ゾラの短編集

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64名無しさん@3周年
Les Repoussoirs
65名無しさん@3周年:03/12/06 20:53
>>39
しかし、正直いって昨日は驚きました。醜さを商うという奸智にして驚嘆すべ
き趣向が現われたのです。発案したのは、私同様みなさんもご存知の資本家、
あのデュランドー氏です。美しいものを売るというなら分かります。さらに、
贋物の美しさを売ることだって当然ありうることでしょう。進歩の証です。し
かし、醜さという今まで何の役にも立たなかったものを商品の流通市場に乗せ
たデュランドーは、わがフランスに大いに貢献したと、私は断言します。誤解
のないように確認しておきますが、ここで云う醜さとは、本当の醜さ、あから
さまな醜さ、正々堂々と醜さとして売られている醜さのことです。
66名無しさん@3周年:04/02/15 13:43
いきなり「です、ます」調
やばくない
67名無しさん@3周年:04/02/16 01:07
>>66
いきなりじゃないじゃん、6ヶ月も経ってるじゃん。63-65。
なんてな。
68名無しさん@3周年:04/02/17 19:49
すみません。直しました。

しかし、正直いって昨日は驚いた。醜さを商うという奸智にして驚嘆すべき趣
向が現われたのだ。発案したのは、私同様みなさんもご存知のあの資本家デュ
ランドー氏だ。美しいものを売るというなら驚かない。また、贋物の美しさを
売ることだって当然ありうることで、それは進歩の証だろう。ところが、これ
まで無価値だった醜さというものを商品の流通市場に乗せたのである。デュラ
ンドーはわがフランスに大いに貢献したと、断言したい。誤解のないように確
認しておくが、私が云っているのは、みるからに醜い醜さのことで、醜いもの
として誰憚ることなく売られている醜さのことなのである。