【白水社】エクスプレス・シリーズ6【CD/ニュー】

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39何語で名無しますか?
俺が関係する言語では、ラトビア語で電話を tālrunis という例がある。
これは形容詞 tāls 「遠い」と runāt 「話す」の合成語。
tāls は実際にギリシャ語の τηλε「遠くに」と語源的関連性がある。
又動詞の語幹 run- に男性名詞語尾 -is を付けることでそれが物であることも
明示できる。
tālrunis はラトビア語の基本語彙を知っているものにはそれが何かすぐ判断がつき、
又明解であるが故にごく自然にラトビア語に溶け込んでいる。
因みにラトビア語と同系のバルト語であるリトアニア語は、ラトビア語より古風で
アイスランド語みたいな造語を好む言語であるが、電話は telefonas と借用語で表現する。

蛇足だが、ラトビア語では接頭辞 sa- はギリシャ語 συν- (syn-; 例えば synchronized swimming
などと言うときの syn-) と同源で、「一緒に」という概念を表し、saruna と言えば
一緒に話すんだから「会話」の意味・
これを tālsaruna とすれば、遠くで会話するんだから「国際通話」と言う意味になる。

こういう明解な造語ができる言語を明晰な言語というの!!!
「紐、ロープ」が電話とか、ただ泥臭いだけだろwwwww