>>416 望「眠い、ひもじい、疲れた」
霧「よし、入力終わり。じゃあ行くよ」
望「シミュレーションプログラムの燃料は?」
霧「作家と編集の軋轢とか、著作権や原稿管理の問題とかでよければ、これで合ってるはずだよ」
望「とするとやはり予想被害はこんなものですか。
これなら目を瞑って取引しようって気にもなりますかねぇ。
わかりませんねぇ、こんなもので済むわけないんですが。
何のデータが足りないんでしょうか」
霧「冠茂をベタ褒めしてたあのブログ。あれがなかったらもうちょっとマシだったかも」
望「やっぱり成りすましですか?」
霧「多分。バカなことしたよね」
奈美「差し入れだよ。どう、何かわかった?」
望「私たちが無力ってことだけです。
大手出版社様が相手では、私なんて虫けら同然ですからね」
奈美「なぁんだ。はいお茶」
望「これはどうも。おや、これはサラリーマン川柳ですね」
交「何それ?」
霧「ごく普通のサラリーマンの人達の投稿作品だよ」
奈美「ああ、それって確かお笑い芸人にパクられたんだよね」
望「…日塔さん、今、何と?」
奈美「え、だから盗作だよ。ほら、だいぶ前あったでしょ。
あの潜伏期間何年とかっていう人。それがどうかしたの?」