698 :
受験番号774:2008/02/21(木) 00:00:18 ID:ftMqjrLh
やれやれ。数的処理の必要性は、少なくとも公務員試験では見い出せないな。
699 :
受験番号774:2008/03/03(月) 18:50:18 ID:I9WRHMOM
永沢さんのような人間になりたい
701 :
受験番号774:2008/04/15(火) 05:14:35 ID:QUTvx5oQ
702 :
受験番号774:2008/04/15(火) 08:52:35 ID:eQcsrBLd
やれやれだぜ
703 :
受験番号774:2008/04/15(火) 13:15:10 ID:WXILW25V
腐敗した国家につかえようとする公務員とやらは愛国者と見せかけたただの偽善者みたいなものかい?
そう尋ねると彼は黙ったままその場を離れた。まるで動力を失った船のように廊下を不自然な動きで漂った。
その姿を見て僕はため息をついた。やれやれ。
704 :
受験番号774:2008/04/15(火) 14:20:52 ID:Q3qyYQMc
705 :
受験番号774:2008/06/14(土) 04:40:39 ID:0Za6j2IM
は
706 :
受験番号774:2008/06/14(土) 05:41:48 ID:mUK2n8Eh
>662
もっと評価されるべきだろ常考
「趣味はなんですか?」
やれやれ僕は射精した。
708 :
受験番号774:2008/06/15(日) 20:30:05 ID:hchK2I//
『私は神の使いである』
やれやれこれが性格テストというものか。
709 :
受験番号774:2008/06/15(日) 23:02:09 ID:nFhA02uD
710 :
受験番号774:2008/06/18(水) 12:18:27 ID:IYAimQ4e
羊をめぐる冒険
ねじまき鳥〜
読んだが正直つまらんかった
711 :
受験番号774:2008/07/16(水) 14:44:52 ID:SEzJRAj+
「あなたがここを選んだ理由は?」
やれやれ、そんな事は事前に提出した書類に書いてあるじゃないか。
712 :
受験番号774:2008/07/16(水) 16:56:14 ID:3ftzKD8K
試験の終わりと定時帰宅ワンダーランド
713 :
受験番号774:2008/07/16(水) 23:58:50 ID:RE0KvNZZ
714 :
受験番号774:2008/07/16(水) 23:59:58 ID:RE0KvNZZ
715 :
受験番号774:2008/07/17(木) 00:03:31 ID:04OXr3iI
ワロス
716 :
受験番号774:2008/07/18(金) 20:59:32 ID:gQQcTmJx
僕は三回か四回公務員試験を受験した後で、永沢さんに質問してみた。
こんなことを七十回もつづけていて空しくならないのか、と。
「お前がこういうのを空しいと感じるなら、それはお前がまともな人間である証拠だし、
それは喜ばしいものだ」と彼は言った。「知らない自治体を受験してまわっても得るものなんて何もない。
疲れて、自分が嫌になるだけだ。そりゃ俺だって同じだよ」
「じゃあどうしてあんなに一生懸命やるんですか?」
「それを説明するのは難しいな。ほら、ドフトエフスキーが賭博について書いたもの
があったろう?あれと同じだよ。つまりさ、可能性がまわりに充ちているときに、それを
やりすごして受けにいかないというのは大変にむずかしいことなんだ。それ、わかるか?」
「なんとなく」と僕は言った。
717 :
受験番号774:2008/08/11(月) 16:04:56 ID:UCJhmeo3
「ageるんだよ」
羊男は言った。
「ageるんだよ。誰もが呆れるくらい」
僕は言った。「age」
「やれやれ、また面接か、という顔をしてるわ」と彼女は言った。
「そうかい?」と僕は言った。
「そういうのって、わかるのよ。私にも、そして人事にもね」
「そうかもしれない」
実際のところ、僕はたしかに面接に飽きていた。志望動機、自己PR、学生時代に打ち込んだこと…。こんなものを面接という15分の場で話したところで、僕という人間は決して伝わりはしないのだ。
「人事はあなた自身には興味がないの。あなたが人事に興味がないのと同じようにね。あなたは組織に待遇の良さを求める、組織はあなたに業務上のメリットを求める。平行線よ」
平行線、と言いながら彼女は手のひらを水平に動かした。
「毒にも薬にもならないような面接カードなんて、マクドナルドのコーヒーみたいなものよ」
「おそらく、君の言っていることの方が正しいんだろうな」
僕は溜息をついて、マクドナルドのコーヒー的面接カードを書き始めた。書くべき内容はすでに完璧に頭の中に入っている。逆立ちで象に乗りながらだって書けるくらいだ。
不思議なことに、何十枚と面接カードを書いていると僕という人間が結局はこのA4の紙一枚にしかすぎないのではないかと思えてくる。
