ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★81

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574水先案名無い人
「――っふ」
『おねえさん』と言い切れないまりさの様が魔理沙の眼に滑稽に映った。……だが。
「お、ねえ゛、お、ざ、おね゛え!! え!えええ゛!!あああああ゛ああ! あ」
それに悲鳴が混じりだしたことには、不協和音として耳に響きだした。
「お、おいアリス。ちょっとやり過ぎじゃ」
「まりさ! どうしてあんたは!!」
「ゆあああ゛あ゛あ゛ああ! !あ゛あ゛! あ゛あ゛あ゛ああ! ぅ……うぼ、う゛えっ゛、う゛お゛えっ!!」
アリスが攻撃するたびに、ポンプのようにまりさの口から灰色の液が飛び散る。そのうち頬が破れ、そこからも中身が漏れ出した。
「おいやめろ! アリス! 死んじまうぞ!!」
魔理沙が横から割って入り、アリスの肩を掴んだ。
「がっ!」
アリスは魔理沙が存在しないかのように、攻撃を続ける。本来ならばまりさが受けるべき蹴りは魔理沙の膝を直撃し、魔理沙がバランスを崩してアリスの脇を前のめりに倒れる。