「私はメーテル…」のガイドライン(第9部)再出発!

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309水先案名無い人:2008/03/23(日) 00:22:47 ID:nX92ga2i0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人130『小学生の頃、当時やってたアニメに感化されて自分は警察から特別に選ばれた
小学生警察官のフリをしていた。そのアニメはロボット刑事達の上司となって事件を解決
する、という奴だったんだ。俺は近所のおもちゃ屋で売っていた300円ぐらいのおもちゃ
の拳銃を常時持っていた。それには専用の音がなる弾もあって、しかもボルバー式で
いかにも警察という感じだった。そしてよく学校でそのおもちゃをかちゃかちゃ弄ってた。
ある日、俺は家からこっそり電話の子機を持ち出して授業中に音量調節ボタンを押し
着信音を鳴らして「ん、なんだ? ・・・・・・なにっ、例の組織が動いただと!よし分かった、
今すぐそっちへ向かう。お前らも急いで現場へ向かえ。但し、俺が指令を出すまで決して
接触はするな!」とか叫んで教室を飛び出した。他にも、休み時間で運動場にいる時に、
上空をヘリコプターが通過すると「おい!みんな伏せろ!っ!馬鹿死にてえのかっ!」
と叫び好きだった女子の頭を押さえつけ、ヘリに向かって銃のおもちゃで撃ったり』

住人131『小学校高学年の頃の俺やばかったなぁ。ツァラトゥストラやラ・ロシュフコー
箴言集、死に至る病なんかの、まぁ、つまり岩波系の本をまともに読んでもいないのに
持ち歩いて、自分でもよくわからない独り言をブツブツブツブツと。宿題忘れたのを教師
に詰られてモソッと「小さい、あまりにも小さい…」と呟いたり、(そしてそれを聞き
とがめられ小突かれた)女子グループの傍を通り過ぎながら「生きる意味に気付いたら
教えてね」と囁いたり、体育の授業で突き指した指を空に掲げて、「○○(俺)は
死にたり、されどこの病は死に至らず」とかなんとかね、もう。クラスメイトには貴重な
キモキャラとして割と生暖かく見守ってもらえてたけど、教師にはガチでゴキブリみたい
に嫌われてた。あの眼、今でも忘れられねー』

車掌「小学生の時っていうのは、大人になったフリをしたがるものなんでしょうか?」
(まだまだ続くのよ…)
310水先案名無い人:2008/03/30(日) 18:04:03 ID:fww4+W2j0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人132『中学の頃、天才ハッカーに憧れていた俺。学校に毎日ノートPC(父親のもの。
壊れたので譲ってもらった)を持ち出し、休み時間に開いて画面真っ暗のまま物凄い速さ
でタイピング(もち適当)。時々腕を組んで何かを考えているように見せ、「俺って凄え!」
をアピールしていたつもりだった。ある日パソコンの授業があり、電源を入れるや否や
すぐさまインターネットに接続。警視庁やら法務省やらのサイトを開いて、「そう来たか
・・・くそっ」「甘い甘い!この程度のセキュリティじゃ素人にでも破られちまうぜ」
という具合で何かやばいことをやらかしているかのような素振りで、一人勝手に悦に
入っていた。周りを見渡すと、凄んだ顔でこちらを見つめる同級生たち・・・ よし、
アピール成功と激しく勘違いし、隣の女子に不気味な笑顔を浮かべながら「君んちの情報
だって知ることも出来るよ。まあ俺は基本的には優しいから。覗き見なんて間違っても…」
その子は驚いて距離を置いた。今思えば当然ながらドン引きだったんだろうけど、そんな
ことさえ分からず「危険な男って最高じゃね」と更に調子に乗ってキーボードを叩き
つづけた。やがてPCは見事にフリーズ。うろたえる自分の後に教科担任が来て、押し
のけるように苦笑いを浮かべながら電源ケーブルを抜いて再起動させる。自分では「あー
やられた!簡単に突破できたはずなんだけどな〜」と冷静さを保とうとするが、実際には
冷や汗タラタラ。周囲の同級生たちの反応を見る勇気など既に無く、虚しい時間だけが
過ぎていきましたとさ・・・ あーあ、今思い出すだけでも恥ずかしい』

鉄郎「本当にコンピュータの知識があれば、自慢することが出来たのにね」
メーテル「それが出来なくても、いじれるフリをするのが子供なのよ…」
311水先案名無い人:2008/03/30(日) 18:09:18 ID:fww4+W2j0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人133『俺がやったのは、俺が実は人間の姿をした蛇という設定で、歩くときに体を
いつもユラユラさせ、猫背で、さらに首から上を蛇が進むときの蛇行みたいな感じで
動かしていた。すごく見られまくっていたが、俺の中では「あの人蛇みたい」「実は蛇
なんじゃないの?」と思わせているつもりだった。そして有る時、クラスの全然親しくも
無いギャルっぽいコにいきなり「いつもフラフラしてるくせに人とか壁にぶつからない
の?」と言われ俺は「じゃあ蛇が障害物にぶつかっているところを見た事あるのか?」
と言い、蛇みたいに舌を出してチロッ、チロッとやった』

メーテル「最後の舌を出すというところは、どうかと思うわ…」

住人134『浪人生ってヤベぇんだよ、何がヤベって精神状態がやばくなるの。十二月の
俺におかれましてはネットで買ったメイド服着て、夜な夜な外をほっつき回ってた。
『超金持ちの渋いおっさんが俺をこの底辺から拾いあげてくんねーかなー、ってか絶対
拾い上げてくれる。だってこんなに可愛いんだし!』とか妄想しながら、ターゲットと
午後の紅茶持ってうろつき回るのね。人通りなんてありえねー場所選んで散歩してたけど、
ある晩じいさんと曲がり角で鉢合わせんなって、その爺さん、彗星が落ちてきたみたいな
眼で俺をガンとこうガン。身体中の毛穴がバッと開くのを感じながら、俺はナンバ早歩き
ですれ違ったんだけど、後ろから爺さんに「ホイッ!お前さん!」と声かけられ、
ダッシュで逃げますよね俺は。んで走って家に帰る途中で斜向かいの家に住む幼馴染の
ニートにも遭遇。俺の心はあの日死んだ』

車掌「この人、男性なのにメイド服を着ていたんですか? 私も人のことは言えませんが、
 周りの人が見たら驚くでしょうね」(まだまだ続くのよ…)
312水先案名無い人:2008/04/07(月) 00:45:53 ID:zZgYuvb70
(惑星 邪気眼 の続き)
住人135『私は暇になると、手元にある本やら、テレビに出た単語をグーグル検索して
出るかどうか遊ぶのですが、漫画「グラップラー刃牙」の一節をググッたら、やっぱり
そこら辺の台詞が出てくるのではないのかと思い「老人でした 修羅への第一歩」で
ググってみたら案の定、一番上のものはバキ関連のものでした。しかし二番目にあるもの
を見たとき目を疑いました。「修羅から人へ」そこにはそうありました。まぁそれだけ
でしたら大したものでもないと思われるでしょうが、ファントムだの第三東京市内だの
ケルビン開設だの物凄いオーラを醸し出しているじゃあありませんか。そう思ったら、私
いてもたってもいられずこのスレに書き込んでいる次第でございますが、ふと冷静に
思い返すと、インターネット上ではこのような小説やSSは珍しいものではないという
結論に至りました。ですから皆さんも、そんなに心配することないと思いますよ。
インターネット上ではこのように、現在進行形でオーラを出している人々が存在している
のですから』

