【Magyar】ハンガリー語について3【vagy】
ぼくは『ハンガリー語四週間』で勉強していますよ
46 :
デイトリッパー@ ◆26ITYnNzy.c5 :2011/01/14(金) 21:35:49
>>44 デイトリッパーという名前で出ていますが何か?
>>45 その学習書は古いものではあるが、俺は大学書林の「四週間」シリーズのなかでも
最もよく読んだものの一つ。
本格的にハンガリー語の学習を志す人には、今もこの本を薦める。
まず文法の説明が明快でよく整理されており、分かりやすい。練習問題はないが、
その分本も薄くなり、テンポよくどんどん先へ進める。
例文は直ぐに使える実用的なものが多く好感がもてるのもいい。
練習問題がない代わりに、第四週は読み物が多く、またグロッサリーはないものの
註釈が詳細で読み進めるのにさほど苦労はしないはず。
付録に旅行者向けの実用会話例があるのも特徴の一つと言える。
俺は高卒後直ぐ上京してほどなくフィンランド人と知り合い、西洋の大言語以外の「マイナーな」
言語で最初に勉強したのはフィンランド語。これも最初は「四週間」と首っ引きだった。
しかし、同じシリーズでハンガリー語もあり、フィン語と同じウラル語派の言語なのでこちらも
購入して独学し始めたのも早いことに属する。
俺がいくらスラブ語マニアになっても、フィランド語とハンガリー語だけは
絶対疎かにしないのもこういう事情が背景にある。
47 :
デイトリッパー@ ◆26ITYnNzy.c5 :2011/01/14(金) 22:00:48
四週間には冒頭に「マヂャル語の系譜他」という比較的長い(約30頁)序説があり、
これも「本格派」の人間には役に立つ。(俺みたいにフィン語もやってた人間には殊更)
俺は読み進めるうちに段々ハンガリーに行ってもっと深くハンガリー語をやりたいと思うようになり、
いきなりアポなしで目黒のハンガリー大使館を訪ねたことがある。
大国の大使館なら当然門前払いにされるところだが、当時まだ共産主義体制の崩壊前だったせいか、
受付のお姉さんは嫌な顔一つせずハンガリー人の担当者(確か書記官だったと思う)に
取り次いでくれた。(今思えばいかに田舎者の礼儀知らずだったかと恥ずかしくなる次第)
その時出てきてくださった László Dán 氏に、ハンガリーに行って2-3ヶ月ほど滞在してハンガリー語
をやりたいが、行く前に少し会話の練習もしたいから、とりあえずこの四週間の例文をテープに
吹き込んでくれないかと頼んだら、二つ返事で引き受けてくださったw
のみならず、その本に出ていた「春風(Tavaszi szél)」という詩をギター弾きながら
歌った録音までして下さった。
俺にとっては忘れがたい本の一つであり、又名著は時間が経っても色褪せないという
見本のような一冊。ただ発行年が古いからというだけでこの本を馬鹿にするような奴は
結局何をやっても語学なぞ上達は見込めない。
48 :
何語で名無しますか?:2011/01/14(金) 22:39:28
>>45 ハンガリー語四週間、自分が勉強したときには使っていないし、
手元にもないから、あまり具体的な指摘はできないけど、
やっぱり古いことには注意したほうがいいと思う。
綴り、文法、表現いずれも今日常生活で使うと
いったいどこでそんなの覚えたの?と言われそうなのが混じっているよ。
それをわかった上で、自分は19世紀の文学にしか興味がないとか、
現在使われてる表現はいずれ現地の教科書とかで補足するとか
割り切って使っているならいいけど。
>>46 あなたの語学力には敬意を表するけど、ハンガリー語できるんだから
四週間の古さもよくご存知でしょうに・・・
自分もÉrtelmező kéziszótárは1972年の旧版のほうが図版が多くて
好きだから、古い本からだめというわけでもないのはわかるけど、
42さんの言うように、初心者は普通あなたみたいに新旧の表現の違いを
簡単には把握できないよ。
49 :
デイトリッパー@ ◆26ITYnNzy.c5 :2011/01/15(土) 00:24:14
まず、古い本の「古さ」を批判する場合はもっと具体的に書かないと全く信憑性がない。
どこのどういう表現が古くて、今の時代の人ならどういうのが普通なのかという例を
一つ二つ挙げるのがそういう批判をする時の最低限の礼儀。
俺はいろんな言語の学習書・文法書をこの板で批判しているが、その中で具体的に
どう間違っていて正しくはどうなのかについて言及しなかったことは一度もない。
実際に刊行され一定の評価を得ていると思われる書籍の書評(モドキ)を書くなら
それが当たり前。
でなければ謂れなき冒涜と反論されても文句は言えないだろ。俺は「間違っている」と
はっきり批判している学習書の著者から仮に名誉毀損で訴えられても、堂々と公衆の
面前に出て行って、そして相手を返り討ちにする自信があるから、つまり俺が言っている
のは名誉毀損でも何でもなく単なる事実に過ぎないという自信があるからそうしているだけのこと。
俺が何度も訴えるならちゃんと身分明かして出てくるぜと公言しているにも拘らず、
そして当該著者がそのことに既に気付いている可能性が高いと思われるにも拘らず、
そういう動きが一切ないことからも、俺の言い分が正しいことなど明白。
書籍名や著者名を挙げて根拠のない批判をするのは言論の自由でも何でもなく、
単なる営業妨害(その刊行元に対する)と言われても仕方ないだろ。
少なくともまっとうな語学者・語学愛好家だという認識があるなら、いくら2chだろうが
そのくらいの常識は守るべき。
50 :
デイトリッパー@ ◆26ITYnNzy.c5 :2011/01/15(土) 00:37:58
この際もう一度はっきり断言しておく。
デイトリッパー又はAgent Provocateurのコテで間違い等を指摘された書物の
著者が反論があるというなら、いくらでも公開討論会でも何でも受けて立つ用意
がある。
その際には俺の身分も勿論公開する。但し俺は全くの素人で完全な一般人なので、
そういう反論に呼び出すなら条件が一つある。
それは、当該書物の著者が大学あるいは教育関係者の場合、俺の正当性が証明された
暁には、無条件で辞職願いを提出するという誓約書を前もって当方に提出すること。
あと俺には一旦やると決めたら、情けとか容赦という言葉とは無縁だと考えておく方がよい。
51 :
何語で名無しますか?:2011/01/15(土) 22:28:30
信憑性って・・・なんか釣られているような気がするが、
今の入門者には注釈が必要じゃないかと思える例、見てきたよ。
できればもっと上級者に確認してほしいところだけど。
綴りでは、文法用語に今の正書法と違うもの(カッコ内が今の綴り)がある。
例:mellék név (melléknév), mult (múlt), míveltető ige (műveltető ige)
ただ、本文は一部のハイフンのつけ方以外は今と同じっぽいから、
これは学習上あまり問題にならないかもしれない。
文法では、ik動詞の命令法と条件法の活用が今一般的な形
(普通の動詞と同じ形)と違う。
例:命令法現在三人称単数の-ék
格言とか定型表現(szíveskedjék「〜されたし」とか)を除けば、
今では書き言葉でも-on / -en / -önを使うのが普通では。
語彙では、今では少し古風に感じられる語が挙げられているのに対して、
ほぼ同じ意味の今一般的な語が出てこない場合がある。
例:atya (父apa), gyermek (子供gyerek), borbély (床屋fodrász)など
でも、文語の過去形(elbeszélő múlt)の変化表まで載っているのは、
出版年と関係なくすごいと思う。
これって19世紀中葉くらいまでしか使っていないんじゃない?