俺「ところで蒼星石。俺どうもここのとこフォームが安定しなくてさあ。
それが投球に影響出てるみたいなんだよ。自分では直したつもりだけどどうもまだしっくり来なくて。ちょっと見てくれない?」
蒼星石「うん、いいよ」
俺「……えいやっ。 どうかな?」
蒼星石「う〜ん、ちょっと上体の沈み込みが大きいんじゃないかな。微妙に、だけど」
俺「なるほど。意識してフォーム矯正してみようかな」
蒼星石「付き合うよヤスヒロ君」
翠星石「なんか…翠星石置いてけぼりのような気が…」
〜1時間後〜
蒼星石「ダメだよ、もっと!腕をしならせて!君の一投がペタンクの未来を変えるんだよ!」
俺「は、はいっ、コーチ…!………」トス
蒼星石「手首とブールが一体になるような感覚で!そんなことでは優勝できなくてよ!」
俺「くぅ…せっかく教えて貰っているのに…まるで出来ない!私にはペタンクの才能なんて…世界なんて…」
蒼星石「…ヤスヒロ君。僕は君と違って大会に出場することが出来ない。それだけで君は僕よりチャンスがあるんだ」
俺「ハッ…!コ、コーチ、ごめんなさい…。私…」
蒼星石「勝手だけど、君が手に持っているブールには、僕の夢も託してあるんだ。
君ならすぐに僕を追い越せるよ。世界だって狙える。僕が保証するよ。
厳しい練習になるかも知れないけれど…君と同じ夢、僕にも見させてくれないかな…」
俺「コ、コーチ…。はいっ!」
翠星石「マドレーヌ焼けたですよぉー…」
だって。
蒼星石コーチは気持ちが乗ってくると意外と熱血コーチだよ。なんだかんだやっぱ翠星石の双子の妹なんだなあ…。
ペタンクマスターへの道は険しい…。けど才能溢れる人にコーチしてもらって俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/
蒼星石コーチが俺を励ましてくれたときはこんな感じだったなあ。
http://yasuhirokakkokari.hp.infoseek.co.jp/080525-petanque.jpg コーチ…私負けませんっ!