メーテル「この話題は惑星『全選手入場』を思い出させるわね…」

住人136『邪気眼程ではないけど思い出を書かせてもらいます。当時厨房だった私は
SEに憧れていて、ちょうど金曜洋画劇場でゴールデンアイがやってたその中に出てきた
ハッカーに一目惚れ。テレビの前で同じように空中にあるキーボードを軽やかに
タイピングしていました。映画も終盤、激しく見えないキーボードを叩きながら俺は天才
だー!とガッツポーズしたところで背後に気配が。寝たと思っていた妹がニヤニヤ
しながらこっちを見てました。必死で口止めをお願いしたけど、今でも妹とあうとあの時
のことを言わないかびびってます』

鉄郎「こういうことは、1週間経って言われなければ、言われることを心配しなくても
 いいと思うけどなあ」
313水先案名無い人:2008/04/07(月) 00:52:16 ID:zZgYuvb70
(惑星 邪気眼 の続き)
住人137『中学から高校にかけて、私も痛い事をやってた。自分は霊感がものすごく
あって、霊と普通におしゃべりとかできるという設定をつくって演じてた。(今考えると、
ブリーチの主人公みたい)それで、私のそばにいつもいる霊(名前は樹蘭−じゅらん−男)
とは、かなり仲良しで、周りには私が「見えない何か」としゃべってる事で、結構な
威圧感を与えてるんだとおもってた。もちろん会話はすべて自作自演。樹蘭を友達に紹介
したときなんか、友「ねぇ、最近独り言多いよね。どうしたの?」私「○○(友達の名前)
には見えないの?ほら、私の右隣にいる男の子・・・」友「(明らかにチョイ引きに
なって)え?わかんないよ、霊感とかないし(苦笑)」私「樹蘭っていうの。・・・ほら、
挨拶は?(樹蘭にむかって)・・・フフ、もう、なに照れてるの? ・・・ごめんね、彼
照れ屋だから」友「・・・へぇぇ。」そんなことやってたら、気づけばクラスで孤立して
いた私。でも、その当時は、「不思議な力をもっている私に対しておそれているんだ」
とかおもって、なりふり構わず自作自演しまくった。調子に乗った私は、樹蘭と自分は
恋仲だけど、所詮霊と人間だから、かなうはずのない恋をしているという無茶苦茶な設定
をつくって、私「ねぇ、樹蘭は私のこと愛してる?・・・やだ、何照れてるの?(微笑)
私は好きだよ。・・・うん、わかってる。ずっとそばにいてね・・・?」みたいなこと、
休み時間はおろか、授業中でもやってました。もう長いこと地元に戻ってません』

メーテル「実際にいない人を恋愛の対象にすることを、悪く言うつもりは無いけど、それを
 他人に言うのは恥ずかしくないのかしら?」 車掌「私には霊と恋するという感覚が
 理解できませんよ」(まだまだ続くのよ…)
314水先案名無い人:2008/04/13(日) 00:02:31 ID:80O7yh9v0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人138『中一のころカッコイイと思って、自分は「古より繰り返されてきた闇と光の
攻防」において「報酬しだいでどちら側にもつく非情の殺し屋・通称"銀ノ蜂"」と
呼ばれる男になりきっていた。ある戦いで負傷し、治るまでのあいだ人間の世界に身を
隠している、という設定つきで…。ある日友達二人と学食へ行くときに(全員イタい
オタクだったが、俺はとびぬけてイタかった)、俺は人通りの多い廊下でとつぜん立ち
止まって「お、おい…今すれ違った男…何者だ?」と思いつめた顔で友達に聞いた。
友達もちろん、ハァ? だが俺は「あ、そうか。貴様らは分からずともおかしくない。
今の男からの気… 並みのものではない」とクゥールに言ってのけ、顔を平手で覆う
ようなポーズ(例の監禁事件の王子と同じポーズ)で更にマイ・ワールドでの自分を
演じた。適当に走りまわること数十分、学食に戻ることに。『戦いに勝ちはしたものの、
こちらもダメージをかなり受けた…というのがカッコイイかも知れん』と思い、片腕を
押さえ肩で息しながら学食へ。入るときもカッコつけようと、思い切り体当たりでドアを
開けようとしたら肩を思いっきりドアにぶつけてメチャクチャ痛かった。グワルァー
(思わず出た悲鳴)。学食にいる生徒の半分以上がこっちを見てる。で、先の友達二人が
どこにもいない。学食に誘った張本人の俺がいなくなったわけだから、帰ってもおかしく
ないわな。それでも俺は「ふん、所詮人間と我々の間に友情など芽生えまい」とか、呟き
ながらカレー南蛮食った。ちょっと泣きそうになった。ちなみに「蒼龍の"腕"」とは
かつて俺が所属していた殺し屋だけで構成された組織で、裏切り者の俺を始末しようと
している(という設定)。「蒼龍の”腕”の者か…?いや、それはあるまい。だが今の気…
ハッさては今の男、鬼(オーグル)!?」調子にのった俺は「すまん、先に行っててくれ!
さきほどの男を始末せねば!」とか言って友達と別れた。学食に行こうと提案したのは
俺だったので、友達ややキレぎみ。「ハァ?誘ったのお前だろ?どこ行くんだよ」とか
言われても「全く…ハイエナみたいにしつこい連中だぜ、クッ」とか呟きながらダッシュ』

車掌「なんか、聞いてて情けなくなるような台詞ですねえ」
315水先案名無い人:2008/04/13(日) 00:10:13 ID:80O7yh9v0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人139『ふと思い出した。十年以上前、修学旅行で登山中、山道によくある地蔵の前を
通った途端、ちょっと情緒不安定気味だったA子が「右肩が重い!」と叫び出した。
リュックを持ち直したら?という友人のアドバイスを無視して「重い!重いの!」と
繰り返すばかりのA子に、隣のクラスの霊能力者B子が覚醒してしまい「水子の霊が
ついている」とか何とか言い出す。真顔で。(水子地蔵だったかどうかはしらん)それを
聞いたA子が急にあーんあーんと赤ちゃんのように泣き出したので、やっぱり水子だった
らしい。本人曰く「泣きたくなんかないのに涙が出る」らしい。皆が呆気にとられる中、
B子はリュックから塩を取り出し(日頃から常に携帯していた)A子の肩に手をあて
ブツブツ呪詛っぽい言葉をを呟いてから「ハッ!」と塩をぶち巻いてバシバシ肩を叩いた。
「あ、軽くなった!」と驚愕のA子。「でもとりあえず、祓っただけだから、急いでこの
場から立ち去らないと…」のような会話のあと、ポカーンとする皆を置いて二人は足早に
立ち去った。塩ぶち巻いたB子はその他にも「学校の○階の一番端のトイレには霊がいる」
と主張していたが、それを知る前も知った後も、件の個室愛用者の私は一度も怪奇現象に
あったことはない』

住人140『高校の頃学校にワイングラス・ぶどうジュース・クリームチーズ・クラッカー
を持参して休み時間、グラスをまわしながらぶどうジュースを注ぎ、いかにもワイン
飲んでますみたいな感じでリッチな大人の女性を演出していた。そしてクリームチーズ
クラッカーを近くの席の子に「よかったらどうぞ」とか言って配っていた。喋り方もお嬢様
ぶって「〜ですわね。んふっ」 みたいな感じで、笑うときも常にハンカチで口を隠して
いた。現在も一人で窓辺でぶどうジュースを飲んで外を眺めながら「はぁ、これだから
庶民は嫌ですわ」など呟いている』

