝よ」
…あぁ。ほら、こっちこい。(耐えられるか、オレ!?)
「狭いよ、もっとくっつかなきゃ布団からはみ出ちゃうよ」
…あぁ。ん、枕が無いな、お前、自分の部屋から持って来い(腕枕したいなぁ)
「んー、お兄ちゃんの腕でいい」
腕でいいって、そんな(嬉しいけど、さらにキビしくなったな、耐えろ!)
それで、ちっちゃい頃の話とか学校の話とか、そんな適当な事話しながら二人とも寝たんです。
(続く)
715 :
270:01/11/12 23:43 ID:tOqR2ZNx
しばらくうつらうつらしてると、妹の
「はぁはぁ」
って息遣いが。
一瞬、妹に悪いけどエロゲみたいな展開を想像しちゃって。
で、色んな意味でドキドキしながら妹の方を見てみると、なんか悪夢にうなされてるみたいでした。
おい、どうした、大丈夫か?と声をかけたら
「…あ。お兄ちゃん、助けてくれたの?」
暗くて表情は見えませんでしたが、寝ぼけ気味の嬉しそうな声でした。
…まぁな。
「ありがと。お礼だよ」
そして、ほっぺたに柔らかくて暖かい感触が。
すっかり気が動転して、取り合えずこの事には触れず、別の話題をふってみる事に。
どんな夢見てたんだ?
「…お兄ちゃんと離れ離れになる夢。もう二度と会えなくなる夢」
ばぁか、そんな事あるかよ。安心して寝ろ。
「…だって、お兄ちゃん東京行っちゃうじゃん」
離れてても家族だろ?
「そうだね」
この後また話し込んで、結局朝まで眠れませんでした。
オレと妹の、たぶん一番萌える思い出。