ウズベキスタンなどの中央アジア諸国

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368名無しさん@1周年
ウズベキスタンに3年滞在した人が電話をしてきた。
どのくらい文化的にも言語的にも、恐ろしいくらい、
日本とウズベキスタンが似ているかという事を、
どうして私に話したかったらしい。

ウズベキスタンは長い歴史を持つ国で、最近まで、
ソ連だった頃までは国策として無宗教を強いられていたが、
生活の中に今まであった宗教はそうそう簡単に変わるはずもなく、
ソ連である時も、今まで同様その生活宗教は浸透したままだったそうである。
そして、その生活に溶け込んだ宗教と言うのが
「拝火(ゾロアスター)教)」だったのだそうだ。
どうも話を聞いていくと、日本人の生活習慣に馴染んでしまっている「神道」に、
その感覚は非常に近い。
369名無しさん@1周年:02/12/02 11:18
彼女の着眼点はまさにここで、ウズベキスタンと日本の関係を辿っていくと、
絶対何らかの形で日本人のルーツに突き当たるのではないか、ということであった。
似ている部分を数えあげるだけでも、彼女の話を聞く限りハンパな数ではない。

日本とまったく同じ「コタツ」がある。
人が訪ねて来る前に「打ち水」をする。
日本と同じように「お彼岸」の習慣がある。
デブと同じ意味で「デブ」という言葉が存在する。
ノッポと同じ意味で「ノップ」という言葉が存在する。
玄米の事を「ショリ(シャリ)」と言い、白米の事を「グルチ(うるち)」と言う。
370名無しさん@1周年:02/12/02 11:18
言葉の近さを言い始めると、数限りなく相似点があるようで、
「寒い」という言葉が過去形になるとどうして「寒かった」になるか、
彼女はずっと疑問に思っていたらしいのだが、
それをウズベキスタンの言葉で考えるとまったくスーッと氷解するのだと言う。

日本語の「寒い」も、ウズベキスタンでは「寒い」に非常によく似た言葉なのだそうだが、発音しない「K」の音が語尾にあるのだそうだ。それが過去形にすると、「サムカッタ」というように、「カ」という音が出てくるのだと言う。

あと尊敬語や丁寧語もあるようで、日本の「です」「ます」と同じ用途で、
発音的にも「デス」「マス」に聞こえる言葉があるのだそうだ。
371名無しさん@1周年:02/12/02 11:18
あまりの類似点の多さに大笑いしながら聞いてしまったが、彼女はとても真剣で、
だから私も「これは新しい学説として発表するしかないですよ」と彼女を激励した。
ウズベキスタン語の辞書もあるようで、編集に携わった人も、日本とウズベキスタンの、
言語的な類似点の多さに驚いたというような編集後記を書いているらしい。

飛鳥時代あたりに、ウズベキスタンから僧侶が来たという文献も残っているのだそうだ。
そう考えると、意外に昔からウズベキスタンと日本は、
文化的にも言語的にも深い関わりや影響を持ってきたのかも知れない。
372名無しさん@1周年:02/12/02 11:19
一説に寄ると、かの聖徳太子はウズベキスタン人だったという話もあるらしい。
よく考えると聖徳太子の肖像画の彼の着ている服を、
妙にユッタリとした作りの不思議な服だなぁと思っていたから、
それはあの時代の日本人が着ていたと考えるよりも、
よその国から来た人が着ていた服と考えられない事はないのだ。

彼女は今この日本にいる間しかできないということで、今ウズベキスタンにハマッて、
ウズベキスタンの歴史、および日本との類似点の資料集めに没頭しているらしい。

私もちょっと、紀伊国屋やリブロにでも足を運んで、
魅惑の国ウズベキスタンを調べてみたいなぁと思う、今日この頃である。