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水先案名無い人:
朝起きたら台所に翠星石がいた。
翠星石「お、おはようです」
俺「おはよう、翠星石。・・・後ろに何持ってんだ?」
翠星石「え!?な、なんでもないです! あー!勝手に取るなです!!」
俺「おー綺麗にラッピングしてあるなあ。誰かの誕生日プレゼント?」
翠星石「これは・・・その・・・。・・・この国では、2月14日は誰かにチョコレートを渡す日だとテレビで見たです。
だから、特別に翠星石が作ったのをヤスヒロにあげるです・・・。」
俺「え!ほんとに!?嬉しいなあ。ありがとう、翠星石。まあ義理なんだろうけど」
翠星石「あ、当たり前です!ほんとはヤスヒロには翠星石手作りのチョコなんてもったいないですけど、
どうせ誰にも貰えないだろうから、哀れなお前に恵んでやるです。もっと感謝しろです。」
俺「ああ、義理でも本当に嬉しいよ翠星石。じゃ箱開けるね。
おお凄い。チョコレートケーキだ。しかもハート型。義理なのに気合入ってるな。」
翠星石「さっきから一言一言うるさいです!さっさと食べて感想を述べやがれです!」
俺「そう。じゃ、いただきまーす。・・・・・」
翠星石「・・・ど、どうですか?」
俺「ちょっと苦いかも。でも美味しいよ」
翠星石「そりゃあそうです!けどおこちゃまな舌のヤスヒロにはちょっと大人の味だったですかね。
まあでも、翠星石が愛情込めて作ったのですから美味しくて当然ですけどぉ。」
山岡「やれやれ、こんなチョコレートをうまいと言っているようじゃ、
ほんとに愛情が入ってるかどうか怪しいもんだ」
翠星石「な、なんですかお前は!?」
山岡「明日もう一度ここに来てください
こんなドールが作ったようなチョコレートよりずっとうまいチョコレートをご覧に入れますよ」
翠星石「な!な、な、なに言ってやがるですか!死ねですぅ!」
だって。こんな意味不明なバレンタインデーは初めてだよ。
俺どうかしちゃったのかなあ!ハッピーバレンタイン!\(^o^)/