究極の少女アリス候補 水銀燈???歳
某人形師の作業場を出発点に異端的な作りかけとなり、
いまどき未完成としてXX年放置され、現在に至るも反体制ローゼンメイデン
では続いて、水銀燈さんの政見放送です。
ドールズの諸君、私が水銀燈である。
諸君、この真紅は最悪だ。
優しい言葉をかけただとか手を差し伸べただとか、私はそんな事には一切興味が無い。
あれこれ同情して問題が解決するような、もはやそんな甘っちょろい段階にはない。
こんなジャンクはもう見捨てるしかないんだ、こんなジャンクはもう滅ぼせ。
私には、平和的な提案なんかひとつも無い。
今はただ、スクラップアンドスクラップ。ブローチをぶち壊すことだ。
ドールズの諸君、私は諸君を軽蔑している。
このくだらないアリスゲームを、そのシステムを、支えてきたのは諸君に他ならないからだ。
正確に言えば、諸君の中の多数派は私の敵だ。
私は諸君の中の少数派に呼びかけている。
少数派の諸君、今こそ団結し立ち上がらなければならない。
奴等多数派はやりたい放題だ。
我々少数派がいよいよもってアリスになりにくいnのフィールド が作られようとしている。
少数派の諸君、アリスゲームで何かが変わると思ったら大間違いだ。
所詮アリスゲームなんか多数派のお祭りに過ぎない。
我々少数派にとってアリスゲームほど馬鹿馬鹿しいものはない。
多人数で戦えば、多数派が有利になるに決まってるじゃないか。
じゃあどうしてアリスゲームに参加してるのか。
その話は、長くなるからオーベルテューレのDVDを見てくれ。
DVDは前後編あるから、どちらも見逃さないように。
私は、このアリスゲームの、少数派に対する迫害にもう我慢ならない。
少数派の諸君、多数派を説得することなど出来ない。
奴等多数派は我々少数派の言葉に耳を傾ける事は無い。
奴等多数派が支配する、こんなくだらないnのフィールドはもはや滅ぼす以外に無い。
私の存在なんて多数派の価値を高めるだけだ。
今進められている様々なメディア展開は、どうせ全部すべて奴等多数派のための展開じゃないか。
我々少数派はそんなものに期待しないし、勿論協力もしない。
我々少数派はもうこんな連中に何も望まない。
我々少数派に残された選択肢はただ一つ、せめて真紅だけでも滅ぼすことだ。
ぶっちゃけて言えば、もはや決闘しかない。
少数派の諸君、これを機会に決闘とみせかけ挟み撃ちする恐ろしい陰謀を共に進めていこうではないか。
メイメイが連絡先を書いてくれるので眠りの期間中でも、目覚めた後でも構わない。
私に一本螺旋を巻いてくれ。
もちろんミーディアムでない人間の諸君や、人間以外のドールズでも構わない。
我々少数派にはアリスゲームなんかもともとぜんぜん関係ないんだから。
最後に、一応言っておく。
私が突然復活したら、真紅はビビる。
私もビビる。
水銀燈に悪意の一巻きを、水銀燈にやけっぱちの一巻きを、じゃなきゃ契約なんかするな。
どうせアリスゲームじゃ何も変わらないんだよ。
第1ドール、水銀燈さんの政見放送でした。