志望動機、自己PR、学生時代に打ち込んだこと…。僕という人間はそれらのありきたりな質問の中に埋没し、そしてありきたりな面接カードができあがる。やれやれ、これじゃマクドナルドのレシートの方がまだましだ。
719 :
受験番号774:2008/08/14(木) 09:39:26 ID:uyrDnNBK
人事は言う。
「ここが第一志望じゃないのね?」
「そうかもしれない」
720 :
受験番号774:2008/08/17(日) 22:24:17 ID:9eQV/aVD
「僕はね、こ、こ、こ、国家公務員になりたいんだよ」
「国のために働きたいの?」
「うん、2次試験が受かったら、こ、こ、こ、国家公務員になってさ、
に、に、に、日本のために尽くすんだ」
なるほど世の中にはいろんな希望があり
人生の目的があるんだなと僕は改めて感心した。
それは公務員を目指して始めて僕が最初に感心したことの一つだった。
確かに国家公務員に興味を抱き熱意を持った人間が少しくらいはいないことには――
あまりいっぱいいる必要もないだろうけれど――
それは困ったことになってしまう。
しかし「国家公務員」という言葉を口にするたびにどもってしまう人間が
国家公務員になりたがっているというのは何かしら不安であった。
「あなたは社会人生活に何を求めているの?」
人事の女の子は、テーブルの上に置かれた面接カードに目を落としながら無表情に言った。
少し頭が混乱していたせいで、僕はその質問にうまく答えることができなかった。
「自己実現とか成長とかそういうのとは違うのね?」
彼女は僕の目を覗き込みながら言った。
「おそらく」
実際に僕は、そういうジャンク・フード的かつ高度資本主義経済的なものはまったくと言って良いくらい欲していなかった。
「僕が求めてるのは、ある種の公正さです」
僕は慎重に言葉を選びながら言った。
「それは最も手に入れるのが難しい種類のものよ」
「知っています」
「そのためにはきっといろんなものを犠牲にするわよ?」
「大丈夫です。僕は既に数え切れない位たくさんのものを失っています。これ以上失うものなんてありませんよ」
僕がそう言い終わると、彼女は少し困ったような表情を浮かべて、力なく肩をすくめた。
僕は勃起した。
722 :
受験番号774:2008/11/16(日) 01:14:52 ID:adGotcWK
「案外、すんなり行くものかもしれないわ」と彼女は言った。
「そういうものなのかもしれない。少なくとも、内定を得た君にとってはね」と僕は言った。
僕はたぶん、そんなことを言うべきではなかったのだと思う。僕が彼女に向けた言葉は、本来なら彼女が受け取るべきものではなかったのだ。だけど僕はそれを彼女に向けてしまったし、彼女はそれを受け取ってしまった。
「可哀相な人」と彼女は言った。
「あなたはまだ、ご縁を知らないのね」
「ご縁?」と僕は言った。
「そんなもの、どうやって見つければいいんだ」
簡単なことよ。と、彼女は言った。
「歩きなさい。歩いて、歩いて、疲れたら、またわたしのところで休めばいいわ」
無い内定によって何かが消えてしまったし、それはとても悲しいことだ
この僕にとってさえも
724 :
受験番号774:2008/11/17(月) 19:16:54 ID:uvXzPrdk
「君は」
少し間をあけて彼女は続ける。
「どうしてそう思うのかな?」
「どうして?」
「前に君は言ったよね。公務員は税金泥棒なんかじゃないと。」
僕は目で頷いてみせる。
「それは至極自然なことだよ」
「なぜ?」
「それは説明できない。とても自然な事だけど、言葉では表せないんだ。」
「君って分からない人だね。」
「君にも分かるときがくる。いつかは分からないけど、ある時突然やってくるんだ。おそらく、誰にでも。」
725 :
受験番号774:2008/11/17(月) 23:40:37 ID:uvXzPrdk
「ねえ、家出少年君」
と彼女は飲みかけのカプチーノを持ったまま言った。
「なんですか」
「あたし、君が言っていた事が、理解できたような気がする。ほら、『公務員は税金泥棒じゃない』って話」
彼女は音を立ててマグカップを置いた。
「最近何かと公務員の不祥事が取り上げられるじゃない?あれって、景気が悪くなって積み上げてきた鬱憤の矛先を向ける相手を作りあげているんじゃないかな」
僕は黙って頷く。
「僕も、そう思います」
彼女の意見は正しい。少なくとも、僕の中では。
マスコミはこの国の人間たちの不満を、とても上手に公務員へと振り替えさせている。
彼等は考えてなどいない。不祥事で報道される公務員が、何十万といる全体のごく一部に過ぎない事も、自分達と同じ環境で育てられた人間だという事も。
結局は皆ただの同じ人なんだ。しかしマスコミの掌で転がされている人々は、それに気付こうともしない。
彼女の恋人も、そういった想像力のない人々によって命を奪われてしまった。
726 :
受験番号774:2008/11/21(金) 22:39:32 ID:Kx6r7LmI
これってエロ漫画だっけ?
