民法質問スレ2

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952受験番号774:05/03/16 02:27:39 ID:bAo+00rZ
質問です。
789条2項において、「婚姻中父母が認知した子は、
その認知の時から、嫡出子たる身分を取得する」
とありますが、スー過去民法Uには、認知準正の場合、
婚姻時に遡って嫡出子として扱われることになるとあります。
条文をそのまま取れば、認知の時点からということになると
思うのですが、これはどう解釈するのが正しいのでしょうか。
分かる方いましたら、よろしくお願いします。
953受験番号774:05/03/16 02:41:29 ID:DGPskehC
認知準正てなんだっけ?
954受験番号774:05/03/16 02:51:23 ID:A4VEEstI
婚姻中父母が認知した子は、その認知の時から、(婚姻時に遡って)嫡出子たる身分を取得する
と解釈してはどうでしょうか?
どっちにしろ婚姻のときからってことで覚えておけばOKじゃないですか

>>953
スー過去によると
婚姻準正: 認知された子の父母が婚姻するとその子はその婚姻によって嫡出子たる身分を得る(一項)
認知準正: 父が母と婚姻中に母の子を認知すると婚姻時に遡って嫡出子たる身分を得る(二項)
となってるみたい
955受験番号774:05/03/16 03:11:41 ID:bAo+00rZ
>>954
深夜にありがとうございました。
一項も二項も婚姻の時からって覚えておきます。
956苦学生:05/03/21 00:03:58 ID:M0F6X7+A
どなたか練習代わりに解答を作ってもらえませんか?
自分の解答に自信がないもので…お願いします

@Aは、自らの所有する土地をBに譲渡した。しかし、Bの詐欺を理由として、Aは自らの意思表示を取り消した。
その後、BがCに当該土地を譲渡した。この時Cが自らの所有権をAに対抗できるのはどのような場合か。
判例と学説のそれぞれの立場から根拠を示して答えなさい

A2004年11月21日にAの所有する不動産にBを抵当権者とする抵当権が設定された。
CはAからこの不動産を賃借している者である。後にBは自らの抵当権を実行し、競売の結果、
Dがこの不動産の所有権を取得した。この時、Cは当該不動産を利用し続けることができるか。
Cの賃借権の取得が抵当権の設定前であった場合と、設定後であった場合に分けて答えなさい。

以上です。よろしくお願いします
957受験番号774:05/03/21 01:44:31 ID:MfA5rYUw
少なくともお前が書いたのを乗せてから批評を請うのが普通じゃないのか?
958受験番号774:2005/03/21(月) 09:27:06 ID:bVFq08sc
いいじゃないか。わかるなら教えてやれば
まぁ俺は民法わからんのだが
959受験番号774:2005/03/21(月) 11:22:10 ID:VSQj33PG
>>956
答案書くのは面倒なので概略ね。
CはAの取消後にBから土地を譲渡されているので,取消後の第三者。
したがってAがどのような場合に対抗できるかについては,取消権者と取消後の第三者の関係が問題となる。
判例は,Aが取消によって所有権を取り戻したことをBからAへの復帰的物権変動と捉え
B→Aと,B→Cへの二重譲渡があったものと捉えAC間を対抗関係とする。
したがってAが所有権を対抗できるのは登記を備えた場合。
学説は取消による効果は遡及的であり,AからBへの譲渡は初めからなか
ったことになるのだから取消の効果が「復帰的」と考えることはできな
いと判例を批判。
そしてAが取消後に登記を備えなかった場合には,Bの下に登記があるので,
Bが権利者であるかのような外観をCが信頼して所有権を取得した場合には,
94条2項類推によってCは保護される。
なぜならBが権利者であるかのような虚偽の外観は,Aが登記を備えなかった
ことによって作り出されているので,Aの帰責性が認められるから。
したがってAが所有権取得をCに対抗できるのは,Aが登記を備えた場合,
またはCが取消について悪意だった場合。
 以上が判例と学説の根拠。疲れたので小問Aは後で。
960959:2005/03/21(月) 11:37:06 ID:VSQj33PG
勢いに乗って一気に書くわぃ。
Cの賃借権取得が抵当権設定前である場合,Cは不動産を利用できないのが原則。
なぜなら賃借権は債権であり,抵当権実行によって不動産所有権を新たに取得した者に対抗できないから。
ただしCが賃借権の対抗要件(605条,借地借家法10条,31条)を備えていれば,物権取得者に賃借権を対抗
できるのでCは不動産の利用を継続できる。
Cの賃借権取得が抵当権設定後の場合,Cは対抗要件を備えていても抵当権の対抗要件に劣後するので賃借権を
競落人に対抗できず,不動産を利用することはできなくなるのが原則である。
ただしCが賃借権の登記を備えており,優先する抵当権者全員の同意がある場合で,その同意について登記があれば
Cは不動産を継続利用できる(387条)。
またCが建物賃借人の場合には(土地賃借人の場合を除く),一定の要件の下に,6ヶ月に限って不動産を利用するこ
とができる(395条)。
961受験番号774:2005/03/21(月) 13:12:53 ID:CxE7y4MU
>>959
2重譲渡類似の関係
962受験番号774:2005/03/21(月) 23:13:34 ID:vy/SWjMP
941の2と4は結局どれが正解?
三人とも間違ってないのかな?
いまいちはっきりせんのだが
963受験番号774:2005/03/22(火) 01:36:50 ID:6MTx0Kqb
>>962
Aは悪意の第三者を保護しないとする有力説(学説)があるので、
「判例・学説ともに」「Cが善意であったか悪意であったかに関わりなく」という点が誤り。

