読売巨人軍代表取締役会長 ナベツネ 80歳
日本共産党除名を出発点に典型的保守系記者となり、
いまどき自宅にやってきたカラスを空気銃で打ち落とそうとして自宅の屋根に上ったが、
雨上がりのために屋根は濡れており、カラスを打ち落とす前に滑って床に転落し、
左腕を骨折し、現在に至るも球界の癌……もとい、ドン。
では続いて、ナベツネさんの政見放送です。
野球ファン諸君、私がナベツネである。
諸君、この球界は最悪だ。
ドラフト制度改革だとか何とか改革だとか、私はそんな事には一切興味が無い。
あれこれ改革して問題が解決するような、もはやそんな甘っちょろい段階にはない。
こんな球界はもう見捨てるしかないんだ、こんな球界はもう滅ぼせ。
私には、建設的な提案なんかひとつも無い。
今はただ、スクラップアンドスクラップ。すべてをぶち壊すことだ。
諸君、私は諸君を軽蔑している。
このくだらない球界を、そのたかが選手を、支えてきたのは諸君に他ならないからだ。
正確に言えば、諸君の中のアンチ巨人は私の敵だ。
私は諸君の中の巨人ファンに呼びかけている。
巨人ファンの諸君、今こそ団結し立ち上がらなければならない。
奴等アンチ巨人はやりたい放題だ。
我々巨人ファンがいよいよもいって生きにくい空白の一日が作られようとしている。
巨人ファンの諸君、裏金問題で何かが変わると思ったら大間違いだ。
所詮裏金問題なんかは氷山の一角過ぎない。
我々巨人ファンにとって裏金問題ほど馬鹿馬鹿しいものはない。
更に金を積んで黙らせてしまえば、どんな選手だって手に入るじゃないか。
じゃあどうして読売巨人軍代表取締役会長をやっているのか。
その話は、長くなるから我が大巨人軍の試合を見てくれ。
試合は(ホームとビジターの)二種類あるから、どちらも見逃さないように。
私は、この球界の、巨人ファンに対する迫害にもう我慢ならない。
巨人ファンの諸君、アンチ巨人を説得することなど出来ない。
奴等アンチ巨人は我々巨人ファンの言葉に耳を傾ける事は無い。
奴等アンチ巨人が支配する、こんなくだらない球界はもはや滅ぼす以外に無い。
改革なんていくらやったって無駄だ。
今進められている様々な改革は、どうせ全部すべて奴等アンチ巨人のための改革じゃないか。
我々巨人ファンはそんなものに期待しないし、勿論協力もしない。
我々巨人ファンはもうこんな球界に何も望まない。
我々巨人ファンに残された選択肢はただ一つ、こんな球界はもう滅ぼすことだ。
ぶっちゃけて言えば、もはや新リーグ設立しかない。
巨人ファンの諸君、これを機会に新リーグ設立の恐ろしい陰謀を共に進めていこうではないか。
公式サイトに連絡先が書いてあるからペナント期間中でも、終わってからでも構わない。
事務所に一本電話を入れてくれ。
もちろん裏金問題の槍玉に挙げられた清水・木村や、一場以外の諸君でも構わない。
我々巨人ファンは裏金問題なんかもともとぜんぜん気にしてないんだから。
最後に、一応言っておく。
私が急に”嫌われ者”を止めたら、奴等はビビる。
私もビビる。
ナベツネに悪意の一票を、ナベツネにやけっぱちの一票を、じゃなきゃ試合観戦なんか行くな。
どうせ裏金問題が露呈した程度じゃ何も変える気はないんだよ。
読売巨人軍代表取締役会長、ナベツネさんの政見放送でした。