ネコ迎撃プロジェクト・イン・ドリーム
近所のアパートに住みついたネコの親子。
白い母ネコに子猫が4匹。白ネコ1匹に黒ネコ2匹、茶ネコが1匹だ。
アパートの周りをトイレ代わりにしたので悪臭がヒドイ。
エサやりババアはそんなことお構いなしでエサをばら撒いていく。
このままではこの付近は白猫親子の領土と化してしまいかねない。
仕方ないので地域の環境美化の為に白ネコ親子には退場していただくことに決定。
しかしこちらも紳士だ。まずは母ネコマダムにお話し合いでの解決を申し込む。
白い毛並みの白猫マダムを撫で撫でしながら「ここから立ち退いていただきませんか?
どこか飼い主を見つけて再就職された方がお子さん達の為ですよ。」そう耳元でささやくも
白猫マダムはその警告を無視。しかしこちらも紳士だ。子猫たちともお話合いをしてみる。
黒い子猫と抱き上げて、撫で撫でしながら「君達もこのままでは大変だよ。どっかいい就職先を
見つけたらどうだい?君達ならきっと飼い主が見つかるよ」と諭すもまったく聞く耳持たず。
残念、交渉は決裂。
穏便に事を終わらせたかったのにこんな事態になるとは残念だ。
これを機に緊急用に計画立案されていたネコ迎撃プロジェクトを発動することとなる。
〜という夢を見たことがある。
ネコ迎撃プロジェクトは町内の生活環境維持のために、町内に侵入する猫を迎撃し
町内に入らないようにすることを主目的とする。
しかし当初の迎撃プロジェクトは新設されたばかりで実戦の経験がなく、
その戦術もまったく構築されいなかった。
ノーシン・シーチキン定食 コスト高の割りに効果なし。
αリポ・シーチキン定食 1時間ほど動きを止めるにとどまりその後は効果なし。
ホウ酸・シーチキン定食 見た目にはまったく効果なしと判断される。
かくして迎撃プロジェクトの対抗手段は、白ネコ親子に対してまったく無力であるという事実が
露呈してしまうのだった。
〜という夢を見たことがある。
迎撃プロジェクトの最初の戦果は、素手による捕獲作戦の実施から始まった。
迎撃プロジェクトが白猫親子と対面。それと同時に散開する白猫親子。
その1匹の黒猫Aがアパートの倉庫に逃げ込む。その黒猫Aを追って倉庫に突入。
黒猫Aを捕獲する。
捕獲した黒猫Aをまずは暖かいお湯につけて洗ったが激しく抵抗される。
その抵抗のさなか、つい手が滑ってしまい黒猫Aは潜水授業を受けることとなる。
。シャンプーの入ったバケツの中に潜水すること2分弱。湯あたりした黒猫Aを引き上げ、
風通しのよい公園の草むらに寝かせたところ、宅配便を営む黒いカラス達がお持ち帰りしたようだ。
〜という夢を見たことがある。