全国健康保険協会 part2

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648受験番号774
異常な残業実態
みんなもう限界
 この日は、健保給付費の締め切り前日ということもあり、健保サービスグループにはピンと張りつめた空気がありました。書類とパソコン画面をくいいるように見つめ素早くキーボートをたたく、鳴り続ける電話への応対。
 健保協会がスタートした10月には、残業が平均69時間、100時間を超える人もいました。11月は平均39時間に減りましたが、職員は皆、もう限界。今も創設時の混乱が続いており、平常と言える状態になるにはまだ時間がかかりそうです。
 この残業に対して、健保協会本部は、今年3月末まで1人72時間分しか残業予算を確保していませんでした。
残業代が全額払われなかった人もいて、持ち越しになっている状態です。
 労働基準法では、残業は労使間で36協定を結び、労働者が残業命令を受けることで初めて出来る仕組みになっています。
健保協会では異常な残業実態に、 12月からは勤務時間管理を徹底。終業時に残業申請をして、グループ長決裁で原則2時間
の残業が認められ、それ以上の残業申請は部長決裁で1時間のみ、休日出勤は原則認めないとしています。
 この日は、終業時刻を過ぎても、昼間の張りつめた空気そのままにほとんどの職員が残業。黙々と仕事をこなす竹内さんは、
「給付を遅らせるわけにはいかないので超勤でしています。時間制限がありますから必死です。お客さん(国民)のためにという気持ちは、
民間になっても変わりません」
 健保サービスグループのリーダーの一人の内田さんは、「残業しないと仕事がたまるし、それでもこなしきれないので、人手がもっとあったら、と辛い思いがあります。
10・11月は残業が100時間を超えて、くらくらしてきて、もう体があかん、となって。けど、お客さんが待っていると思ったら、がんばれる」


http://www.kokko-net.org/zenkousei/200809/1713.htm
 管理者からも、「業務が平常になり、勤務時間をきっちり管理して、それでも業務がたまるならば、定員の問題ですから」との指摘。