メーテル「こういう人達が999号に乗ったら、大騒ぎになりそうね…」(まだまだ続くのよ…)
316水先案名無い人:2008/04/20(日) 20:08:03 ID:nwo53jau0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人141『中学生の頃、宇宙に関することにはまってて、図書館で大学生向けぐらいの
物理の専門書を借りて休み時間に眺めてた。ページを捲りながら、「宇宙のダイナミズム
は、このホワイトホール理論を1/f次元空間に応用することですべて証明できるな。Q.E.D.
だ!」などとそれっぽい単語を羅列する異常な少年にクラスメイト達は恐怖の念を抱いて
いたと思われる。自分は周囲の連中とは比較にならないような神童だということを必死に
アピールしているつもりだった。理科に限らずあらゆる教科の成績は最低に近いもの
だったが、画一的な試験問題で天才の脳内を評価することなど到底できないと信じていた。
夏休みの自由研究では、昆虫採集やら進研ゼミに載ってるような即席のおもちゃで
済ませる周囲の子どもたちを尻目に、宇宙の調和とカオスを解き明かす世界最高の理論を
記した20ページほどの論文を発表した。学校に取材陣が駆けつけて大騒ぎになって、
朝礼で表彰されるものだと考えていたのだが、どうやら俺のことを心配した担任の先生が
自宅に連絡したらしい、本当にありがとうございました。夕食の後、パパとママと祖父母
に囲まれての家族会議で嗚咽を漏らす俺の姿がそこにあった』

鉄郎「僕もこの人の気持ちが分かるような気がするよ」 メーテル「宇宙に飛びでる勇気が
 ないと、こういうことは出来ないと思うわ…」

住人142『高校の学生食堂で一人周りを警戒しながらテープレコーダーに「9月5日…
午後12時半。今日は快晴だ。奴らの気配は今のところない。しばらくはベルグランス
(オリジナル設定の俺専用武器)の出番もないだろう」とか意味不明の記録を残すのに
やたらはまっていた。当然、食堂は沢山人がいるしからかうヤツはいた。近付いてきて
「何録音してんの?」って聞かれると俺は「・・・トラブルだ、一旦記録を中止する」
ってレコーダ止めてから「・・・一般人は関わらない方が保身になる。俺の知りうる限り
既に過去四人が消されている。早く忘れることだ、エイメン」とか呟いてゆっくり
立ち去っていた。 (続きます)
317水先案名無い人:2008/04/20(日) 20:17:58 ID:nwo53jau0
(惑星 邪気眼 の続き 台詞も続いています)
体育の時間にマラソンなどが行われるが、その時も走っている途中に急に立ち止まり
「・・・っ!」って感じで別に何にもないんだけど茂みの方に目配せしながら「お前たち
は続けていろ、いいか、俺がサインを出すまで近付くなよ。頭と体がさよならしたく
なければな」って誰も聞いてないけどせっぱつまった感じで警告してから何にもない茂み
を探索していた。今思い出して死にそう』

住人143『高校の学生食堂で一人周りを警戒しながらテープレコーダーに「9月5日…
午後12時半。今日は快晴だ。奴らの気配は今のところない。しばらくはベルグランス
(オリジナル設定の俺専用武器)の出番もないだろう」とか意味不明の記録を残すのに
やたらはまっていた。当然、食堂は沢山人がいるしからかうヤツはいた。近付いてきて
「何録音してんの?」って聞かれると、俺は「・・・トラブルだ、一旦記録を中止する」
ってレコーダ止めてから「・・・一般人は関わらない方が保身になる。俺の知りうる限り
既に過去四人が消されている。早く忘れることだ、エイメン」とか呟いてゆっくり立ち
去っていた。体育の時間にマラソンなどが行われるが、その時も走っている途中に急に
立ち止まり「・・・っ!」って感じで別に何にもないんだけど茂みの方に目配せしながら
「お前たちは続けていろ、いいか、俺がサインを出すまで近付くなよ。頭と体がさよなら
したくなければな」って誰も聞いてないけどせっぱつまった感じで警告してから何にも
ない茂みを探索していた』

車掌「この人達は本当に危ないところに行ったら、命を落としそうに思えますが…
 ちょっと心配です」(まだまだ続くのよ…)
318水先案名無い人:2008/04/27(日) 20:28:48 ID:B5PJoAHo0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人144『高校の学生食堂で一人周りを警戒しながらテープレコーダーに「9月5日…
午後12時半。今日は快晴だ。奴らの気配は今のところない。しばらくはベルグランス
(オリジナル設定の俺専用武器)の出番もないだろう」とか意味不明の記録を残すのに
やたら、はまっていた。当然、食堂は沢山人がいるしからかうヤツはいた。近付いてきて
「何録音してんの?」って聞かれると、俺は「・・・トラブルだ、一旦記録を中止する」
ってレコーダ止めてから「・・・一般人は関わらない方が保身になる。俺の知りうる限り
既に過去四人が消されている。早く忘れることだ、エイメン」とか呟いてゆっくり立ち
去っていた。体育の時間にマラソンなどが行われるが、その時も走っている途中に急に
立ち止まり「・・・っ!」って感じで別に何にもないんだけど茂みの方に目配せしながら
「お前たちは続けていろ、いいか、俺がサインを出すまで近付くなよ。頭と体がさよなら
したくなければな」って誰も聞いてないけどせっぱつまった感じで警告してから何にも
ない茂みを探索していた』

車掌「架空の出来事を、さも現実かのように振る舞うのは大変なことですねえ」

住人145『俺はもうやばいのかもしれん。パソコンの中に見覚えの無いテキストファイル
があった。ウイルスを恐れない勇ましい俺はそのフェイルを開けたんだが…… 「ここは
どこですか あなたはだれですか わたしは太陽の居住者です」とか書いてあるんだな。
俺は戯れに「ここは俺の家。俺は000(俺の本名)お前は何者だ」って書いたわけだ。
その後ひと眠りしてそのファイルを開いたら「000さんですね 何者だと言われても
わからないです」って書いてあったんだ、訳がわからなった。それでな、もうひとつ俺は
自分が昼寝してたと思っていたんだが、なんだか自分が起きててパソコンで作業してた
ような気がするんだ。俺はもうやばいのかもしれん』

