翠星石にチョコレート貰った\(^o^)/ 第27ドール

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266水先案名無い人
【ペタンクとは】
(決められた球数でどれだけ自分の持ち球(ブール)を目標(ビュット)の近くに投げて寄せられるかっていう競技だよ。
相手の球にぶつけて、相手の球を的から遠ざけるって事も可能だよ。ルール的にはカーリングに似てるよ。
技術と集中力を要求される紳士淑女のスポーツだよ。目標をペットボトルのフタ、球をテニスボールなんかで代用して簡単に遊べるよ!)

3人一緒に庭でペタンクした。
蒼星石「………」トン
俺「ム………」トン
翠星石「ムム………」コスッ
翠星石「あっ!………」
蒼星石「………」トスッ
俺「あっ!………」トン
翠星石「………」トン
俺「………」
翠星石「………」
蒼星石「…………」トスッ
俺「ぎゃーやられた!」
翠星石「また蒼星石の勝ちです!」
蒼星石「あ、はは。また勝っちゃった」
俺「いや〜さすが俺が師と仰ぐペタンクマスターなだけあるね。蒼星石の投げるブールの放物線があまりにも美しい」
蒼星石「や、やめてよヤスヒロ君。師なんて大げさだなあ…」
翠星石「もうそれくらい呼ばれても良いくらい強いんじゃないですか。けどたまには姉に花を持たせるくらいの気を使うです!」
蒼星石「だって、翠星石いつも勝手に自爆しちゃうんだもの…」
俺「集中力無いからな」
翠星石「2人が強すぎるんですー!ヤスヒロもですよ!よいしょ精神で接待ペタンクしやがれです!」
俺「気を抜いたプレーして型が崩れたらやだしさあ…。一度軸がぶれると持ち直すのが大変なんだよ」
蒼星石「ああ、それはあるね。微妙な感覚のズレで、ティールしたときにカローがあまり上手くいかなかったり」
俺「そうそう。1mmずれるだけで命取りになりかねないからねー」
翠星石「…なんですかこの入り込めない空気」
267水先案名無い人:2008/05/25(日) 22:16:35 ID:vFSflsDk0 BE:1003882469-2BP(20)
俺「ところで蒼星石。俺どうもここのとこフォームが安定しなくてさあ。
  それが投球に影響出てるみたいなんだよ。自分では直したつもりだけどどうもまだしっくり来なくて。ちょっと見てくれない?」
蒼星石「うん、いいよ」

俺「……えいやっ。 どうかな?」
蒼星石「う〜ん、ちょっと上体の沈み込みが大きいんじゃないかな。微妙に、だけど」
俺「なるほど。意識してフォーム矯正してみようかな」
蒼星石「付き合うよヤスヒロ君」
翠星石「なんか…翠星石置いてけぼりのような気が…」

〜1時間後〜
蒼星石「ダメだよ、もっと!腕をしならせて!君の一投がペタンクの未来を変えるんだよ!」
俺「は、はいっ、コーチ…!………」トス
蒼星石「手首とブールが一体になるような感覚で!そんなことでは優勝できなくてよ!」
俺「くぅ…せっかく教えて貰っているのに…まるで出来ない!私にはペタンクの才能なんて…世界なんて…」
蒼星石「…ヤスヒロ君。僕は君と違って大会に出場することが出来ない。それだけで君は僕よりチャンスがあるんだ」
俺「ハッ…!コ、コーチ、ごめんなさい…。私…」
蒼星石「勝手だけど、君が手に持っているブールには、僕の夢も託してあるんだ。
     君ならすぐに僕を追い越せるよ。世界だって狙える。僕が保証するよ。
     厳しい練習になるかも知れないけれど…君と同じ夢、僕にも見させてくれないかな…」
俺「コ、コーチ…。はいっ!」
翠星石「マドレーヌ焼けたですよぉー…」

だって。
蒼星石コーチは気持ちが乗ってくると意外と熱血コーチだよ。なんだかんだやっぱ翠星石の双子の妹なんだなあ…。
ペタンクマスターへの道は険しい…。けど才能溢れる人にコーチしてもらって俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/

蒼星石コーチが俺を励ましてくれたときはこんな感じだったなあ。
http://yasuhirokakkokari.hp.infoseek.co.jp/080525-petanque.jpg
コーチ…私負けませんっ!