日本人の根本問題
日本は、米国と集団的自衛をするのかしないのか。
日本人自身が、この問題にとまどいを感じている。
日本語で考えていては、自己の考え方に自信がもてない。
かつて、わが国は自衛に名を借りて他国を侵略した。またもや、自分たちが侵略戦争を再開するかもしれないからである。
だから、自己の自衛にも自信がない。
未来構文がなく、その内容である自己の信念がない。
我が国の敗戦は終戦。自衛隊の戦車は特車。大学教養部の崩壊は改組。僧家の酒は般若湯である。
言葉を言い換えれば、日本人はどのようにでもなる。
日本人の言葉は、行動を起こすときの掛け声のようなものである。ああ、むなしい。
言葉が自己の哲学を説明するための単なる手段ではないからである。
これが、日本人の根本問題である。
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