英語では「私には,チンプンカンプンで解らない。」を、 "It sounds all Greek to me!" と表現したりしますが、では、当のギリシャ人達はどう言うかと言うと(英訳で) "It is all Russian to me!" とロシア語に持って行くのだそうです。では、当のロシア人達はどう言うかと言うと(英訳で) "It is like Chinese Grammar!" と中国語に持って行くのだそうです。では、当の中国人達はどういうだと言うと(英訳で) "It is like a book of heaven!" と言ったりするのだそうです。中国人達にとっては、人間の造った言語よりは「神様の御筆先」 (天書: Tianshu)の方がよっぽど難しいとされているようです。残念ながら、このリレーで日本人 の出番は無かったのですが、各言語で外国語になぞらえたり、責任転嫁?をする様子がよく現れて います。また、出発点の "It sounds all Greek to me!" の部分を "It is like double Dutch to me!" に代えてリレーを少し長くして,当のオランダ人達自身はどう言うかと言うと(英訳で) "It sounds all Greek to me!" と、やはりギリシャ人のほうに持って行くのだと、或るオランダ人が言っていました。結局、これも 最後はまた「天書」で終わります。 尤も,日本語でいう「チンプンカンプン」自体が「珍紛漢」=「儒者の用いた漢語をひやかした語」 という説も有るので,中国語を巻き込んだ別のルートも可能かも知れませんが,やはり難しいです。