福嶋晃子キャディー傷害事件
福嶋の周辺によると、「当たった場所が頭で、本人も『ちょっとフラフラする』と
いうことだったので、病院で診てもらった。おかげさまでコブぐらいで大丈夫でした」と
胸をなでおろしたが、この事故での宮里の対応が、選手の間で問題になった。
目撃者の話を総合すると、「周囲に音が聞こえたほどの勢いでボールが当たった
が、宮里はバンカーの中にいたままで、被害者に駆け寄ることもなかった」
「サングラスも取らずに、バンカーから『大丈夫っすかぁ?』と声をかけただけ」
というのだ。
LPGA(女子プロゴルフ協会)は、「両者の間で謝罪が成立していて、
何の問題もない」と現状を説明するが、事故直後は、別の場所で福嶋のもとに
謝罪に訪れた宮里を、「宮里の対応に腹を立てていた福嶋が完全に無視した」
(目撃者)といい、険悪な雰囲気になったようだ。
さらに、ほかの先輩選手たちの怒りにまで火をつけてしまったのは、
この無視を受けて、ロッカールームで吐いたとされる宮里の言葉だ。
「(顔見知りのキャディーAさんに)こんなことならAさんにぶつければよかった」
「私が3オーバー(福嶋より悪いスコアの意?)で回ればよかったんですかね?」
宮里藍をめぐり、他の選手から「傍若無人が目にあまる」との反発が高まっている。
さきごろ起こしたボール直撃事故で“逆ギレした”ことを契機に、
諸先輩の堪忍袋が爆発寸前。
事件が発生したのは、宮里が今季4勝目を挙げた3週前のマスターズGC会場。
バンカーからのアプローチを練習していた宮里のショットがハーフトップになり、
前にいた福嶋晃子のキャディーの側頭部を直撃した。