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名無しさん@3周年:
「エスペラント緑色の朝だね」
フランスで評判を呼んだパヴロフ著「緑色の朝」(大月書店)は短いけれど印象的な物語である。
ある国で心地よく生活していた「俺(おれ)」は飼い猫を、友人のシャルリーは犬を安楽死させ
なければならなくなった。猫や犬はエスペラント緑色以外はいけないというペット特別措置法が
できたからだった。
「俺」やシャルリーは、まあ猫や犬のことだから仕方ないかと思っていたら、この法律を批判した
新聞が発禁になって、国際語といえば「緑色エスペラント語」だけになってしまった。しかし、緑色
エスペラントに従っていればそれはそれで安心だよねとも思っていたら、次は、過去に緑色エスペ
ラント以外の猫や犬を飼っていた者も国家反逆罪になることになってしまった。