【水銀燈】嫌な女…のガイドライン 7【ブチギレ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
728水先案名無い人
アリス「ローゼンメイデンの皆さん始めまして!」
真紅「…うそ!?」
アリス「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
水銀燈「どうして…」
アリス「私はアリス! お父様と一緒に暮らしてる完璧の少女」
蒼星石「そんな…そんなこと」
アリス「今度こそ胸を張って言えるわ 私はアリス、完璧の少女 よろしくねドールズの皆さん♪」
翠星石「うそですぅ、あなたがアリスだなんて…そんなこと」
アリス「どうして?」
金糸雀「だってアリスゲームで勝ったドールじゃないかしら… ただアリスと名乗ってるだけかしら…
    アリスはアリスゲームを勝ち抜いたドールにのみ与えられるかしら、貴女は…アリスと認められないかしら」
アリス「…やっぱりそうなの お父様のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
      完璧なドールを作れないダメな人形師だと 」
雛苺 「うゆ…」
アリス「アリスゲームを戦ったのも お父様に会おうとしたのも
    自らを突き放したお父様を憎んでいただけ 恨みを晴らすつもりだったのでしょう」
雪華綺晶「違う…」
アリス「完璧で無くても良い…自分には今いるマスターとの生活があると
      そう思ってお父様を笑っていただけなんでしょう」
真紅「それは違うわ… 違う… 私達は…」
アリス「うるさい! …嫌な女共。少しばかり欠けた部分があるだけなのに
      たまたま欠点があっただけなのに…
      お父様の存在なんて、貴女達にとっては自分を作ったというだけの存在だった 」
水銀燈「違うわ! 私達だってアリスになる為にアリスゲームを戦って…」
アリス「それが私を馬鹿にしているといっているのよ!
      私をお父様がついに見付ける事の出来たアリスと認めてくれてなかった!」
蒼星石「…だってキミは!」
アリス「貴女達みたいなドールが アリスになれるわけがない!
      アリスは…私 実際にお父様と暮らしているこの私…
      今夜もまたお父様に抱きしめてもらうの… 私を見つめてもらうの…」
729水先案名無い人:2007/06/04(月) 18:13:30 ID:yADA2ARY0
(アリス、ドールズ全員を突き飛ばしてそれぞれの大切な物を奪う)
翠星石「? …あっ!」
アリス「アリスゲームを勝てばアリスになると思う?」
雛苺「返してなの!」
アリス「姉妹同士で殺しあって アリスになれると思う?
     そんな幻想…打ち砕いてあげる!  本当のアリスは…」
(アリス、ドールズ全員の大切な物を力いっぱい握り締める)
金糸雀「やめるかしら!!」
アリス「本当のアリスは…   私よ!!」
(ドールズ全員の大切な物が木っ端微塵に砕け散る)
雪華綺晶「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! 今まで大切にして来たものなのに…
     私の心の支えだったのに… ああぁぁ…」
アリス「ウフフフフフ アハハハハハハハ!」
真紅「どうして…どうして……… 名前だけのアリスのくせに…」
アリス「……なんですって?」
水銀燈「アリスゲームもやってないくせにアリスなんて… 私達は認めない!」
アリス「!」
ドールズ全員「認めない!!」
アリス「!!うおおおお!!! ドールズぅ!!」
(鐘の音)
ラプラス「何事にも潮時はあるというもの……」
真紅「ラプラス!」
ラプラス「ドールズが姉妹同士で殺しあってる隙に 
      漁夫の利的にアリスが誕生しました
      アリスゲームはこれにて終幕…」
ドールズ「ならこれからは今いるマスターと暮らしていくだけよ!」
(ドールズはマスターのもとへ帰り、それぞれの道を歩んで行く)
アリス「何か釈然としない…」
            ローゼンメイデン 完