鉄郎「こういうことに時間を費やしたのは、とんだハプニングだね」
319水先案名無い人:2008/04/27(日) 20:36:06 ID:B5PJoAHo0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人146『高2のころ、ガンダムSEEDにハマリまくってて、で、その中でも連合
3人組がお気に入りキャラだった。で、なにを思ったのか俺は、俺を含むイ多なヲタ友
3人で薬中3人になりきってた。ヲタ友Aは、普段本すら読まないやつなのに暇なときは
クールに読書。テンションあがってるときなんか、「アッハハハハ!」と狂った高笑い。
そんでうるさいと決まっていうセリフは「うっせーよ、お前ら!」ヲタ友Bは、電車に
乗ってるときも、休み時間もずっとゲーム。もちろん話すときなんか、一人称「僕」で、
二字熟語を切って話す。(例)「撃・滅!」とか「疑・問!」とか。体育でドッヂボール
やってたときなんか、相手にボール当てるとき、「そりゃあああ!抹・殺!」とか叫び
ながらやってた。そして俺は、普段J−ポップしか聴かないのに、いきなりデス・メタル
を爆音でながして、わざと音漏れさせて聴いてた。普段はイスにだらりと長くなって、
音楽聴きながらそのためにわざわざ買ったアイマスクしてた。もちろん口癖は「うざーい」
しかも、そのキャラ演じるまで結構おしゃべりだった俺だから、いきなり無口系演じる
のもかなりつらかった。制服も、ちゃんと改造した。Aはまぁ、袖までなくすのはアレ
だからやらなかったが、襟はちゃんとたててた。Bは半袖。しかもしっかりと裾も短く
してる。インナーはもちろん赤のタンク。俺はシャツのボタン全開にして、その下に
オレンジのインナー。で、ちゃんとやぶけたジーパンはいて登校してた。何度も先生に
注意されたが、当時の俺らに聞く耳なし。で、まぁ薬中ってことだから、薬切れも演じ
ないとなってことで、授業中にもかかわらず、3人でもだえ苦しんでたワケで。当然
クラスの全員ドン引き。先生も絶句。そんなこんなで、周りからは当然のごとくケーベツ
されてたよ。数人の腐女子たちには影でネタにされてたけど。しかも担任には
親呼ばれるし。高校卒業して当時はいてたジーパンとオレンジのインナーを見るとかなり
死にたくなる』

メーテル「私たちが言うのは、ふさわしくないかも知れないけど、キャラクターになりきって
 恥をかく経験は辛いものね…」(まだまだ続くのよ…)
320水先案名無い人:2008/05/05(月) 20:54:32 ID:mOoFM5H00
(惑星 邪気眼 の続き) 鉄郎「久しぶりに凄い記録を見つけたよ」

全選手入場!!
地獄の破壊神は生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 人呼んで!! ダーク
フェニックスだァ――――!!!  厚化粧は少女時代に腐女子が完成させている!! 超鋼鉄の
乙女芽樽 竜子だァ――――!!! 炎を見次第入れ替わりまくってやる!! 2重人格妹
影宮影羅だァッ!!! 設定の独り語りなら前世の歴史がものを言う!! 非情の殺し屋
銀の峰 坂本 銀八!! 悪党の頂点を知らしめたい!! ナンバーゼロ DQNカイザーだァ!!
パソコン検定は3階級制覇だがアングラサイトなら全階級オレのものだ!!「Welcome to
Underground」 壷野 守人だ!!! DQN対策は完璧だ!! タタリ神殺し 獅子牙 明日鷹!!!
全ギャルゲのベスト萌フィギュアは筆箱の中にある!! 人形遣いの神様が来たッ
ノーフェイスだ!!! 文才なら絶対に敗けん!! 紡ぐ者のポエム見せたる いつもの朝が
くる 黒井 翼だ!!! ファッションセンス(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 反逆の
オートクチュール 宇和尾 ひまわりだ!!! 中国人民軍から毛沢東が上陸だ!! 紅軍
御闘女 東沢 マオ!!! ルールの無い心理学がしたいからカードゲーム(トランプ)を
やったのだ!! プロのカード捌きを見せてやる!! イングヴェイ クリスタルハート!!
初志貫徹とはよく言ったもの!! 達人の我慢が今 教室でバクハツする!! 神々の黄昏 
不動 雨極先生だ―――!!! 世界ヘヴィ級チャンプこそが地上最強の代名詞だ!! まさか
この男がきてくれるとはッッ アイアン・マイケル!!! 恋人に会いたいから異世界まで
行ったッ キャリア一切不明!! 邪界の救世主 慈久宇 愛だ!! オレはリスカ男ではない
古傷で傷だらけなのだ!! 御存知セント・スティグマ 眼刺亜 切人!! 世界の選択は
今や電話の向こうにある!! オレを驚かせる国家元首はいないのか!! ラ・ヨダソウ・
スティアーナ 食堂の男!!! 来るぞォォォォォオッ説明不要!! 信長!! 鎧兜!! 鬼武者・
神風 タケルだ!! 毒物は実戦で使えてナンボの「エンッ!!」超実験動物!! 理科準備室
からDr.独武 津の登場だ!!
321水先案名無い人:2008/05/05(月) 21:08:28 ID:mOoFM5H00
(惑星 邪気眼 の続き 記録も続いています)
お兄ちゃんは私のもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! どいて
お兄ちゃん!そいつ殺せない! S県月宮!! 自分を試しに兎になったッ!! 月からの使者
宇佐木 白兎!! 靴紐に更なる縛りをかけ ”紐使い”緋茂 俊平が帰ってきたァ!!
今の自分に死角はないッッ!! ローアングラー除々舘 常太郎!! 秘密の呪文が今ベール
を脱ぐ!! オン バザラ ヤキシャ ウン  常楽院 ドナルドだ!! 漫画の中でなら
オレはいつでもヒロインだ!! 飛び込む腐女魂 三角 由佳 ベッドの上から登場だ!!
妖怪ハンターの仕事はどーしたッ 妄獣の魂 未だ消えずッ!! 浸るも冷めるも思いの
まま!! ピピマル使いだ!! 特に理由はないッ 旧帝大卒が賢いのは当たりまえ!! ハイサ
おじさんを知らなかった事は同僚にはないしょだ!! 百万石の知恵者! 死村 賢がきて
くれた―――!! オギリッシュで磨いたグロ耐性!! Tシャツのデンジャラス・プリント
禍頭魔だ!! ライブだったらこの人を外せない!! 超A級ボーカリスト 古代 武石だ!!
超一流企業の超一流の箱入り娘だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 巨大コングロマリット
の社長令嬢!! 結城お嬢様だ!! 蛇の動きはこの男が完成させた!! 蛇形拳の切り札!!
蛇頭 スネ夫だ!!! 若き王者が帰ってきた どこへ行っていたンだッ オリジナル邪気眼
ッッ DQN達は邪気眼を待っていたッッッ吉岡邪気の登場だ――――――――ッ
加えて白眼による負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
世界の紡ぎ手 鳴押 雷太!! 神の舌 ファン太!! 魅惑のプワゾン!ヴィクトリアヌ・
ビッチ! ……ッッ  どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様
にご紹介致しますッッ

メーテル「全選手入場… この惑星で出てくるとは、思ってもいなかったわ…」
車掌「こういう記録を見ると圧倒されますねえ」(まだまだ続くのよ…)
322水先案名無い人:2008/05/11(日) 23:53:10 ID:BesAEThq0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人147『俺は中学の時、根拠も無く自分のことを美少年だと思っていた。周りの女の子
が話しかけてこないのは、照れているからだと思っていた。ある日、同じクラスの腐女子
がショタ系キャラの同人誌を読んでるのを見て「今、かわいい男が流行ってるのか!」と
勘違いした(当時は腐女子のことや同人誌なんて知らなかった)。俺はどうすれば
かわいく見られるか悩んだ挙句、<ウサミミ>という素晴らしい答えに辿り着いた。姉が
持っていたウサギのぬいぐるみから耳をもぎとり、カチューシャに接着して、俺の
モテモテ人生へのキーアイテムは完成した。翌日、意気揚々と登校した俺。周りの視線は
俺に注がれる。誰もが俺を見ている。作戦通り、皆俺に釘付けだ!これで俺はモテモテ
だぜ。そう信じていた。もちろんその視線は侮蔑と嫌悪に満ちた物だったのだが、俺は
気づいてなかった。その日から1週間経ったが、当然俺によって来る女の子はいない。
「おかしいなあ、ウサミミだけじゃ足りないのかな?」俺はもっとかわいさをアピール
するためにくぁうぇdrftgyふじこlp;p@』

