臨場感を凌駕(ryのガイドライン子育て3人目

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26水先案名無い人
Ocean Voiceの主な台詞集

かつて、一人の妖精がこの広い世界を舞台に一つの物語を展開した。
人々の心の醜さ・・脆さ・・儚さ・・それらを映し出す一つの物語・・
その妖精は人々に絶望というエッセンスと 希望という僅かばかりの隠し味を潜ませ、
その物語を作り上げ・・ 彼女自身は傍観者に徹した。
そう・・ 最後の最後までは・・・
そして、最後の最後で彼女は舞台の袖へと回り、全ての幕、照明を落とそうとした。
用済み・・・十分楽しんだ彼女の為すべ行動は物語の廃棄だった。
手塩にかけた愛すべき物語・・自分のものだけにする究極の手段・・・
だがその行為は役者であり主役でもあった者たちに阻止された。
そして今の世界がある・・・。
その物語は我々の間伝説になり知らぬものはいない妖精の作ったシナリオは
一躍ヒット作へと登りつめた。
だが、そこには面白みなど存在しない・・・ なぜならば、自分自身がいないからだ。 自分自身が作ったものではないからだ。
物語は自分も含め、巧妙且つ狡猾に作られてこそ面白みがある。 その妖精のそのような想いも私ならば理解できる。

そして・・今、私の作った物語が世界へ羽ばたこうとしている・・・。
”彼女の声”・・歌は私に、どれほどの感動を与えてくれるのだろうか・・・
世界の・・いや・・存在の命運を賭けた物語の鍵となる歌・・・
それは彼女の歌を置いては他にはあるまい・・
       - Ocean Voice -
      蒼天の空の下の物語
27水先案名無い人:2010/11/07(日) 20:27:11 ID:eAmQDCyW0
登場人物紹介(Ocean Voice)

「下らない…私に言わせればそれは世界の混迷で憂いではないわ」
「私は他人<ヒト>の幸せなくして私の幸せはありえない…そう…それは一種の強迫観念…」
「今まで信じてきた人が全てかりそめだったってあなたには信じられる?」
「君の歌声は優しい…ソレは多くの人々の小さな小さな光となり
君自身をも照らす…そのことを忘れるな…」
「仮に世界の全てが敵であったとしようそれでも勝つのは私…世界は私の糧となるのだよ」
「跪け…御前たちの身とその穢れた心のその悲痛が私を絶対的な快楽へと導く。
呪うがいい…私になれなかった蛆虫どもが…」
「お姉ちゃんハ…私が…キライ…?」
「こんな未来のない世界を這いずり生きる下らない営み…」
「50年前…そもそもそれが誤りだったのよ…
私から贈る子供たちへの愛…それを示すためならば私はなんにでもなろう」
「世界は再び負に覆われるのさ…それは人の咎であって逃れようのない運命<さだめ>」
「私は貴女で、貴女は私…逃れようとも逃れられぬ…運命の逢瀬」
28水先案名無い人:2010/11/07(日) 20:28:48 ID:eAmQDCyW0
Ocean Voice パパざんシーン

ルークス :サラよ…今日からこの二人がおまえの父と母だ…
サラ   :お父さんと…お母さん?
ルークス :そうだ…おまえの父と…母だ…
後ろの女性:よろしくね…サラ…
後ろの男性:今日から私がおまえのパパだ…サラ…よろしく頼むぞ。
サラ   :……パパ…ママ…

サラ   :パパ!パパ!パパの絵を描いたよ!
男    :どれどれ?おぇ!よく描けているなぁ…
女    :あら!本当に!ママのはないの?
サラ   :うん…じゃあ今度はママのも描くね。

ルークス :さて…サラよ父さんと母さんはどうかな?
サラ   :うん!大好き!
ルークス :…そうか…では、用済みだな…。
サラ   :え…?用済みってなぁに?
ルークス :サラよ…少しの間、お前の父さんと母さんを借りるぞ…
後ろの男性:…サラ…いい子でいるんだぞ…
後ろの女性:…サラ……ッ!!
サラ   :お母さん?お父さん?

