BAYONETTA(ベヨネッタ)攻略スレ VERSE14

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233名無しさん@お腹いっぱい。
BAD/REQUEST
[オリジナリティ]
部分部分のシステムに光る斬新さはあるが、 全体的には数多く出た3Dバトルアクションの域は出ていない。

[グラフィック]
煌びやかなステージ、敵、アイテム自体は悪くないが、同系色の色彩を使いすぎて見辛く感じる場面が多い。 辺り一面に煌く小物が転がっている画は「綺麗」というよりは「とっ散らかっている」印象。
臨場感という点でも、いかにも作り物な世界というチープ感が全体に漂ってしまい、イマイチ。
解像度の低さはトレードオフとしても、この辺りの配慮の無さは気になる部分。 そのトレード先であるフレームレートも一部の場所ではあまり安定せず、処理落ちやティアリングも間々ある。

[熱中度]
唐突に入る即死を伴うQTE(ボタン入力指示)が、熱中度に影を落としている。 長いデモを見終わった後や激戦を制した後にQTEで即死した場合の興醒め感は強烈。 通常の戦闘がとても高い熱中度を誇るだけに余計に残念。まさに「余分」
全くシステムの異なるミニゲーム(?)が1チャプタ分まるごと挿入されるのも甚だ疑問。 中盤から終盤かけての、唐突な大ボス再出現の多さも熱中度を下げる要因。

[バランス]
上記ミニゲーム(?)の適用量を間違えているとしか思えない。 難度もそれなりに高く、「鬱陶しい」とだけ感じる人が大勢を占めても何ら不思議ではない。 セガへのオマージュという観点は理解出来るが、匂わす程度で良かったのでは?
大ボス戦の殆どがイベントを繋ぎ合わせる方向性の、スルメ味的なザコ戦とは真逆な仕様なのも疑問。 初見こそ楽しいが、二度三度と繰り返す内に作業感が増大する。
巨大さ中量級の、迫力と持続的な楽しさを兼ね備えたボス戦がもっと欲しかった。

[ボリューム]
ガチボス戦への量的物足りなさや、ステージの使い回しが若干気になる。 ザコ敵の種類も派生バージョン違いが多く、ボリュームがあるとは言い難い。
各武器のコンボも一見多彩だが、実は類似したモーションが多数を占めるという点も一寸残念。

[爽快感/快適さ]
敵に即死級の大ダメージを与える“トーチャアタック”の演出時間が長く、ボタン連打やレバー回転要求も相まって、戦闘の流れに異物として混在している印象。
類似システムに「DevilMayCry4」の“バスター”「NINJA GAIDEN2」の“滅却の法”等があるが、それらと比較して、テンポや爽快感という点で数歩劣る。
また、過剰気味なエフェクトや広範囲に散ばる小物や破裂する敵の欠片のせいで画面が物凄く見辛い。
迫力を一部犠牲にした引き気味のカメラを採用しているのに、結果として別理由で見辛くなってしまっているのは残念。 メニュー画面も洗練されているとは言い難く、正直使い辛い。

COMMENT
「ノーマル」アルフヘイム含めクリア
 「ハード」Ch4までプレイ、オートマチック若干プレイ
37型ハーフHDTV、D4接続

大まかな感想としては十分楽しめたのですが、こうして細かく考えてみると、厳しい意見にならざるを得ない所がありますね。
「何か画がゴチャゴチャしてる」という不満以外の不満は無いと感じたザコとの楽しい戦闘ですが、その長所を他の部分がスポイルしている印象でしょうか。
豪華にしようとしすぎた故に発生した不協和音というか…、折角旨い下味の付いた料理に大量のマヨネーズをぶち込んでしまったというか…
スペハリまんまのBGMとSEは懐かしくて嬉しかったですけど(苦笑)
「戦う相手は天使」という設定上仕方ないのかもしれませんが、敵のデザイン(見た目)が似たり寄ったりなのも個人的には残念でした。

物語や演出についてはかなり好みが分かれる代物だと思い、あえて触れませんでしたが、私自身はシナリオも止め絵を多用した演出方法も独特のノリも嫌いでは無く、とても楽しめました。
あと、お色気要素について。戦いの最中に不可抗力的に発生するチラリズムや、クールビューティー的なお色気を求めている方…
その期待は見事に裏切られますので(笑)、お覚悟の程を。
ケレン味溢れるわざとらしいお馬鹿チックなお色気を所望される方、どうぞ御期待ください(笑)

なにはともあれ、良質のアクションゲームである事は間違い無いと思います。何かと問題が多い仕様ではありますが、良い所と相殺でお釣りが来ますので。3Dバトルアクションがお好きな方は是非。