日本代表候補川崎フロンターレ所属 森勇介26歳
清水エスパルスジュニアユースを出発点に異端的右サイド活動家となり、
いまどき警告王としてベガルタ仙台を解雇され、現在に至るも反体制プレイヤー
では続いて、森勇介さんの政見放送です。
サッカーファン諸君、私が森勇介である。
諸君、この国の代表チームは最悪だ。
走るサッカーだとか考えるサッカーだとか、私はそんな事には一切興味が無い。
あれこれ改革して問題が解決するような、もはやそんな甘っちょろい段階にはない。
こんな代表チームはもう見捨てるしかないんだ、こんな代表チームはもう滅ぼせ。
私には、建設的な提案なんかひとつも無い。
今はただ、イエローカードアンドイエローカード。すべてをぶち壊すことだ。
諸君、私は諸君を軽蔑している。
このくだらない代表チームを、そのスターシステムを、支えてきたのは諸君に他ならないからだ。
正確に言えば、諸君の中の頭脳派は私の敵だ。
私は諸君の中のDQN派に呼びかけている。
DQN派の諸君、今こそ団結し立ち上がらなければならない。
奴等頭脳派はやりたい放題だ。
我々DQN派がいよいよもいって生きにくい世の中が作られようとしている。
DQN派の諸君、代表合宿で何かが変わると思ったら大間違いだ。
所詮代表合宿なんか頭脳派のお祭りに過ぎない。
我々DQN派にとって代表合宿ほど馬鹿馬鹿しいものはない。
ミニゲームで決めれば、ビブスの色を理解している方が勝つに決まってるじゃないか。
じゃあどうして代表候補に選ばれたのか。
その話は、私もわからないからオシム監督のコメントを見てくれ。
オシム監督は二人いるから、父親のほうのコメントを見るように。
私は、この代表チームの、DQN派に対する迫害にもう我慢ならない。
DQN派の諸君、頭脳派を説得することなど出来ない。
奴等頭脳派は我々DQN派の言葉に耳を傾ける事は無い。
奴等頭脳派が支配する、こんなくだらない代表チームはもはや滅ぼす以外に無い。
改革なんていくらやったって無駄だ。
今進められている様々な改革は、どうせ全部すべて奴等頭脳派のための改革じゃないか。
我々DQN派はそんなものに期待しないし、勿論協力もしない。
我々DQN派はもうこんな代表チームに何も望まない。
我々DQN派に残された選択肢はただ一つ、こんな代表チームはもう滅ぼすことだ。
ぶっちゃけて言えば、もはや協会転覆しかない。
DQN派の諸君、これを機会に協会転覆の恐ろしい陰謀を共に進めていこうではないか。
ポスターに連絡先が書いてあるから合宿中でも、終わってからでも構わない。
私に一本電話を入れてくれ。
もちろん代表選出のないJ2の諸君や、国内サッカーファン以外の諸君でも構わない。
我々DQN派には日本代表なんかもともとぜんぜん関係ないんだから。
最後に、一応言っておく。
私が代表に定着したら、奴等はビビる。
私もビビる。
森勇介に悪意のパスを、森勇介にやけっぱちのパスを、じゃなきゃサッカーなんかするな。
どうせ合宿じゃ何も変わらないんだよ。
川崎フロンターレ所属、森勇介さんの政見放送でした。