メーテル「最後の一言が惨めさを物語っているわね…」

住人148『道端に落ちている平べったい石を削って石ヤリとか石斧とか作ってた。しかも
それを小学校で自慢気に披露して勇者になった気分でいたわ。あと中学生のときの
パソコンの授業で自分でhtmlページをつくってサイト作って公開するみたいなのが
あったんだけど、俺そのトップページにアクセスするとmidiがなるようにしておいて
「俺こんなことできるよ?わからないことがあったらなんでも聞いていいよ」ってクラス
メイトに吹いてた。しかも自分の趣味の高尚さをアピールしたくて、選曲がベートーベン
のいわゆる『運命』…、思い出すとマジで死にたくなるわ…』

車掌「こういうことで別に恥ずかしがらなくてもいいと思うんでしょうが、本人は後悔
 しているんでしょうか」
323水先案名無い人:2008/05/11(日) 23:58:43 ID:BesAEThq0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人149『髪を微妙な色にするのがかっこいいと思ってた。で、迷った挙句、美容院で
薄い緑色(グリーンアッシュだったか)にしてもらった。やたらと『フッ』と鼻で
笑ったり『甘いものは苦手なんだ』と貰ったことも無いくせにバレンタインデー前々日
から言ってみたり。とどめに『ウチは北海道に牧場があって、よく乗馬もする。馬は白馬
で名前はシャイン』と嘘ついてみたりする。しかし、高校の卒業旅行が北海道で、かねて
から俺の言動に疑問や怒りを持っていたクラスメイトが『はやくお前の牧場に案内しろよ』
『お前の牧場ってどこだよ、地名言ってみろ、地図で探して行くから。』とややキレ気味
に言う。『フッ、何でお前らにそんな個人情報を言わなければならないんだ? 個人情報
保護法を知らんのか?』と言い返す。が、翌日に乗馬を体験できるところに連れて行かれ、
進退きわまった状態に。クラスメイトが15人ほど見てる前で勢いよく飛び乗ろうとして
反対側に落ちたり、手綱の持ち方が違ったり、馬が前に進んでくれず『ハー!』
『ヤーーー!』と大声をだすが、それでも馬は前に進まない。係員に『そんな大きな声
だすと馬がビックリするのでやめてください』と注意された。その場で馬糞を食ったら
チャラにしてやるといわれ、ダンゴ状の馬糞を食った。その後土下座させられ、5万円
以上の焼肉をおごらされた』

メーテル「これは、恥ずかしい話を超えたいじめだと思うわ… こんなことになる前に先生に
 相談するべきだったわね…」(まだまだ続くのよ…)
324水先案名無い人:2008/05/18(日) 23:15:11 ID:f6dW0cbI0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人150『小学生の頃だけど友達と3人で邪気眼にとり憑かれていた。1人は人間の国で
育った妖精の国の王女様<プリンセス・オブ・フェアリ−> 本当に背の小さい華奢な子
で可愛かった。1人は世界の戦争を終わらせるために神が遣わした12人の超天才児の
うちの1人<メシア・チャイルド> その子の家に遊びに行くと必ず親が出てきて電波
混じりの宗教話を聞かされた。1人は動物や植物と会話ができる<ネイチャー・トーカー>
ちなみに昔の私だ。(註:< >内のコードネームは当時のものではありません)夏休みに
<プリンセス・オブ・フェアリ−>の家に泊まりに行ったら、テレビで飛行機事故が報道
されていた。<メシア・チャイルド>が私達3人の力を合わせれば乗客を救えると言う
ので<プリンセス・オブ・フェアリ−>は家来の妖精たちに指示を出し、<メシア・
チャイルド>は神のご加護を祈り、<ネイチャー・トーカー>は大自然の力に呼びかけた。
結果、乗客のうち4人を救うことができたので、私達の邪気眼はさらに加速し暴走を
続けた…。今もなおその頃の傷跡が疼く』

鉄郎「なんか聞いただけでも凄そうな名前の人達がいるんだなあ」

住人151『手で直接小動物を触ると息絶える。植物はしばらくすると枯れる。虫は即死。
猫や犬は悶えた後死ぬ。小学生の頃、クラスでハムスター飼ってたのだが、自分はその頃
自分の能力を自覚していて、絶対に触らなかった。ある日、飼育当番が回ってきても
ハムスターに触ろうとしない自分を見かねたクラスメートと担任が共謀して、自分に
ハムスターを触らせようとした。つらかったな。周りから、「お前ハムスターが怖いん
だろ」とか、「ハムちゃんなでてみてよ、可愛いよ」とか、「命の大切さを感じるのです
(担任)」とか言われてさ。なぜか自分がハムスター恐怖症みたいにされてた。自分は必死
に抵抗したんだが、教師に捕まって、無理やり手にハムスターを乗せられた。案の定
ハムスターはすぐ死んだし、自分を捕まえるとき手に触った教師やクラスメートは高熱
出して入院したし(本当に死ななくてよかった…)。(続きます)
325水先案名無い人:2008/05/18(日) 23:22:38 ID:f6dW0cbI0
(惑星 邪気眼 の続き 台詞も続いています)
一番つらかったのはその後だな。「ハムスターを殺したのは○○(自分)」といじめられて
(あながち間違いではないが)、不登校にもなった。中学生になって、手で直接触らな
ければ害はないと気付き、潔癖症と称して常に手袋(生地では駄目)をつけるようになった。
まあそれでも人と触れ合うのが怖くて、大学生になった今も半分引き篭ってるがな。
真夏でも真っ黒な手袋をしている人を見付けたらご注意下さい。くれぐれもその手には
触れませぬよう――』

メーテル「こういう体になると普通の人は、近付きがたくなるわね… 気の毒だわ…」

住人152『そういや俺のクラスにいたよ変な女。なんかなげぇ髪の毛金髪に染めて
ポニテっぽくして、学校にまで白いでっかいリボン付けてくんの。最初はみんなそれなり
に仲良くしようと頑張ったけど、なんか会話の途中で突然癇癪起こして泣きわめく事が
数回あってからみんな流石に引き初めて、気色わりー口癖とかもあってそのうちみんな
近づかなくなった。その後は休み時間とか一人でトランプしてたり独り言ぶつぶつ
言ったりマジ怖かった。んで夏休み明けたらなんか登校してこなくてどーしたのかなと
思ってたら、なんか夏休み中に病気で死んだらしい。もうちょっとかまってあげれば
よかったかなとちょっぴり罪悪感』

鉄郎「いくら、変わり者のように見えても、病気で死んじゃうなんて可愛そうだよ」
(まだまだ続くのよ…)
326水先案名無い人:2008/05/25(日) 21:23:43 ID:DHobBF4j0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人153『中学の同級生がラルクファンだった。彼女曰く、週末はラルクの事務所で
簡単なバイトをさせてもらっていたらしい。中学生なのでお金はもらえないが、仕事を
手伝ったりして、事務所の人に「偉いね〜」と かわいがられていたらしい。ハイドや
その他メンバーと食事に行ったり、バーに連れてってもらったりしていたらしい。ある時、
一般人には極秘で、ディープなファンや関係者の間で「ラルクボックス」が配られた
らしい。メンバーの直筆サインやレアなアイテムや未発表曲のCDが詰まったボックスで、
特殊合金で出来ていて外側にダイヤモンドがちりばめられた「本物の宝箱みたいな
ボックス」らしい。それは持ち主の指紋キーでないと開かないようになっていて、もし
違う人が触ると箱からレーザービームが出てきて、大やけどするようになっているらしい。
「だからみんなには見せられないんだ、悪いけど」と神妙な顔で締めくくっていた。
彼女も生きてれば24歳。今何してるんだろう。そしてラルクボックスの行方は』

