ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★81

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545水先案名無い人
なんてこった、人間につかまってしまった。
まりさが山に住んでいるゆっくりを集めて群れを作ろうと宣言した直後だった。
人間が、今、まりさを持ち上げ顔を見ながらにやにや笑っている人間が群れの仲間を、一瞬にして皆殺しにしてしまった。
「糞饅頭が人間様の言葉を偉そうに使ってるんじゃねぇよ」と笑いながら、ちんぽ以外しゃべらないみょんを踏みつぶした。
「非力な存在の癖に偉そうに親子の愛情なんか見せつけるんじゃねぇよ」と笑いながら、子供たちだけは助けてくれと泣きわめくれいむの目の前で子供を一匹づつ、横に引っ張って引き裂いていった。
ついさっき、まりさは人間に聞いた。
「どおして、こんなひどいことをするの?」と。
人間はさもめんどくさそうに「面白いからに決まってるだろ」と言った後、こいつはどんなふうに殺してやろうかというようにまたにやにや笑い始めた。
ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな。
これがもし、人間のご飯になるというのなら、今なら納得できる。
まりさたちは今までたくさんの虫さんを食べてきた、一度ぐらい、他の動物さんたちにむーしゃむーしゃされる事もあるだろうと今なら思う。
それがどうだ?いま、ついさっきまでここにいた30匹近くのゆっくりはすべてただの餡子の塊になってしまった。それも、この一人の男の、ただの快楽のせいで。
糞が、糞野郎が。食べるわけでもない、自分の身を守るためでもない、ただ、自分の快楽のためだけに他の生物を殺す、それも苦しむさまを眺めながら、笑いながら。
人間は最低の動物だ、少なくともまりさは、人間以外に他の動物を快楽のためだけに長時間虐め抜き、その反応を見て笑うようなふざけた動物は知らない。
悔しかった、とても悔しかった。この人間に同じことをしてやりたかった。
こいつの体を横に引っ張って、引き千切りたかった。
こいつの家族を、こいつの目の前で一人づつ、潰してやりたかった。
そしてこいつの目の前で、非力な人間が偉そうにしているんじゃないと、言ってやりたかった。
だって、そんなことされるやつのことを考えたら、食うためでも、身を守るためでもなく、ただ自分が楽しいから、それだけで30もの命を奪うなんて、出来るはずがない。