交流としてのエスペラント-第1便

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56おう ◆hwcLebqbOA
金田一晴彦がひらがなの利点について書いてたね。聞いただけで
表記が分かる。日本の識字率が高かった原因だとか。

英語圏では、綴りを覚えることが日本で子供が漢字を覚えるのと
同じようになっている。聞いただけで辞書が引けないのは辛いね。
(昔ゴア副大統領がポテトの綴りを間違えて大恥をかいていた。)

活用のない言語で、聞いたまま表記する言語があったら相当勉強
しやすい。が、音の種類が少ない場合、学習者には同音異義語の
存在が、意味を取る妨げになるかもしれない。
(音を増やすか、単語を長くすればいい。発音通りの表記なら
それでも可能なのではないか。)
57名無しさん@3周年:2005/06/24(金) 17:08:28
>>56
>音を増やすか、単語を長くすればいい。
どちらもうまくいかない。
日本語も昔は発音が多かったものを故意的に減らした。
発音の多い言語はネイティブでも正確に音を聞き分けられない。
発音の多い言語はネイティブの話者も正確に音を区別して発音しない。
例えば、アーとエーの中間のアェーという母音のある言語があるが、区別がうまく機能していない。
朝鮮語とかタイ語とかはこの音があるが、アェーもエーも、いっしょくたにする人が多く、聞いても相手の言いたい正確な発音はわからない。
LとRを区別することになっている言語でも、ネイティブ話者は区別しない人が多いという言語もある。
定義上細かくわけても、人間は人間でロボットじゃないんだからついてこれない。
単語を長くすればいいといってもどの民族も短い単語が好き。
日本だって省略した言い方を好むし、長い単語を定義しても、どうせ口語では短くした単語を勝手に作って話すから意味ない。
それに長い単語では書くのも話すのも聞くのも時間がかかり大変でしょうがない。
58おう ◆hwcLebqbOA :2005/06/24(金) 22:44:53
 おれは朝鮮語のネイティブじゃないから良く分からんが、確かに2種類のエは
同化しつつあると聞いたことがある。だけど、朝鮮語には他にもアォーとか
イゥーとかあるじゃない。それに、音節が子母子で出来てるから、音が多い事に
なるでしょ。
 それに音を多くするって言ったって母音だけじゃない。例えば日本語は
カタカナでヴという表記を作ったり、トゥ、ドゥなどという表記によって、音が
増えてもいる事実がある。
 長さについては、良く使う単語は短くなるのはどの言語でもそうだろう。
でもたまにしか使わない単語ならば、長くてもかまわないと思うが。それに
日本語は音の種類が少ないが、それでも全ての組み合わせを使い切っている
わけではない。金田一によると112音だっけ?単純に2音の言葉でも112×112の
可能性がある。これだけで、すでに一万を越えている。

 あと、日本語が故意的に音を減らしたってどういうこと?
59名無しさん@3周年:2005/06/25(土) 17:00:37
英語における同音異義語の使い分けは、スペルでは無く語の文法的位置(形容詞か名詞か
副詞か等)に拠っている。だから、書き言葉の発音通りのスペルでもあまり問題は無いは
ず(問題はむしろ日本人の知る発音記号が英米では非一般的だということ。英米特に米の
一般向け辞書は独自の発音記号を用いるものが主力)
英語の発音は5文型による品詞位置の不動性と、それによって品詞を示す母音変化を省略
できたことによる閉音節化の賜物で、概念の国際翻訳性を重視するために語幹合成の造語
を頻繁に行うエスペラントとは相容れない;もし国際語を英語式にしたら、それは熟語を
多用する言語になるだろうが、非統一的で概念的明晰さに不完全な英語の熟語と、統一的
で概念的に明晰なエスペラントの語幹をいくつも連結した「長〜い」語と、いずれが国際
語用概念表現として適切か?
60名無しさん@3周年:2005/06/25(土) 17:16:45
↑独り言はチラシの裏に書け
61名無しさん@3周年:2005/06/25(土) 17:40:01
>>58
>あと、日本語が故意的に音を減らしたってどういうこと?
「を」のことを「お」って発音している人がいるよね?
でも、「を」は「お」じゃなくて、「wo」だった。
故意的に発音を減らして両方とも「お」の発音で正解にしたわけ。
あと、「ゐ」は「wi(ウィ)」、「ゑ」は「ye(イェ)」
「ゐ」は「い」にして、「ゑ」は「え」と同じにした。
「よゐこ」を「ようぃこ」と発音するのは面倒くさいのよ。
「ようぃこ」を正解にしたって面倒くさいから、「よいこ」という人がでてくる。
定義上、発音を細かく区別することは簡単。
でも、人間が細かい発音を区別することは実際問題難しくてできないから、定義しても口語では区別しない人が出てくる。
区別しない人がたくさん出てきたとき、定義上だけでも残す言語もあれば、日本語のようにばっさり発音を捨て去っていった言語もある。
一度は発音を捨てた日本語だが外来語の場合は使うときもあるが。
エスペラントが細かく発音を区別しても、世界の人間はそう簡単についてくれないわけ。
ロボットじゃなくて人間なんだから。
長い単語もみんなきらう。
「メールアドレス」すら打つのもいうのもめんどくさいから「メアド」とか、
「スレッド」も面倒だから「スレ」とか、
「掲示板」も面倒だから「板」とか、
ラブホテルも、「ラブホ」とか
いくらエスペラントで単語を長くして同音異義を減らしても無意味。
人間はロボットじゃなくて楽なほうがいいんだから、勝手に短くして使うよ。
結果的に同音異義はできてしまう。
理想と現実は一致しない。
だから、同音異義を故意的に作って、短く発音の種類の少ない単語を増やしたほうが理想の言語になるのかも知れない。