【2002年国U】四月でもまだ・・・無い内定【全国版】
709 :【聡の冒険☆国2職員への道】 :03/05/03 22:55 ID:nSRnWbsg
聡はテレビゲームが大好きな、ごく平凡な少年でした。
両親のどちらか、もしくは両方が半島系であることを除いては。
少年時代をテレビゲームと共に過ごした聡は「自分もゲームを作りたい」と、
地元の専門高等学校(5年制)に進学しますが、「授業内容が想像と違っていた」と2年で退学。
「大学に受かれば問題ないだろ」と両親を説得していた聡は、翌年、大学検定を突破。
更にその翌年、遠く離れた横浜の神奈川大学法学部(偏差値50)の狭き門をも突破するのです。
聡は後に、親しくなったネカマ(14歳)にこう語っています。
「授業中にしっかり勉強しておけば、テストの時に苦労しなくてすみますよ」
生まれ育った神戸を離れ、横浜で独り暮らしをはじめた聡。学費と生活費を工面するため、
朝から晩までバイトに励みます。サークルにもゼミにも入らず。授業にもあまり出ず。
やがて卒業の年を迎えた聡は、皆と同じように就職活動を始めますが、うまくいきません。
警備系のバイトにしか採用されず、ゲームやネット、アイドルの追っかけ、同人誌収集などに
のめり込んでいた聡は、他者とのコミュニケーション能力に欠けていたのです。
民間企業は「協調性が無い」などの理由でことごとく敗退。公務員試験にも通らず、
聡は就職浪人となります。聡は後に、親しくなったネカマ(20歳)にこう呟きます。
「(ネット以外では)6年間友達がいなかった」
勤務地で対人トラブルを起こして配転されるなどしながらも警備員のバイトを続けていた聡は、
翌年の公務員試験でも涙をのみます。しかしその翌年、聡の努力がようやく実を結びました。
国家公務員採用II種試験に合格したのです。(ブロック:東京都 受験番号1*7*)
翌年の1月末、聡は親しくなったネカマ(同上)にこう漏らしています。
「まだ行き先が決まってない。借金は7桁。」
聡の25回目の誕生日は、3週間後に迫っていました。
710 :【聡の冒険☆恋愛編〜1】 :03/05/03 22:55 ID:nSRnWbsg
聡は、異性に好意を抱いては恋愛を繰り返す、ごく普通の青年でした。
その想いが常に独りよがりで一方通行な点を除いては。
思春期を迎えた聡が初めて心を奪われた女性の名は「エアリス」。ゲームの世界の住人でした。
作品中の彼女の扱いを巡ってネット上が騒然とする中、聡は複数の大型ファンサイトにて、
熱心な活動家として名を馳せます。
彼が熱弁をふるったBBSには、いつも神奈川大学の生IPが残されていました。
しかし、聡はそんなことで満足するような器ではありません。あるゲーム系サイトを拠点に、
現実の女性にも目を向け始めたのです。この頃から、聡の周囲がにわかに騒々しくなります。
彼が参加を表明したオフ会が突然中止になったこともありました。
「誰とも話さず座っているだけ」なのに「ネット上で攻勢をかけてくる」聡を恐れた女性陣が、
裏で主催者に働きかけていたのです。
聡は後に、メールを通じて親しくなったネカマ(14歳)にこう書き綴っています。
「恋愛関係についてはコメントできない。女性と付き合ったことがないので。
でも、この人と付き合いたいと思ったら自分から告白するべき。待っていてはダメ。」
711 :【聡の冒険☆恋愛編〜2】 :03/05/03 22:56 ID:nSRnWbsg
聡が初めてKさんに出会ったのは、東京・恵比寿で開かれたオフでした。
同人イベント会場などでの逢瀬を経て、聡は己の胸が高鳴るのを感じます。
しかし、皮肉にも、聡の想いが募れば募るほど2人の関係は険悪になっていくのでした。
2001年夏。転送量増大に伴う閉鎖危機と並行して、2chをある事件が襲いました。
某同人イベントに参加予定だったKさんへの攻撃を暗に促す内容のスレッドが、
2ch全板に乱立したのです。3週間近く続いたこの騒動。期間中に立ったスレッド総数は約7000。
Kさんはイベントへの参加を断念。2ch管理人の協力も得て、警察に被害届けを提出します。
同年冬。事件の真相を追っていたスレッドに衝撃が走ります。
聡がKさんを殴って逮捕された、との情報がもたらされたのです。
夏のトラブルを乗り越え、冬の某同人イベントに参加していたKさん。