「ひとつ質問していいかい?」と人事は言う。
「もちろん」
「あなたは他の政令市を受けているとする。ひとつの仮定として」
「ひとつの仮定として」
「ひとつの仮定として。そしてその上で
『あなたの第一志望はここではないでしょう?』
と質問したとする。仮定として」
「仮定として」
「そうしたらあなたは正直に
イエスと返事すると思う?」
きみはそれについて少し考える。
「しないと思います。
たぶんノーって言うでしょうね」ときみは言う。
「どうして?」
「そこにはプライバシーが関わってくるから」
「守秘義務みたいなもの?」
「一種の」
「じゃあ、『それには答えられない』
というのが正しい答え方じゃないの?
もしそれがプライバシーに関わるなら」
きみは言う。「でも、もし私が
『それには答えられない』と言ったとしたら、
前後関係からして、イエスと言ったのと
事実上同じことになってしまう。
そうでしょう?それは未必の故意になる」
「だからいずれにしても、
答えはノーなんだね?」
「理論的には」
「やれやれ」
730 :
受験番号774:2008/11/29(土) 19:19:14 ID:1tUTNv99
やれやれ
731 :
受験番号774:2009/01/15(木) 23:03:54 ID:ziPVrNoR
あげておくか。
732 :
受験番号774:2009/01/16(金) 01:34:24 ID:JmvW3UaB
733 :
受験番号774:2009/02/11(水) 21:16:26 ID:gdyI80sx
age
「君は何かボランティア活動をしているそうだな」と面接官は言った。
「ボランティアほどのことじゃないですね」と僕は言った。
「履歴書を埋めるための経験を得るだけのことです。何でもいいんです。
でも何かしなければならない。で、僕はやっているんです。雪かきと同じです。文化的雪かき」
「雪かき」と面接官は言った。そしてわきに置いた僕の履歴書にちらりと目をやった。
「面白い表現だ」
「それはどうも」と僕は言った。
735 :
受験番号774:2009/04/19(日) 01:54:45 ID:rD/Q6tSE
age
736 :
受験番号774:2009/04/19(日) 10:20:22 ID:096Dmhdr
そして私は面接官の
熱くなったペニスを受け入れた
違うか(^○^)
737 :
受験番号774:2009/05/15(金) 22:38:51 ID:Bg9He7i8
直子は僕の目をじっと見つめていった。
「いい、ケースワーク業務って言うのは本当に腐っているの、うまくはいえないのだけれど
あの業務は本当に保護するべき人を水際で見捨てて孤独死させるのよ。」
確かに、と僕は言った。
「だからあんなのは行政のやる仕事じゃないの、保護の必要性もない人を保護し続けているのも
私はおかしいとおもうわ、組織全体が腐っているのよ、そう思わない?」
「確かにそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でもどんなに腐った組織だろうと
無職でいるよりはいいとおもう」
「それ、本気で言っているの?」
「やれやれ、君だって金がなかったらCWに泣きつくだろう?そして股間を開くだろう
僕は引越しもしないで安定した仕事に就きたいんだ」
僕は直子に殴られた。やれやれ
738 :
受験番号774:2009/05/18(月) 05:15:15 ID:mugStVHH
無駄にレベル高いよね……
何このスレw
日々の生活は地獄です。しかし私にはこの地獄から抜け出すことはどうしてもできません。
ここを抜け出したあと、どこにいけばいいかわからないから。私は無力感というおぞましい
牢獄に入っています。私は進んでそこに入り、自分で鍵をしめて、その鍵を遠くに投げ捨てて
