■千葉都市モノレール延伸決定 ■
(一部抜粋)
県は「千葉市とともに会社再建に協力するが、延伸費用は千葉市でどうぞ」と
いう。県としてはモノレール事業から事実上、手を引き関与しない決定をした。
「延伸しても乗客が増える保証はない」と県が反対。実は県の最大の反対理
由は「赤字を垂れ流し続けるモノレールに県費を出すのは真っ平ご免。
千葉都市モノレールの抱える累積赤字は199億円に達し、関係者は「今のま
までは、どうやっても黒字は無理」と嘆く。
減価償却後は、毎年約10億円前後の赤字を出し続ける状態。こうした経営の
中での路線延長は一種の死中に活≠求める生き残り策とも言えるが、逆に
この程度のものでは、赤字解消は夢≠ニも言えそうだ。
http://www.chiba-shinbun.co.jp/0510_01.html ■主張・モノレール延伸と財政赤字 ■
千葉市はすでに1兆数千億円もの借金があるのに、モノレール延伸工事に巨
額の税金を投入するという。モノレール会社への出資金26億円と貸付金102
億円の債権放棄。新たな工事費に2百数十億円投入する。
乗客は当初見込み14万人の3分の1の4万人台。延伸による乗客を市は8
千800人と見ているというが、朝日新聞が関係者から取材した話によると、
多く見積もっても3千人弱だという。工事に巨額を投入し、その後の経営管理
に、また大きな赤字を生ずる事は目に見えている。
http://www.chiba-shinbun.co.jp/0510_10.html