翻訳家 戸田奈津子について

このエントリーをはてなブックマークに追加
20名無しさん@1周年

日本語力まず磨け

文科省懇談会で英語教育を痛烈批判
映画字幕翻訳家・戸田奈津子さん

文部科学省の英語教育改革に関する懇談会に二十日、映画字幕翻訳家の
戸田奈津子さん=写真=が招かれた。

戸田さんは、ソルトレークシティー五輪の記者会見でうまくコメントで
きない日本人選手が多いとの報道を引いて「通訳がいても自分が考えて
いることを表現できない。もっと恐ろしいのは言うべきことがないこと。
外国語の前にやることがあるのではないか」と述べ、日本の英語教育の
現状を痛烈に批判。英語学習の前に日本語の表現力が基本になることを
強調した。

戸田さんは知人の日本人留学生が米国で「英語は話せるようになったが、
話には中身がない」と批判されショックを受けた例も紹介された。

さらに「楽しく学習することが重要。好きな分野のことを教えてあげれ
ばいい」と、携帯電話のメールで英文のやりとりをすることや、インタ
ーネットで生徒が興味を持つサイトを読ませることなども提案した。

最近の英語教育には「聞くことや話すことに触れすぎ。人間はオウムで
はない。文法の基礎などバランスの取れた教育が必要だ」と指摘した。

【平成14年2月21日(木)産経新聞】