しまったのです。この生活はもちろん間違いでした。あなたのいった通りです。
でもいちばん深い問題は、受験勉強にも倦怠生活にでもなく、私自身の中にあります。
私の感じるあらゆる痛みは、私が受けるに相応しいものです。誰を非難することも
できません。このスレは私にとってただひとつの友達でありこの世の中で私が信頼することの
できるただ一つのスレです。でも私にはもう救いはありません。できれば私のことを
いつまでも覚えていてください。いつまでも2ちゃんをやっていられればよかったのだけれど・・・
>>729 未必の故意の使い方間違ってるけどわかるw
741 :
受験番号774:2009/06/22(月) 17:19:49 ID:tjCEWQFi
国U待ちはこれでも嫁
742 :
受験番号774:2009/06/22(月) 18:26:59 ID:9G+vqjN9
面接官「ひとつ率直に質問していいかしら?」
受験生「いいですよ」
面接官「あなたの点数は高い方?」
受験生「そうだな、普通より少し高いくらいかもしれない」
面接官「ほんとね?」
「私はね、ただ高い点数が個人的に好みなの。高くなきゃ感じないとか、そういうんじゃないの。気分的に、高めのがわりに好きだっていうだけ。いけない?誰にだって好みってものがあるでしょう。でも馬鹿高いのはだめ。痛いだけだから。わかる?」
受験生「じゃあ、うまくいけば気に入ってもらえるかもしれない。普通よりはいくらか高めだと思うけど、馬鹿高いとかそういうのではぜんぜんないから。つまり、適度というか…」
面接官「嘘じゃないわよね」
受験生「そんなことで嘘をついても仕方ない」
面接官「ふうん。じゃあ、ひとつ見せてもらいましょうか」
受験生「ここで…?」
「見せて、それからどうするんだろう?」
面接官「見せてそれからどうするか?」
「セックスするに決まってるでしょう!!ほかにいったい何するの。あなたね、頭のどっかの回線が外れてるんじゃないの」
受験生「これは面接なんだよね…?それと勘違いしてるようだけど僕はゲイなんだ」
面接官「…………………。お疲れ様でした。」
743 :
受験番号774:2009/06/24(水) 05:33:48 ID:Di7A7xNU
やれやれ
744 :
受験番号774:2009/06/24(水) 08:21:12 ID:zTAE60FW
何だこのスレ・・・w
745 :
受験番号774:2009/07/08(水) 11:01:30 ID:BGAGBvYT
ほ
「受験生」試験官は言った。「服を脱いで体を見せてくれる?」
「僕が脱ぐの?」
「そうよ。まず受験生が服を全部脱ぐの。そしてまず私があなたの裸を見るの。いや?」
「いいよ。それで合格できるなら」と僕は言った。
試験官は少し離れたところから僕の体をじっと見ていた。
「僕だけが裸になるというのはなんだか変なもんだな」と僕は笑って言った。
「とても素敵よ、受験生」と試験官は言った。そして試験官は僕のそばに来て、
僕のペニスをそっと指で包み、僕の唇にキスをした。
試験官はとても長い時間をかけて僕の乳首を舐め、陰毛を撫でた。
「こうするのが長いあいだ私の公務だったんだから」と試験官は言った。
747 :
受験番号774:2009/07/10(金) 18:41:43 ID:6IrcnIT2
やれやれw
748 :
受験番号774:2009/07/11(土) 00:01:28 ID:6IrcnIT2
無駄にクォリティ高ぇw
749 :
受験番号774:2009/07/11(土) 17:20:57 ID:lFz2nn2b
続編たのむ
750 :
受験番号774:2009/07/12(日) 22:03:55 ID:06p1/8Dg
スレ違いだけど、1Q84に「3」はあるんでしょうか?