パパとママは結局そのあと一度も顔を見せなかった
29水先案名無い人:2010/11/07(日) 20:30:32 ID:eAmQDCyW0
サラ   :プレゼント?ねぇ…おじちゃん…私プレゼントいらないからパパとママに会いたい…。
ルークス :あぁ…そうだな…サラ…おまえの父さんと母さんは、もういるじゃないか?
サラ   :え?どこ?どこ?
ルークス :ほら…目の前に…。
サラ   :…え?おじちゃん…違うよ?…この人たち…パパとママじゃない…
ルークス :何を言っているんだ…この人たちはおまえの父さんと母さんだよ…
サラ   :…
後ろの男性:サラ…父さんだよ…
後ろの女性:サラ…かわいい…サラ…
サラ   :…

男性   :ほら…サラ…見てご覧…
サラ   :うわぁぁ…きれぇい
男性   :これが外の世界だ…世界にはこんな綺麗なところがあるんだよ。
女性   :あら…サラ、またパパにご本を見せてもらっているの?
サラ   :うん!!私、早くこぉんなきれいなところ行ってみたいなぁ。いけるよね!!いつか一緒に行ってくれるよね!
女性   :…そうね…いつか行けるわ…
男性   :サラがもっと大きくなったら必ず行けるさ…
サラ   :その時は一緒だよ!!約束!!
男性   :あぁ…約束だ…

後ろの女性:サラ…ごめんなさい…
後ろの男性:サラ…元気で暮らすんだぞ…
サラ   :パパ?ママ?
ルークス :本日で任務完了だ…よくやったな…
後ろの男性:えぇ…。
後ろの女性:……
サラ   :パ…パ…?ママ…?
ルークス :サラよ…少し、おまえのパパとママを借りていくぞ。
サラ   :……
30水先案名無い人:2010/11/07(日) 23:00:58 ID:PKtBb4o/0
とりあえず乙
31水先案名無い人:2010/11/07(日) 23:52:54 ID:ghONW07p0
絵に描いた様な糞スレが立ったものだな
天然記念物だ
32水先案名無い人:2010/11/07(日) 23:53:24 ID:9mNjeXWx0
保全する価値はありませんがね
33水先案名無い人:2010/11/08(月) 00:38:17 ID:+gnPg82K0
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/okama/1284532069/
このスレに「貧乏無職で生活苦しいオカマが勝てなくて悔しがってるスレはここでつかww」
って書き込むとオカマが即発狂してワロスw

お前らもやってみろw
「小野(笑)」て名前でやるとさらにwwプラスでお前独自に増やしておちょくってみ?
100%釣れるぞwww
34水先案名無い人:2010/11/08(月) 23:02:04 ID:kC2XNfVQ0
パパ…?ママ…?
親が立ち替わり入れ替わりに替わり続けるという状況は数年間の間度々行われた…。
親というものは…そういうものなのだろう…。幼い頃は…それで済んだ…。
いつもニコニコとしていた二人…けれど…どのパパとママも…いつも心の中では悲しみで満ち溢れている。
そんな…目をしていた。そして、もう数え切れないほどの両親と出会い…そして、別れた…。

ルークス :……サラ…わかっているな…。
サラ   :えぇ…でも一ついいかしら…?
ルークス :なんだ?
サラ   :お父さんやお母さんは…今までの人たちは何処へ行ってしまったの?
ルークス :…そうだな…おまえも、いい年頃だ…そろそろ事実を知っても良い頃合か…
サラ   :事実?
ルークス :知りたくばついて来い…