Cは譲渡担保の対抗要件は占有改定で足り、清算後は剰余額を譲渡担保設定者に償還しないといけないので、
「譲渡担保権者は対抗要件を備えていないこととされる」「その動産の価格と被担保債権の額との差額は
譲渡担保権設定者に返還されない。」という点が誤り。
964受験番号774:2005/03/27(日) 20:18:51 ID:pJxdFw7s
弁済と債権証書の交付は同時履行ではない ってことですが
債権証書って、債務を負ってますよっていう誓約書みたいなもの?
965受験番号774:2005/03/28(月) 00:13:53 ID:hCQ3vKh2
>>964
債権の成立を証明する文書。
まぁ契約書とかだね。
966受験番号774:2005/03/28(月) 12:38:19 ID:WM9x0ioJ
制限能力者が詐術を用いた場合、LECのテキストだと相手方が(保護者の同意が無いということについて)悪意の場合は
制限能力者側は取り消しできると書いてあるのですが、
TACの問題集だと、相手方の善意、悪意関係なく制限能力者側の取消権は消滅すると書いてあります。
これはどちらが正しいのでしょうか?
967受験番号774:2005/03/28(月) 23:22:16 ID:hCQ3vKh2
LECが正しい。
968受験番号774:2005/03/28(月) 23:25:40 ID:MiG93YVS
詐術の条文は、制限能力者の制裁というより相手方保護に重点があるから、
相手方が悪意の場合、保護する実益が無く、取消権を制限する必要性が欠ける事になる。
969受験番号774:2005/04/05(火) 12:45:55 ID:1HNC/o5i
自然人の権利能力が発生するのは、民法だと全部露出で、刑法だと一部露出
とのことですが、この違いって何ですか?
970受験番号774:2005/04/05(火) 17:34:45 ID:gsHQFIil
>>969
母親の腹の中から体が全部出てるか一部出てるかの違いでしょ
971受験番号774:2005/04/05(火) 23:30:08 ID:CXjQh+6H
>>969
民法では、権利の主体たる人という観点から、身体全部が母体内から
出た時点で、人として認める。
刑法では、個体の生命・身体という法益を保護するという観点から、直接
侵害を加えうる時点(一部露出した時点)で、人として認める。
972受験番号774:2005/04/05(火) 23:41:08 ID:vrSK1+q2
民法
母親の腹の中から生きて全部出てきた時点で
(完全に生まれた時点で)権利義務の主体となる。
刑法
母親の腹から一部でも出た時点で法益主体となる。
つまり一部でも出た時点で,そいつを殺せば殺人罪。
それ以前であれば堕胎罪。
973受験番号774:2005/04/05(火) 23:54:50 ID:CEFStDRd
>それ以前であれば堕胎罪。

母体に対する障害ってのもあるんじゃない?
974受験番号774:2005/04/06(水) 00:22:10 ID:1fdvxGZj
堕胎罪を母体に対する傷害罪と考えると,
自己堕胎罪は自傷行為で不可罰になるはず。
しかし現行法は自己堕胎罪を可罰的としているから
堕胎は母体に対する傷害罪にはならない。
胎児傷害が母体に対する傷害罪になるという説はあるけど
それは,胎児傷害が堕胎にあたらない場合の話。
975受験番号774:2005/04/06(水) 18:08:40 ID:dLxr3J+b
胎児でも、権利主義は認める事が出来る。
976受験番号774:2005/04/06(水) 23:46:12 ID:gBHYRIjb
権利主義ってなに?
977受験番号774:2005/04/07(木) 16:21:19 ID:WHGjJ24U
民法ってなあに?
978受験番号774:2005/04/07(木) 17:21:58 ID:mHZxiLI+
みんぽう ―ぱふ 1 【民法】


(1)個人間の財産上・身分上の関係など、市民相互の関係について規定する
私法の一般法。
(2)私法全体の一般的規定を定める法典。1896年(明治29)公布の総則・物権・債権、
98年公布の親族・相続の五編からなる。親族・相続の二編は1947年(昭和22)
新憲法のもとで、従来の家族制度に基づく規定から個人の尊重と男女平等に基づく
規定に全面改正された。民法典。


三省堂提供「大辞林 第二版」より
979受験番号774:2005/04/07(木) 22:07:39 ID:WHGjJ24U
堕胎罪の、根本法則は、母体保護法の第三条、第14条なの?
980受験番号774:2005/04/09(土) 10:37:44 ID:aPDrE7Mu
とても初歩的な質問ですが、お願いします。

Aが本屋B店にいったときは、Aがほしい本を買いたいといってレジにいくわけなので、
債権、債務の定義からAが債権者、Bが債務者という関係になりますよね?

