スペイン語vsポルトガル語

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169名無しさん@1周年
ポルトガル2年、ブラジル7年住んだ感触。

1.スペイン語圏の人間はポルトガル語がかなーり理解できない。
 逆の場合は80%程度は理解できる。
 発音の障壁が大きいようだ。実際、オレでもスペインや中南米
 旅行しても、旅行程度なら全然問題ないし、スペイン語話してると
 間違われることもあるぐらいだ。発音が日本人だから分かってくれる
 んだろうな(w
 スペイン語で多発する二重母音がだめなのかな?
 porto⇔puerto、conta⇔cuentaなど、規則性あるけどさ。
2.ポルトガル語(ポルトガル)が最もラテン語を保存しているらしい。
 これは、日本の大学の先生からポルトガルでの語学学校で聞いた。
 イタリア語、フランス語、スペイン語と習って最後にポル語を勉強
 しようとしたが、確かにポル語が一番ややこしいそうだ。特に発音、
 そして時制関係が多少多い部分。
3.ポルトガルとブラジルの違いは、聞いた分にはかなりある。
 ブラジルでは母音の数が減っていて、スペイン語に近い感じだ。
 日本人にとっては、非常に分かりやすくてよいけどね。
 閉口音・開口音の区別もポルトガルでは厳密、ブラジルでは
 区別がなくなっている。辞書で色々あるのは、ポルトガルとブラジル
 どちらに重きをおいているかによるのだろう。
4.グアテマラのおっさんをブラジルのナイトクラブに連れて行ったら
 女の子の話が全く分からんと通訳を頼まれた。嘘だろ、と思ったが
 わからんそうだ。
5.ポルトガル人はスペイン人を忌み嫌っている。馬鹿にされていると
 思っているのだ。だから、スペイン語なんて話すと機嫌が悪くなる。
 そのくせブラジルのことを馬鹿にしまくっている。一方、ブラジルは
 移民国家で、日系人を始めとして、いまだ母国語とのバイリンガル
 の人が多い。宗教、肌の色、思想、習慣など、隣の人が異なる
 ことが当たり前のことだから、差別意識もほとんどない。
 ちなみにブラジルではポルトガル人を茶化す小話が盛んだが、
 心底馬鹿にしているわけではない。ジョークでしかないのだ。
 ただ、ブラジル人はアルゼンチン人はだいっきらいだ。
 サッカーでアルゼンチンに負けるぐらいなら、日本に負けた方が
 100倍いいと皆言っている。アルゼンチンは自分たちがヨーロッパ
 人と思っているからな(w
6.ブラジルの存在を考えると、取り合えずポルトガル語を学習する
 のがいいかも知れない。ただ、スペイン語のほうが学習環境が
 整っているからね。もちろん、スペイン語を学習した人がブラジル
 にくれば、二年もすればスペイン語風ブラジル語で会話は問題
 なし。

ちなみにブラジルに来る前、ブラジル語を聞いたらスペイン語に
聞こえた。良く聞くと知っている単語ばかりなんで、あ、ブラジル語
かと分かった。

やりやすい方をやればいいんでないの?
人口から言えばポルトガル語だけどさ(w