サラ   :こ…これ…は…
ルークス :ちっ…まだ腐りかけのものがあったか…。ちゃんと廃棄させなければな…。
サラ   :あの人は…前の…お母さん…?どうして…?
男性   :……。
ルークス :どうして?だと?どうしても何も…これが世の中の常というもの…。親は変わる…。
 子供の成長にともない親はその都度カリキュラムにそったプログラムどおりの親を選任し、
 そして、それを子供にあてがう…。まぁ…世の常とは大袈裟か…敢えて言うのであれば…。
 サラ…おまえは特別だからだ…。
サラ   :とく…べつ…?
ルークス :そうだ…おまえは特別な存在…不変の親がおまえにべったりでは困るのだよ…。
 だから、おまえはこういう目に会おうとも決して目をそらしてはならない…。
 (ルークスが両親を殺す)
サラ   :う…うあぁぁぁぁぁぁ!!!
男性   :サ…サラ……
女性   :サ…ラ…さようなら……そして…ごめんなさい…。
サラ   :うあぁぁぁぁぁぁ!!!
35水先案名無い人:2010/11/08(月) 23:03:10 ID:kC2XNfVQ0
サラ   :…また…お母さん…?…もう、お母さんもお父さんもいいよ…。
 …あれから何人もの人に出会ったけど…みんな死んだんでしょう?
ルークス :おまえが気にすることではない…。だが今日は別件だ。
 そろそろ本格的に仕込みに入ろうと思ってな…。
サラ   :仕込み?
ルークス :おまえには今日から歌のレッスンをやってもらう。
サラ   :…歌?どうして?
ルークス :言っただろう…おまえの気にするところではない。今日から歌の指導をしてもらうキャサリン先生だ。
キャサリン:よろしく…サラ…。
ルークス :具体的な練習は特にない…キャサリン先生がピアノを弾く…それに合わせておまえが自由にすればいい。
サラ   :どういう…意味?レッスンじゃ…ないの?
ルークス :おまえの様な者にレッスンなんてしてみろ…余計な穢れが外部から入るだけだ…。
 おまえのやりたいように歌え…そうすれば、それで全てが満たされる。

サラ   :あの…。あの…私…今まで歌ったことなんてないんですけど…。
キャサリン:……私に教えられることなんてないわ…。
サラ   :…どうして…。
キャサリン:思うままに歌いなさい…。それが私に出来る最大限の助言…。それがせめてもの世界への救済の手心…。
サラ   :え…?世界の…救済…?
キャサリン:わたしは…出来ればあなたのような人とは関わり合いたくなかった…。
サラ   :……わたしも…。

生まれてこなければ良かった…。
おまえには人々を救うだけの力がある…
チカラ…?
そうだ…御前はそのチカラを持つ道具…御前はその責任と使命だけで構成された存在…。
人々を救うことの出来る究極の道具だ…。
ドウグ…?人は…救えるのに…パパやママは救えないの?
気にするな…全ては御前を完全なものにするための消耗品…。唯…それだけ…。
イヤダ…イラナイ…ソンナ…チカラ…ワタシハ…ヒトデイタイ……。
フフ…ヒトか…敢えてそれを望むとは皮肉なものだな…。サラ…御前は悟るはずだ…。
ヒトのココロなど捨ててしまえばよかったと…。
36水先案名無い人:2010/11/08(月) 23:03:51 ID:kC2XNfVQ0
サラ「下らない…私に言わせればそれは世界の混迷で憂いではないわ」
アンネ・クリスティーン「私は他人<ヒト>の幸せなくして私の幸せはありえない…そう…それは一種の強迫観念…」
セリア・シンクレイア「今まで信じてきた人が全てかりそめだったってあなたには信じられる?」
レイド・セイクリッド「君の歌声は優しい…ソレは多くの人々の小さな小さな光となり
 君自身をも照らす…そのことを忘れるな…」
ラジアル・シンクレイア「仮に世界の全てが敵であったとしようそれでも勝つのは私…世界は私の糧となるのだよ」
ルークス・ラズベイフェン「跪け…御前たちの身とその穢れた心のその悲痛が私を絶対的な快楽へと導く。
 呪うがいい…私になれなかった蛆虫どもが…」
ネイ・シンクレイア「お姉ちゃんハ…私が…キライ…?」
舞:「こんな未来のない世界を這いずり生きる下らない営み…」
?:「50年前…そもそもそれが誤りだったのよ…
私から贈る子供たちへの愛…それを示すためならば私はなんにでもなろう」
レイン・セイクリッド「世界は再び負に覆われるのさ…それは人の咎であって逃れようのない運命<さだめ>」
サラ・アシュレイ「私は貴女で、貴女は私…逃れようとも逃れられぬ…運命の逢瀬」