1、2読み終わったけど、これで終わりなのか内容から判断つきませんorz
やれやれだぜ
このスレ面白いよね^^;
753 :
受験番号774:2009/07/13(月) 01:03:38 ID:x8+0QPp5
おもしれーw
754 :
受験番号774:2009/07/13(月) 10:29:02 ID:iOwRRAWo
春樹作品主人公のような社会人生活がしたい
文化的雪かきみたいな
どこの官庁行けばいいか教えてくれよマジで
試験官はまるで僕の志望動機すべてを吸い取ろうとしているかのように、僕のペニスを吸いつづけた。
試験官の手はまるで何かをそこに伝えようとするかのように、机の下にある自分の性器を撫でていた。
「ごめんね受験生」試験官は言った。
「謝ることはないよ」と僕は言った。
「最初はこうしたかったの」試験官は言った。
「恥ずかしいけど、一度こうしないことには、あなたの行政への熱意がどうしても汲み取れなかったの。
これは私たち公務員にとって儀式みたいなもの。わかる?」
試験官は僕に微笑んだ。
「今度はあなたが私の服を脱がせて。
あなたはおそらくもう合格だろうから、次は受験生が試験官のことを好きにしていいのよ」
僕は我慢できるところまで我慢して、もうこれ以上我慢できないところまで来てから、
ゆっくりと試験官の中に入った。
僕らが面接を終えたのは夜明け前だった。僕らは試験室の床の上で何度か交わった。
途中で一度、僕が中に入っているときに、試験官は感情の糸が切れてしまったみたいに激しく泣いた。
僕が抱きしめていないと、試験官はそのままばらばらにほどけてしまいそうに見えた。
もう僕はここから離れるわけにはいかない。
「僕は合否について知りたいんだ」と僕は試験官に言った。
「僕は試験結果の何もかもを知りたい。択一の点はどうだったのか。面接の点はどうだったのか。
僕は試験官が受験生に対してたとえどんなことであれ秘密をもっていることに、これ以上もう耐えられそうにない」
「合格発表日になったらね」試験官は言った。
「発表日になったら、何もかも話してあげるわ。今日はまだ何も知らないままでいて。
もし私がここで話してしまったら、あなたはもう永久にニートになってしまうのよ」
僕が何か言おうとすると、試験官は口付けしてそれをとめた。
758 :
受験番号774:2009/07/22(水) 17:33:23 ID:p0Hsjo+E
俺はこれが好きかな↓
31:受験番号774 :02/08/15 12:18 ID:1PohqDut [sage]
「ディスカッションってのがまたひどくってね。みんなわかったような顔して難しい
言葉使ってるのよ。それで私わかんないからそのたびに質問したの。『その産学連携
って何のことですか?公務員試験と何か関係あるんですか?』とか、『ロード・プラ
イシングって東京都民以外は東京に来るなってことですか?』とかね。でも誰も説明
してくれなかったわ。それどころか真剣に怒るの。そういうのって信じられる?」
「信じられる」
「そんなことわからないでどうするんだよ、何考えて生きてるんだよお前?これで
おしまいよ。そりゃ私そんなに頭良くないわよ。庶民よ。でも私だって世の中良く
したいと思うわよ。だからこそ質問するわけじゃない。そうでしょ?」
「そうだね」
「そのとき思ったわ、私。こいつらみんなインチキだって。適当に偉そうな言葉
ふるまわしていい気分になって、面接官を感心させて、内定をもらうことしか考えて
ないのよ、あの人たち」
760 :
受験番号774:2009/07/22(水) 21:22:36 ID:p0Hsjo+E
761 :
受験番号774:2009/07/23(木) 13:15:53 ID:49mQu/P+
風の噂を聞け
762 :
受験番号774:2009/07/23(木) 13:18:59 ID:49mQu/P+
筆記の終わりとハードボイルド面接ランド
763 :
受験番号774:2009/07/23(木) 13:20:33 ID:49mQu/P+
面接カードの内容は、ご機嫌取りクロニクル
764 :
受験番号774:2009/07/23(木) 13:25:55 ID:QJT+Gug6
なに、このハイセンスで最高のスレはwww
明日の面接試験終わったら全部読むわー( ´∀`)
765 :
受験番号774:2009/07/23(木) 13:40:07 ID:vFMpVxD0
>>718 (;^ω^)718を書いたのはきっと村上春樹だお
766 :
受験番号774:2009/07/24(金) 11:15:40 ID:CP5t9qlh