近くで様子を伺っていた聡の細い目は、彼女の周囲から人が離れる一瞬を見逃さなかったのです。
年末年始の10日間を臭い飯で食い繋いた聡は、釈放されるや否やあちこちのBBSで叫びます。
俺の悪口を言った報いだろ!制裁だろ!何するんですかじゃねえ、言動には気をつけろ!etc...。
712 :【聡の冒険☆恋愛編〜3】 :03/05/03 22:58 ID:nSRnWbsg
聡が初めてRさんに出会ったのは、同じく東京・恵比寿で開かれたオフでした。
後に、新宿で開催されたオフに飛び入り同然で参加を果たした聡は、Rさんと再開。
その半年後。ようやく初デートに漕ぎ着けた聡は、Rさんを無言で1時間ほど連れ回しました。
そして、「帰りたい」と言われたところで満を持して告白します。
玉砕した理由が分からない聡。その混乱が頂点に達したとき、聡のストーキングは始まりました。
再度呼び出し、謝らせた上で殴る蹴るの暴行、BBS上での中傷、嫌がらせメール・電話、etc...。
Rさんは実家を離れ、妹と2人暮らしを始めます。「姉貴に死ねと言っとけ」等のメールを
繰り返し受け取った妹は、体調を崩して入退院を繰り返していたといいます。
聡は後に、親しくなったネカマ(20歳)にこう力説しています。
「俺があれだけ電話したのに、あいつからは何もしてこなかった。俺が、今度会おう、
会いたくないならそう言って、と言ったら、会いたいと言った。会いたいならどうして自分から
誘わないのか理解不能。告白したら断り方もむかついた。友達としては良く思ってるけど、だって。
何が友達だ。自分から誘わない上に卒論の方が大事。そんなの既に友達とも言わないだろ。」
「何が就職浪人だ!ってメールを送ったのに無視しやがった。それも、あいつが俺に喧嘩を
売ったってことだ。Yahooの就職板でも見てみろ。就職浪人なんて言ったら殴られるよ。
なりたいものになる為に必死で頑張っている人が大勢いるのに、それを馬鹿にしたのは許せない。」
713 :【聡の冒険☆恋愛編〜4】 :03/05/03 22:58 ID:nSRnWbsg
ネットに潜む魔物の実例、吐き気がする、と恐れられ、魔物よけには左手の薬指に指輪を…
等の噂が関係者の間でまことしやかに流れる中、聡の魅力に惹きつけられていく女性もいました。
俗に「ネカマ」と呼ばれる彼女達は、あの手この手で聡のマナ板、もとい胸板に飛び込んでいったのです。
聡がMさん(中学2年生)と出会ったのは、2002年5月のことでした。
当時の聡は、2ちゃんねらーから逃げるかのように自らのサイトの閉鎖・移転を繰り返していました。
しかし、まきさんと知り合って以降、何故か移転直後から2ちゃんねらーが流れ込むようになります。
聡が真相に気づいたのは、氏名、生年月日、学歴、家族構成その他の個人情報を引っこ抜かれた後でした。
聡はMさんに、こんなことを告白していたそうです。
「エッチな本やビデオは買ったことが無い。」
「エッチな事をしないと子供は生まれないんだから、その意味では必要と言えるかも。
まだ経験は無いけど、好きな相手となら(婚前交渉は)やってもいいと思う。」
714 :【聡の冒険☆恋愛編〜5】 :03/05/03 22:59 ID:nSRnWbsg
深手を負った聡がネット上での「活動」を再開した頃、聡の前にNさんが現れます。
聡の旧知の女性を装って接近したこのネカマは、「Rさんに嫌がらせを続ける理由」を聡に尋ねました。
聡が時系列を交えて詳細に書き連ねた根拠…。その大半は、長年に渡って聡の脳内で熟成された
『聡理論』とも呼ぶべきものでした。それは、聡のやってきたことは正当な「報復・制裁」であり、
Rさんは、聡が「むかついた」こと全てに関して弁明する必要があり、聡の側に非は全く無い、というものでした。
2003年1月25日。Nさんは、聡を上野動物園に移送することを決意します。
警備の勤務シフトを変更し、手作り弁当に釣られてノコノコやってきた聡が事情を把握したのは、
間抜けな写真を撮られ、住所、電話番号、その他の恥ずかしい情報を引っこ抜かれた後でした。
その前日、聡はNさんに自分の写真を送っていたそうです。聡が「(PCに保存してある)唯一の写真」と語った
その写真は、あるオフ会で撮られたものでした。
手前で微笑むRさん。
その斜め後方には、顔を真っ赤にしてカメラから目を逸らす聡の姿が写っていましたとさ。
めでたしめでたし。