メーテル「ラルクボックスは私の鞄の中に入れておきたいアイテムね…」

住人154『中学の頃の話なんだけどさ、風を操るのがかっこいいと思ってた俺は自称:
風の支配者だった。風のオーラを具現化した防具を身にまとい戦場に赴く戦士という
設定で人間界ではオーラを補充しなくてはいけないので、学校にちょうどビル風の吹く
ところがあってそこでオーラ補充してた。そこで「我、汝の主となりて今汝に服従の命を
下す!はあああああ!!」って言いながら風の防具(自分では出ているつもり)を纏ってた。
友人に「こんなところでなにしてんの?」と聞かれて「人間などにわかるものか・・・」
と言い去っていった』

鉄郎「この人、本当に風の支配者になれたのかなあ?」
327水先案名無い人:2008/05/25(日) 21:31:24 ID:DHobBF4j0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人155『誰でもインテリクールガイにあこがれると思うけど、俺も中二ごろハマッてた。
何でも瞬時に計算できて数値化し、理論化するのがカッコイイと思ってた。荷物運ぶの
手伝わされるときに「おおよその重さから言って…力学的にもスマートに運べるとしたら
…7.82…3分半もあれば目的地まで運べるでしょうね」とか言ってた。ちなみに俺の
数学の成績は中の上程度でした。あるとき体力テストで走り幅跳びをやらされることに。
皆が飛ぶごとに「ふむ、まあ彼の歩幅と身長、それにこの風向ならオルペロの定理的
にもあのくらいでしょうね」とか「ふうん…彼はあの程度ですか。いや七次公理から
言えば1.62mですから、1.67mでも不都合はないでしょうが(笑)」とか言ってたら、
いい加減クラスメイトにウザがられだした。ちなみにオルペロっていうのは俺の考えた
イギリスの数学者で、七次公理という理論を発見したけど学会に黙殺された知られざる
偉人だ。「ならお前飛べよ!」と言われるも俺はフフンと笑って「良いですかな諸氏?
人には分というものがあるのですよ? 私の場合数学に長けているから分析しているのみ
で、決して私自身が上手く飛べるわけではないのです。おわかりかな?」と反論。今、
俺がこんなガキが目の前にいたら「諸氏」なんて言葉が出てきた時点で殴ってる。
ちょうどそのときクラスの爽やかバスケ部のいけめん君が飛ぶところで「じゃあ篠崎
(いけめんの名前)が何m飛ぶか言えよ!」と詰め寄られる。俺もひくにひけないので
「七次公理的にはそうですね…まあ○○mってところですか、無限定数論が確かならの話
ですがね」とか言い返す。結果。篠崎くんは○○mよりも40cm近く遠くへ飛びました。
更衣室に戻るとそれまで皆が俺に言わないだけで溜めていた怒りを一気に向けました。
靴ぶつけられたり髪ひっぱられたりした。でも途中で話題の篠崎くんが「いや、もういい
って。俺はいいから。皆やめようぜ」と言って俺を助けてくれました。彼と俺の違いは
何なんでしょうか…』

車掌「理論と現実の違いがよく分かる記録ですなあ」(まだまだ続くのよ…)
328水先案名無い人:2008/06/02(月) 00:42:28 ID:4TTtZM+90
(惑星 邪気眼 の続き)
住人156『厨房の頃忍者に憧れてた自分はペーパーナイフ、水筒、煙が出る花火の一種、
かんしゃく玉、ビーフジャーキー、ライター、オロナインを「忍者七つ道具」と称して
学校に行く時も外に行く時も家に居る時も肌身離さず持っていた。そして修学旅行の日に
(林間学校)それらの道具をフル活用しようと持っていった。クラスのDQN達の居る
部屋に煙玉を投げ込み、女の子の居る部屋の近くにまた別のDQNが居たので「成敗!」
と言ってかんしゃく玉をDQNの近くに投げてすぐ隠れてDQNを悪代官に見立てたり
して文字通り成敗している自分がカッコイイと思っていた。しかしそんな事をしていたら
先生に言われるのは当然だが幸い姿を見られていなかったので安心していた。しかし、
2日目の夜にも同じような事をしていたら見つかってしまって、DQN達に宿舎中、
追い掛け回されて先生にも追い掛け回されて、ベランダに追い詰められたのでそこから
飛び降りて裏の林に逃げ込んでそこで一夜を過ごした。さすがにヤバイと思って翌日宿舎
に戻ったら案の定怒鳴られるわ殴られるわで地獄でした。書いてて言うのもなんだが、
これはネタじゃなくてマジです。3年生の時にもオタ友達と同じような事をして集会が
開かれたけど関係ないフリをして乗り切った。機関の特殊部隊の者か・・・?』

鉄郎「林間学校も命がけでやるなんて凄いと思ったよ。そのたくましさが、将来役に
 立つといいんだけど」
329水先案名無い人:2008/06/02(月) 00:44:43 ID:4TTtZM+90
(惑星 邪気眼 の続き)
住人157『仲間がいっぱいでいいなここ… 俺は全宇宙最強民族(サイヤ人みたいな感じ)
の中で突然変異で生まれた最強の戦士っていう設定で、そのトップに奴から危険視されて
記憶を奪われ、地球に送られたっていう設定。確か通称はレッドスターで、超光波(この
民族にしか使えない技)の中で今まで誰も使えなかった赤の超光波を使うことができる
(超光波は5種類あって、強い順に赤、黄色、緑、青、白)。ちなみに俺以外の奴は白と
青しか使えない。でも、超光波を使うと地球が破壊される可能性があるから使わない。
もし俺に記憶が戻った事を知られるといけないって事で地球では記憶が戻ってないフリを
しなきゃならなかった。とかなんとかで、体育の時間とかはずっと空を見上げて
「あいつらは今頃何してるかなぁ…」とかつぶやいたり、休み時間は外に出て手を高く
上げて「ふぅ、少しは技の練習しとかないとなまっちまうからな」とか、わざとらしく
言ったりしてた。邪気眼つかいなら俺の感覚分かってくれると思うけど、別に本当に
そんな事が起きてるなんて思っちゃいないんだよな。なんてか、皆の目を引きたいって
いうか。俺は特別なんだぜ。っとか、そういう優越感を味わえるんだよな。今思うと
恥ずかしくて死にたいと思うけど…。おっとこんなところにこんなこと書いちゃ奴らに
気づかれちまうぜ。さらばだ!ラ・ヨダソウ・スティアーナ』