これに関連して、ある人Cが、Dに「これを買ってください」 などといわれて、
お願いされて者をDから買った場合、CとDの関係はどうなるんでしょうか?
981受験番号774:2005/04/09(土) 14:23:41 ID:FTccqjeh
>>980
債権の発生は通常と変わらんだろう。
バナナ売りの兄ちゃんが「安いよ! 買ってよ!」とお願いして、
なら買おうと思ったからといって、通常と違う債権関係が発生はしないでしょ?
982受験番号774:2005/04/09(土) 14:26:07 ID:FTccqjeh
あと、Aは本の引渡し債については債権者だが、
代金支払い債については債務者なので注意。
983受験番号774:2005/04/09(土) 16:50:38 ID:buXIzDOp
>これに関連して、ある人Cが、Dに「これを買ってください」 などといわれて
それは、契約なんじゃない?
984受験番号774:2005/04/09(土) 16:59:53 ID:mthFgYbF
三修社の「1問1答・大卒公務員の過去問」の民法版使ってる人います?
985受験番号774:2005/04/10(日) 00:16:32 ID:u/jjHfH9
「抵当権に基づく物上代理権の行使するには、
目的物が設定者に払い渡しまたは引渡しされる前に差押えする必要がある。」

この条件は、質権に基づく物上代位権行使の時も同様ですよね?

過去問では抵当権のやつしか見たことないので。。
986受験番号774:2005/04/10(日) 01:01:10 ID:h73GdRet
>>980
売買契約は双務契約です。
CがDに頼まれてある物を買った場合も,通常の売買と同じです。
すなわち目的物引渡し債務については買主であるCが債権者,Dが債務者。
代金支払債務についてはDが債権者,Cが債務者。
987受験番号774:2005/04/10(日) 01:51:59 ID:WGttpv5s
そう。共に先取特権の物上代位性の規定(304条)を準用している。
988受験番号774:2005/04/10(日) 01:53:50 ID:WGttpv5s
>>985でした。
989985:2005/04/10(日) 10:14:08 ID:u/jjHfH9
>>988
どうもありがとうございました!
990受験番号774:2005/04/10(日) 11:33:23 ID:j8FbTh1n
そもそも、質権と抵当権は根本的に違うでしょ?
991受験番号774:2005/04/10(日) 11:47:09 ID:JTi8z6Yf
980です。ありがとうございました。
992受験番号774:2005/04/10(日) 17:03:29 ID:V6xlLnKa
>>990
どっちも物上代位性のある担保物権だという点では同じなんだが
993受験番号774:2005/04/10(日) 17:59:09 ID:j8FbTh1n
実質手続きは、違うでしょ?
994受験番号774:2005/04/10(日) 18:15:30 ID:WGttpv5s
だからどうなの?「そもそも」の意味も良くわからんし。
995受験番号774:2005/04/10(日) 21:52:00 ID:qCzg/mde
自動債権と受動債権の意味がわかりません。
自動債権ってたとえば、損害与えといて相殺しようとしてるってこと?
受動債権が損害与えた人が、被害者から相殺してくれっていわれること?

996受験番号774:2005/04/11(月) 00:18:29 ID:d61GlPsC
そうだよ。
英語で受動態って習ったでしょ。
997受験番号774:2005/04/11(月) 00:32:00 ID:1j7iZBa+
>>995
自働債権は,相殺の意思表示をする人が債権者である債権。
受働債権は相殺の意思表示をする人が債務者である債権(相殺を受ける債権)。
例えば不法行為による損害賠償債務で相殺する場合,
損害賠償の債権者=権利を持っている人は被害者だろ。
だから被害者のほうから相殺する場合は自働債権。
加害者は損害賠償を払わなければならない債務者だから,
加害者が相殺する場合には受働債権。
998受験番号774:2005/04/11(月) 00:36:58 ID:9lKKSo+w
もうすぐ1000
999受験番号774:2005/04/11(月) 00:37:57 ID:9lKKSo+w
>>994

そもそも論。
1000受験番号774:2005/04/11(月) 00:38:26 ID:9lKKSo+w
初の10000GET!
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。