来たれよ我が母… その悲哀に包まれし汝の子等を抱け…
胎内よりい出し血の祝福を… その処女の血を持って慰めよ…
37水先案名無い人:2010/11/08(月) 23:07:41 ID:kC2XNfVQ0
最終ボス (Ocean Voice)

サラ・アシュレイ:
いつまでもつかしらね。さあ、最期の戦いよ。
私は貴女。貴女は私。決して逃げられない二人の逢瀬。
そして、とめどなくあふれる、その涙の先には何があるのかしらね。
耐え切れぬ重圧…、誰の為に負うの?
手を伸ばしても届かない、朝日の差し込む光。
あなたはもう見たはずよ。そこに光など無い。あるのは温かい闇。
それでも冷たい光を求めるの?
もう終わりにするのよ。温かい光などありもしないのだから。
さあ、その閉ざされた瞳で見るのよ。足元にあるのは屍だけ。そこに精神は無い。

サラ・アシュレイ:
そろそろ本気で貴女を救ってあげるわ。嬉しいでしょう?心の芯から熱い魂の慟哭が刻まれる。
そして貴女と私は一つになる。そう。最期の救済、救世が成就する。
サラ:
それでも、私はこの歌を歌うことをやめるわけにはいかない。
たとえ自分の魂が救済されず、永遠を彷徨うとも貴女との同化に対する答えは、否。
サラ・アシュレイ:
言ったでしょう?私は貴女で、貴女は私。決して逃れられぬ、回帰する運命。さあ、私の手を。
サラ:
たとえ、結果的な回帰があろうとも、私は歌う。全てを終わらせる。Ocean Voiceによって。

サラ・アシュレイ:
さあ、楽にしてあげる。そう、まるでその雄大な海が覆う優しい歌のような安息を。
悲しみの連鎖、Ocean Voiceを断ち切ってあげる!!
38水先案名無い人:2010/11/08(月) 23:08:59 ID:kC2XNfVQ0
Ending (Ocean Voice)

ある女性が残した言葉がある。
人々のココロ、それは世界そのものである。
西暦2000年紀、新たな節目を迎えた人々のココロ、それは大事な何かを失い、
そのことに気付かず、ただ同じ毎日を繰り返している。
ココロの闇、直接には人々の生命を侵害するものにはなり得ない。
だが…
ソレは確実に、人々の生命、この大地、この空を侵食していた。
いかに世界情勢の歯車が狂い、いかに星の環境、人々の生命が人々の「動」により失われようとも、
それは表層的な死に他ならない。その死は、止められる。
そう、根底から、その癌化した生命の種を絶つことにより、
けれど、それは「静」の意思によって阻まれている。
そう、人々のココロ、精神の奥にあるヒトというココロ。
その「静」のチカラを見つめ直すこと、「静」を充実させることによって、「動」は自然と緩やかな動きへと向かう。
だが、愚かにも人々はその「静」を動かそうと考えた。
留まるという意の静、それを動かすこと、それはココロにあってココロに在らざる存在。
そして、ココロはヒトというココロを表層的なものとし、偽善と仮初の進化に変貌し、癌化はさらに進行していく。
私たちの過ちは目に頼りすぎたこと。目に見えるものこそ真。それが正義。
そう思ったことから始まった。 
「静」
それは決して見ることのできないもの。存在すら危うい、個々に宿る小さな世界。
いずれ人間は滅ぶのであろう。それが今でなくとも、そう遠くない未来で。
だが私は信じたい…。たとえ世界の人間がその小さな世界を手放したとしても、
新たな世界をあなたたちと今日作り上げる…魂の…産声…
2000年紀、もう日付も分からない今日…、最愛の未来の子供達へ…あなたたちの前に広がるのは…
希望というココロの脈動に溢れた青い空でありますよう…
                        -舞-