職員死亡で川崎市立保育園長ら書類送検
07/08/02(木)16:30
ことし5月、川崎市立保育園で、臨時職員の女性が作業中に敷地内から3メートル余り下
の道路に転落し死亡した事故で、川崎北労働基準監督署はきょう、園長と川崎市健康福祉局
の課長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、川崎市宮前区の市立有馬保育園の53歳の園長と、川崎市健康福祉局
保育運営課の55歳の課長です。
この事故は、ことし5月30日午前9時40分ごろ、植物の手入れをしていた保育園の61歳
の女性臨時職員が、敷地内から3メートル余り下の道路に転落し頭を強く打って死亡したもの
です。
川崎北労働基準監督署は、園長が、作業していた臨時職員に安全帯の着用など墜落防止の措置
をとっていなかったことや、保育園を管理する市の課長が、必要な安全教育をしていなかった
ことから、きょう2人を書類送検しました。
書類送検について川崎市健康福祉局では「大変申し訳ない。安全教育を含め、再発防止の周知
徹底を図りたい」と話しています。