アプローチで比較
使用クラブはサンドウェッジ、グリップ部の振り幅は8時4時
一方は手首を固定してスイング。ヘッドの移動は膝から膝の高さくらい
もう一方はバックスイングでコックしてリリースしながらインパクトしフィニッシュまで
振り切る。ヘッドの移動は肩から肩くらい
この二つのアプローチを、バックスイングのトップからフィニッシュまで
グリップ部の移動速度、距離を全く同じにスイングしたとする。違いは
ヘッドの移動距離。インパクトゾーンでのヘッドスピードはどう変わるであろう?
コックしてリリースしたアプローチの方が速いのではないか?
逆の表現をすると、同じヘッドスピードにするためには
手首を固定した方はグリップ部を速く移動させなければならないということになる
コックをしてリリースをするアプローチにはこの様な効果がある
http://www.youtube.com/watch?v=tvnJxfZXSuE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=jSlaZSKwRuU&feature=related アマチュアの人がしていそうなスイング動画
バックスイングのトップで深くコックをしているが、リリースが早い(アーリーリリース)
計算し易い数字で表現するが、トップでグリップの位置が12時の時、クラブのシャフト
が地面と平行でコックが90度ということになる。切り返してすぐリリースしてしまい
9時の位置で半分の45度になってしまう。その後もリリースしていき、8時には
残り30度、7時には15度と、インパクトではヘッドの加速は見込めないのでグリップ部
を強振せざるおえない。
フルショットの場合、グリップ部の移動距離が長いため、リリースが早いと
アプローチの時のような効果を得られない
http://www.youtube.com/watch?v=Wc9Wb9JKpTE 動画の39秒くらいで一時停止してみてほしい
グリップ位置が8時くらいでコックが約90度残っている。これが所謂タメのある
ダウンスイングだ。この辺りからコックをリリースしはじめ、アプローチの時と
同じ効果を利用してるのだ。フルショットで、このヘッドを加速させてる間を
ビジネスゾーンと呼んでいる。このように振ることができれば、グリップ部の
スピードはそれ程重要ではないということになる。タイガーやマキロイ等の
トッププロと競うつもりなら別だが。
つまり、腕の動きを最小限にして肩の回転によるグリップ部移動と、このコックの
リリースを遅らせた動きをすれば、マン振りすることなく効率良くインパクトゾーンで
ヘッドスピードをあげられるということになる。