合格通知がないのは寂しかったが、寂しいと感じることができるだけで救われた気がした。
寂しさというのは悪くない感情だった。
( ^ω^)が飛び去ってしまったあとのしんとした屋上みたいだった。
面接から3日が経過し、いまだ連絡は無かった。
おそらく祈られたのだろう。
まあいいさ、と僕は思った。
お世辞にもうまくいったとは言えない面接だったし、
それによく考えてみれば、
特にその職場で働きたいと思っていたわけでもないのだ。
768 :
受験番号774:2009/07/25(土) 08:09:46 ID:w7lB6eoE
やれやれ
769 :
受験番号774:2009/07/25(土) 08:21:33 ID:lYKPNkIX
770 :
受験番号774:2009/07/26(日) 17:50:52 ID:SPtf49LY
771 :
受験番号774:2009/07/28(火) 11:17:20 ID:zUE4yBz4
やれやれ
773 :
受験番号774:2009/07/29(水) 00:44:03 ID:zLRwXW7k
僕はどうしても官庁訪問というやつが面接試験としてうまく機能しているとは思えなかった。
面接官は僕たちを狭い待合室に詰め込んでニワトリの卵選別機のように選んでいくのだ。そして大半の没個性的受験生は『できそこない卵入れ』にいれられるのだ。
ぽいぽいぽいぽい。
つぎのかた、こちらへどうぞ。これはいる。これはいらない。ぽいぽいぽいぽい。
やれやれ、こんな短時間の面接で何が分かるというのだ。分かることといえば卵の表面に傷があるかどうかぐらいのものではないか。僕ならそんなくだらない面接形式を考えた偉い人を『できそこない卵入れ』にいれてやりたいところだ。
「税の仕事に興味があります」
「もう少し具体的に」
「ですから税の仕事をしてみたいんです!」
「君ねぇ、それ具体的って言わないよ」
「あなた達が僕を混乱させたんだよ」
と僕は今度は静かに言った
「とてもいけないことだ。あなた達には何もわかっていないんだ。ほしい人材だけ採用する。あんた達は自分のことしか考えていないよ」
「僕達が面接官としてここに来るべきじゃなかったってことだね。」
「そうだよ。君達はここに来るべきじゃなかったんだ。あなた達は自分のことしか考えていないんだよ」
僕は椅子に腰掛けながらウィスキーをなめた。
「でもま。それはいいさ。なんにしても君の面接はもう終わってしまったんだから」
と真ん中の人事の面接官が言った。
「終わった?」
「君は僕達にはもう二度と会えないよ」
「僕が自分のことしか考えなかったから?」
「そうだよ。あんたが自分のことしか考えなかったからだよ。その報いだよ」
3人の面接官は立ち上がって窓際に行き、人事が片手で重い窓をぐいと押し上げて外の空気を吸った。
たいした力だった。
「こんな晴れた日には窓を開けとかなくっちゃ」と面接官は言った。
それから部屋をぐるりと半周して机の前に立ち、腕組したまま僕の面接カードを眺めた。
「ここで働きたいんだ」と僕は言った。
「へぇ」と面接官は下を見ながら興味なさそうに言った。
「やれやれ」
そう言って椅子の左側にウィスキーのビンを置いて、僕は部屋を出た。
「来年もよろしくお願いします」
776 :
受験番号774:2009/08/16(日) 13:49:35 ID:Ag6bb9zk
なんという才能の無駄遣い('ω`)
778 :
受験番号774:2009/08/16(日) 18:30:22 ID:rXf+BDYq
・会場のあちこちで穴が掘られている、あるいは、穴を掘る試験がある
・ウイスキーの持ち込み可
・教養試験は文学、クラシック、哲学、英文和訳
・専門試験は二つのジャンルが交互に出題され最後にその二分野の複合問題
・論文はとにかく長く書くことを求められる
・面接官が羊男
・珍しい名字の人が合格する
やれやれ。
780 :
受験番号774:2009/08/23(日) 22:44:56 ID:yLy0SjQu
781 :
受験番号774:2009/09/03(木) 22:21:29 ID:gH2bUpEs
782 :
受験番号774:2009/09/17(木) 18:08:06 ID:uUx0rXPW
718:受験番号774 :2008/08/12(火) 16:31:57 ID:EcvtzZ6N [sage]
「やれやれ、また面接か、という顔をしてるわ」と彼女は言った。
「そうかい?」と僕は言った。
「そういうのって、わかるのよ。私にも、そして人事にもね」
