>>168 フリジア語とはまた随分マニアックですね。
確か、オランダ語と英語の更に中間にある言語、ですね。
・西フリジア語:オランダのフリースラント州と、西フリジア諸島のいくつかの島、
・東フリジア語:ドイツのオルデンブルク近くのある村、
・北フリジア語:ドイツとデンマークにまたがる北フリジア諸島
の三ケ所に分かれ、今ではそれぞれかなり違うものになっているようです。
一般的には西フリジア語を指しますが、これも地域差が結構あり、
都市部ではオランダ語の影響を強く受けた「都市フリジア語」が話されます。
さて、フリジア語は古英語やオランダ語と同じ低地ゲルマン語に属しますが、
その中でも系譜上古英語と同じ「アングロフリジア語」に属します。
実際13世紀の文献に残る「古フリジア語」などは、その300年ほど前に英国のアングロサクソン王朝で話されていた
古英語に酷似していました。実際英国と大陸の交易を担っていたのはノルマン征服以前はフリジア人だったそうで、言語もおそらく共有されていたのでしょう。
以上、正式に習ったわけでもなく、手許に資料もありませんが、記憶の範囲で知っていることを書きました。