映画監督 庵野秀明 44歳
異端的中二病アニメを出発点に一躍時の人となり、
アニヲタに喧嘩を売って11年間糾弾され続け、現在に至るも他にヒット作無し
では続いて、庵野秀明さんの政見放送です。
「中二病諸君、私が庵野秀明である。
諸君、このアニメは最悪だ。
社会現象だとかリメイクだとか、私はそんな事には一切興味が無い。
あれこれリメイクして問題が解決するような、もはやそんな甘っちょろい段階にはない。
こんなアニメはもう見捨てるしかないんだ、こんなアニメはもう滅ぼせ。
私には、建設的な作画なんかひとつも無い。
今はただ、スクラップアンドスクラップ。作画を崩壊させることだ。
諸君、私は諸君を軽蔑している。
このくだらないアニメを、その製作会社を、支えてきたのは諸君に他ならないからだ。
正確に言えば、諸君の中のアニヲタは私の敵だ。
私は諸君の中の反アニヲタに呼びかけている。
反アニヲタの諸君、今こそ団結し立ち上がらなければならない。
奴等アニヲタはやりたい放題だ。
我々反アニヲタがいよいよもいって生きにくい世の中が作られようとしている。
反アニヲタの諸君、新四部作で何かが変わると思ったら大間違いだ。
所詮新四部作なんか、旧世紀版の再放送に過ぎない。
我々映画監督にとって新四部作ほど馬鹿馬鹿しいものはない。
公開すれば、アニヲタしか来ないに決まってるじゃないか。
じゃあどうしてyahooに特設サイトなんて作ったのか。
その話は、長くなるから映画館のポスターを見てくれ。
ポスターはものすごく適当な作りだから、一応確認しておくように。
私は、この国の、反アニヲタに対する迫害にもう我慢ならない。
奴等アニヲタは我々反アニヲタの言葉に耳を傾ける事は無い。
奴等アニヲタが支配する、こんな商業主義のアニメはもはや滅ぼす以外に無い。
企画なんていくらやったって無駄だ。
今進められている様々な特別企画は、どうせ全部すべてガイナックスの収入のための特別企画じゃないか。
我々反アニヲタはそんなものに期待しないし、勿論協力もしない。
我々反アニヲタはもうこんなアニメに何も望まない。
我々反アニヲタに残された選択肢はただ一つ、こんなアニメはもう滅ぼすことだ。
ぶっちゃけて言えば、もはや公開中止しかない。
反アニヲタの諸君、これを機会に公開中止の恐ろしい陰謀を共に進めていこうではないか。
あの適当なポスターに連絡先が書いてあるから、製作中でも、終わってからでも構わない。
私に一本電話を入れてくれ。
もちろん旧世紀版を見たことがない未成年の諸君や、
ぶっちゃけ綾波よりアスカの方が好きな諸君でも構わない。
我々反アニヲタには新四部作なんか元々全然関係ないんだから。
最後に、一応言っておく。
公開が中止したら、奴等はビビる。
私もビビる。
新四部作は悪意の公開中止を、新四部作にやけっぱちの期待を、
じゃなきゃ劇場なんか行くな。
どうせ新訳Zの二の舞で大赤字なんだよ」
映画監督、庵野秀明さんの政見放送でした。