「そうかもしれない」
実際のところ、僕はたしかに面接に飽きていた。志望動機、自己PR、学生時代に打ち込んだこと…。こんなものを面接という15分の場で話したところで、僕という人間は決して伝わりはしないのだ。
「人事はあなた自身には興味がないの。あなたが人事に興味がないのと同じようにね。あなたは組織に待遇の良さを求める、組織はあなたに業務上のメリットを求める。平行線よ」
平行線、と言いながら彼女は手のひらを水平に動かした。
「毒にも薬にもならないような面接カードなんて、マクドナルドのコーヒーみたいなものよ」
「おそらく、君の言っていることの方が正しいんだろうな」
僕は溜息をついて、マクドナルドのコーヒー的面接カードを書き始めた。書くべき内容はすでに完璧に頭の中に入っている。逆立ちで象に乗りながらだって書けるくらいだ。
不思議なことに、何十枚と面接カードを書いていると僕という人間が結局はこのA4の紙一枚にしかすぎないのではないかと思えてくる。
志望動機、自己PR、学生時代に打ち込んだこと…。僕という人間はそれらのありきたりな質問の中に埋没し、そしてありきたりな面接カードができあがる。やれやれ、これじゃマクドナルドのレシートの方がまだましだ。
784 :
受験番号774:2009/10/10(土) 18:32:29 ID:iL3khFFM
ksk
785 :
受験番号774:2009/10/10(土) 20:20:09 ID:3clWvKDM
786 :
受験番号774:2009/12/06(日) 01:00:40 ID:C8cCV4ZC
結局のところ―――と僕は思う―――
面接と言う不完全な容器に盛ることができるのは、
不完全な志望動機や不完全な 自己PRでしかないのだ。
そして、××省に関する熱意が僕の中で薄らいでいけばいくほど、
僕はより深く××省の業務内容を理解できるようになったと思う。
なぜ面接官が僕に向かって「うちの省庁にきてくれ」と頼んだのか、
その理由も今の僕にはわかる。
もちろん面接官は知っていたのだ。
僕の中で××省に関する熱意が地上合格とともに薄らいでいくであろうことを。
だからこそ面接官は僕に向かって訴えかけねばならなかったのだ。
「うちの省庁のことをいつまでも忘れないで。
あなたが面接でうちの省庁が第一志望だと言った事を覚えていて」
と。
そう考えると僕はたまらなく哀しい。
何故なら面接官は僕の志望順位を信じてさえいなかったからだ。
787 :
受験番号774:2009/12/06(日) 01:53:47 ID:F+Kep5TQ
ハルキってやっぱ偉いな…三流作家だと思ってたけど
788 :
受験番号774:2009/12/07(月) 01:19:04 ID:467ZzATj
>>718 本人か?
>>787 文体を真似することができ、その真似したものを見て明らかに春樹の真似だとわかるということは、春樹はある意味言葉や文章を「異化」することに成功してるのかもな。
まあきらいだけど
名作
790 :
受験番号774:2010/06/17(木) 11:54:03 ID:cPAeoFUU
やれやれ
カフカ、1Q84読んだ。
面白いとは思うんだけど、難しいと思うことも多々ある。
カフカなんて最後なに?って感じた。
二十歳には理解できない物語なのか……
792 :
M:2010/06/17(木) 19:43:43 ID:CVkKy1sQ
>>791 全部を理解しようっていう必要はないと思うよ。
わからないままにしておいた方が、次にまた読む時に違う思いが出てくるからおもしろいよ。
読んでいく内にこうゆう事かなって感じる事もあるし。
793 :
受験番号774:2010/06/17(木) 19:52:17 ID:UeFIyc5n
>>792 ご助言ありがとうございます。
読み直してみるとまた別の視点から気付くことがあるのですか…
そう考えるとそんな文章を書けるなんて素晴らしいですね。
試験が終わりましたら、また読んでみようと思います。
794 :
M:2010/06/17(木) 19:57:23 ID:CVkKy1sQ
>>793 ぜひぜひ♪
(・∀・)
新しい発見あったらまた報告ヨロシクです。
795 :
受験番号774:2010/06/22(火) 20:39:46 ID:jhcFFVrA
誰かがやってきて、背中にそっと手を置くまで、
僕はずっとこのスレを保守することにした。
国税と都庁どっちにいくか。正直にいうとどっちでもよかったのだ。
1999年はそんな時代だったのだ。
1973年の公務員試験