メーテル「使えない能力を、さも使えるかのようにうそぶくのは、良くないと思うわ…
 これでは仲間も出来ないわよ…」(まだまだ続くのよ…)
330水先案名無い人:2008/06/08(日) 20:28:48 ID:aAZuYf340
(惑星 邪気眼 の続き)
住人158『高校時代クラスメートに邪気眼使いがいたな。皆、生温い目で見守ってたけど、
俺はそいつを影で理解してやるふりしてからかって遊んでたんだわ。ある時、遠足?郊外
学習みたいなので川遊びに行った時、そいつを連れ出してさ、河原に小石を積み上げて
木の棒突き刺して「いいか?これチカラのない奴にはただの棒きれに見えるが実は封印
されてる伝説の剣だ。お前には本当の剣の姿が見えるよな?」そいつはすぐに邪気眼発動
「あ、あぁ見えるぜ!」俺は「さぁ、お前が選ばれし者である証を見せてみろ!」
そいつは「うぉぉォォォ!!」とすぐに抜けるはずの木の棒をなかなか抜けないかのように
演技しだして「これさえ使えればアイツらと戦える!」とか訳分からん事言い出したので
そいつをほっといて俺は皆のいる所に帰った。俺は邪気眼使いの事忘れて、クラスの奴ら
と川でキャッキャ遊んでた。そしたら、もう少しで帰る時間って時にそいつが現れたの、
顔や腕にわざとらしく泥塗ったくって伝説の剣持って。俺は気づかないふりしてたら
「お師さん!やったぜ!剣が俺に語りかけてきたんだ!」うわ、俺、お師さんに
なってるよ… とか思ってたら、わりとDQNな友達がそいつをからかいだした。その後
邪気眼が「ゴタゴタうるせーぞ!コックローチが!」って伝説の剣を振りかざし…
ぐおぉ… これ以上は傷が疼く… いいか、興味本位で邪気眼には決して近づくな…』

メーテル「この武器では本当の戦いには望めなさそうね…」
331水先案名無い人:2008/06/08(日) 20:38:46 ID:aAZuYf340
(惑星 邪気眼 の続き)
住人159『小学校の頃の話、俺は親父が会社の会議とかで使ってた教鞭を、当時好き
だった封神演義の打神鞭だといって学校に持ってきた。「親父は考古学者でね…遺跡から
この打神鞭が発掘されたんだ…」とか「俺は昔、仙人骨を持ってるって言われた事がある」
とか、まぁありがちな嘘をついてた。そのうち不良に「風を起こしてみろよ!!」とか
言われて「打神鞭よ!!この哀れな家畜共に天罰を!!打風刃!!」とか叫んだの。そしたら
そいつらキレてオレをタコ殴り…打神鞭は2つに折られたから翌日にラジカセのアンテナ
を代わりに持ってった。友達には「太極図をダウンロードしたんだ」とか言ってたら、
またも不良に絡まれた。「自動車を風で止めてみろ」とか言われちゃってさ。「ふん、
あとで吠え面かいてもしらんぞ」と太公望ぽく吐き捨てて「止まれい!!」と叫びながら
交差点に飛び出した。そっからが大事件。トラックがオレを避けて商店街に突っ込んで
店舗を一つ瓦礫に変えてしまった… 運転手が血まみれで出てきて救急車に乗ってった。
その日から俺には友達がいなくなった… 少し能力を見せすぎちまったかな?』

車掌「これは、とんでもない事件を起こしてしまったようですな。将来、どうなるん
 でしょう?」 鉄郎「もし、トラックに轢かれていたら、この人死んじゃったかも
 知れないね」(まだまだ続くのよ…)
332水先案名無い人:2008/06/08(日) 20:39:09 ID:ric+Jl6qO
私はメーテル
マーベルコミックスからきたのに
地獄から来たと名乗る女。
333水先案名無い人:2008/06/15(日) 00:11:20 ID:PQTOOY5I0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人160『目を覚ますと仰向けになって横たわっていた。酷く━━ダルい。ぼやけた視界
に入るのは空の代わりの様に広がる灰色。起きようとしても体が言う事を聞かない。
体の中で言う事を聞くパーツを探す。感覚はあるのだが四肢に力は入らず何とか動くのは
首、頭だけだった。頭だけを起こして辺りを見回す。辺り一面灰色だった。自分の体を
預けている大地も灰色。地平線の彼方までもが灰色一色だった。360度。ココは灰色。
常に眠気が付きまとっている。意識もどこか濁っていて、視角がはっきりしない。まるで、
目の悪い人が眼鏡を外したような世界。とても、眠い。あぁ、コレは夢なんだ。そう
思って眠る。何分、何時間、何十時間経過したか解らない。再び目を覚ます。やはりソコ
は灰色だった。オカシイ。今、目覚めたばかりだと言うのにまだ眠気が付きまとっている。
そう、寝ようと思えばいくらでも眠る事が出来る。俺は一体・・・。考えようとするが、
思考がまとまらない。脳が、体が。何もさせてくれないのだ。出来る事は、首を動かし
灰色の世界を見渡す事と眠る事。そして、解っている事はこの気だるさと眠気は晴れる事
は無いと言う事。常に空腹である事。空腹ではあるが、それは我慢できるレベルの空腹。
そんな空腹感がずっと続いている。これ以上、腹を空かせる事は無いんだろうなと思う。
仕方無いのでまた眠る。眠りは何時も浅い。瞼を閉じてもソコには灰色の世界が広がって
いる。灰色は薄く、白に近い灰色。大地であるかすら明白ではない灰色の土地。何も
解らないまま、時間が過ぎる。いや、時間が過ぎている感覚すらない。永遠に時間が
止まっているのでは無いだろうかとさえ思える。何も出来ないので眠るしか無い。
寝て、起きて。コレを繰り返す内にある異変に気づいた。体の感覚がさらに鈍く、感じ
なくなってきている。横たわっているはずなのだが、体が浮遊してるようだ。浮遊してる
ようだが、自分では解らない。360度灰色、意識も濁り感覚も定かではない。例え、
今自分が逆立ちしている状態でも解らないだろう。いや・・・逆立ちと言う表現はオカシイ
かもしれない。この世界に‘地'は存在しているのだろうか。(続きます)
334水先案名無い人:2008/06/15(日) 00:18:21 ID:PQTOOY5I0
(惑星 邪気眼 の続き 台詞も続いています)
無重力なのかもしれない。必死に必死に考える。が、眠気が脳を包みそれが達すると眠り
に入る。目が覚めると考えていた事を忘れている。考えて居た事は解るが、内容が解ら
ない。考えが整理できず、次第に何も考えなくなっていった。ずっと。ずっとずっと、
そんな事を繰り返している内に。唐突に。唐突に理解した。━━━━あぁ。
━━━━━俺は死んでいるんだ。と。そう思った。いや、確信した時。俺の意識はこの
灰色の世界に入って初めて完全に途切れた』

鉄郎「色々考えて、苦悩に満ちているみたいだね」 メーテル「どうフォローしてあげたら
 いいか分からないわ…」

住人161『戦闘シュミレーションと称してはシューティングをやり、戦術を学ぶとか
いってGネクストやってた。(なんかゆったりしたでかいソファーもって来てはコック
ピット気分を味わってた。ガンプラを買っては新しいモビルスーツの開発だと言って
いたし、抽選で当たったカードダスファイル(V作戦の仕様書を模したやつ)にカードダス
入れてはモビルスーツの仕様書だとか言ってた(ジオンなのに当然ビデオは戦場を映した
VTRだ。ファースト第一話見ては「まさかこれほどとは…」とか言ってたぜ。邪気眼
使いとして惜しい点は自分はニュータイプではない普通の兵士だと思っていたところ。
しかし他人に知られると恥ずかしいとは自覚してたらしく、なんかのオマケの階級章
みたいなやつ(別にガンダムグッズじゃない)を友達に見られたときは、「あっああこれ
何だろう?いつの間にかついてたんだよな」とか言ってた』

車掌「ガンダムの世界の兵士になりきれないところにオチがあるようです」
(まだまだ続くのよ…)
335水先案名無い人:2008/06/22(日) 20:19:10 ID:HjhHHhz60
(惑星 邪気眼 の続き)
住人162『大学の研究所みたいなところで『プレート』が奪われた。この『プレート』が
何か分からんが重要な物らしい。自分は『プレート』を奪った組織の一員(何故か下っ端)
で、新しいプレートが手に入ったから、余ったプレートを誰が持つか話していた。組織は
子供ばかりで自分は場違いな感じ。組織のボスっぽい奴(女)が、プレートを前に出して、
誰か試す奴がいないかってことになってた。プレート No.11『アンビシャス』(北海道
だからか?)その時は何故か力を渇望していたので、進んで試した。力が欲しいと
念じたら、プレートが砕けて体に溶け込んでいった。「残念。私が貰おうと思っていた
のに」とかボスが楽しそうに笑って言ってた。徐々に体が化け物に変わって、その姿を
見て「これじゃない!」とか言ったところで目が覚めた』

メーテル「このプレートが何を意味するものかしら? 気になるわ…」

住人163『どこかの岩肌がむき出しの丘の上からどこかの王国を見下ろしながら、
ベタベタな片方の肩と腕と足に鎧?らしきものをつけて。傍らにはいかにも相方って
感じの奴と「この国はやばそうだな」とか「仲間が必要だな。法魔士と身軽な奴がいい」
だの「邪気眼を持つものは少ない」だの言ってた。勿論、腰にはいかにもっぽい剣。違う!
違うんだ!俺の邪気眼は数年前にア・ロンア・ルファで封印したはずだ!』

車掌「どこかの王国というのが何処なのか、とても気になります」
336水先案名無い人:2008/06/22(日) 20:25:44 ID:HjhHHhz60
(惑星 邪気眼 の続き)
住人164『中一の頃,動物奇想天外に影響された俺は「爬虫類の動きを制したものが全て
を制する」という世にも奇天烈な信念の元、毎日休み時間には体育館でそういった動物の
動きをまねた特訓をしていた。ほかの生徒はもちろん俺を怪訝な目で見るが,完全に自己
陶酔していた俺は,心の中で「フン…ただの人間風情が…」と彼らを見下していた。
ある日,数少ない友人の一人が何に憧れたのか,俺に弟子入りを志願してきた。突然師匠
となった俺はテンション上がりまくりで,今まで特訓してきた奇行の全てを彼に伝授した。
「体を細くくねらせろ!蛇のように!」とか「手足を引っ込め体を守れ!亀のように」
とか。あとのことは思い出したくもない』

車掌「思い出したくもないことを伝授したというのは、後悔したことでしょうね」

住人165『中一の頃、GetBackersにハマっていた俺は、登場人物の一人である冬木士度の
百獣擬態に憧れ「剛猿擬」や「獅子王擬」の名のもと、四つんばいのギャロップ走法で
教室や廊下を疾走していた。自分の中で、擬態中は人間を超越した力を発揮しているため、
剛猿のパワーをもってして掃除用具入れにアタックしたり、獅子の俊敏さをもってクラス
メイトに飛びかかったりしてた。「グルルル…」などしっかり鳴き声まで擬態していた事
を思い出すと、…死にたい… 』

鉄郎「学校で『四つんばいのギャロップ走法で教室や廊下を疾走していた』なんて勇気が
 あるなあ、と思ったけど、その後の台詞を聞くと恥ずかしくなりそうだね」
メーテル「ここまで野獣になりきると仲間はずれにされないか、心配だわ…」
(まだまだ続くのよ…)
337水先案名無い人:2008/07/01(火) 00:46:49 ID:356n2BH+0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人166『会社の男(29)がどうやら中二病くさい。仕事で使うプラカードを彼が作成
したのだが、部長がそれを見て「いい感じに出来てるな」と言ったら「こんなの簡単っ
すよ。その気になれば俺は車でも作れますよ」と発言。隣の女子社員が笑ったら「いや、
マジで。家だって作れるぜ」と返す始末。総務部長に「俺は○○事業部(所属の部署)の
イチローみたいなもんっすね」と発言してスルーされたとか「俺の仕事を引き継ぐには
3年はかかるぜ」と言ってみたりとか、なかなか自意識過剰の彼だが、先日ちょっとした
事で部長と衝突した時に「駄目だ、日本語が通じねー。やっぱアレだな、生まれた時から
の器が違うよな」とのたまい、社内の空気を凍りつかせた事もある。いつも自分がいかに
デキるか、そして学があるかが自慢の彼の口癖は「俺の言ってる意味わかる?」会議で
上司にまで「俺の言ってる意味わかります?」と言い放ったらしい。その他の口癖は
「もっと脳ミソ使えよな」「俺に言わせりゃ邪道」など。転職サイトにプロフィールを
登録したら何通もスカウトが来た、と自慢する彼だが、それを総務部長に言ったため
立場が危うくなっている事には気づいていない様子。そんな大卒の彼は「天麩羅」を
「てんめんら」、「罫線」を「ほうせん」と読むなど、漢字が読めない。もちろん飲み会
の二次会などでカラオケに行った時は、尾崎を熱唱します。漢字が読めないから歌詞
間違ってるけど』

車掌「これでも会社で勤まるものですから、凄いですねえ」
338水先案名無い人:2008/07/01(火) 00:56:40 ID:356n2BH+0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人167『不思議少女が最高にイケてる! と思込んで突き進んだ厨時代。とりあえず、
死にたい。髪は腰まであるロングみつあみ、短足なのに膝上十数センチのミニスカに
コスプレショップで仕入れてきたニーソックス。もちろん校則違反で生活指導の教諭から
の一時間越えの説教。ヤンキーの先輩数名から人気のない女子トイレへのお誘いは日常
茶飯事。「私の哲学とは相入れない」「私にはあなたを可哀相と思うことしかできない」
と返し、教諭はため息を吐き、ヤンキーはムカついて鏡を割り流血。論破したつもりで
いたが、単に私がぶっ飛びすぎていただけ。もう、生まれてこなければよかったのに。
V6の番組の未成年の主張のコーナーが学校にきた時もそんな感じ。一応、台本もらうの
だが、元から酷いモノに下手に手を加えたものだから、さらにすごいことになっていて
場の空気が凍り付いていくのがわかった。間違いなく私はあの時、屋上から飛び降りる
べきだったんだ。わずかな救いはそのVTRが放送されなかったことと、現在故郷を
離れて暮らしていること。来年、成人式だが五年の月日では短すぎる。生まれ変わりたい』

メーテル「過去の話とはいえ、自分を見失っていたということは辛い話ね…」
(まだまだ続くのよ…)
339水先案名無い人:2008/07/06(日) 00:24:57 ID:rUZYlu4m0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人168『中学の頃カッコいいと思って、昼休みでも無いのにケンタッキー買ってきて、
机の上において「ぁ・・ぁぁ・・・」とか言いながらおそるおそるチキンを一口食べる
一瞬の間があり、一気にガツガツ口の中にかきこむ。泣きそうな声で 「ありがてぇ!
ありがてぇ!」なんて叫んでた。クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・ひもじさ(自分で作った設定で俺はひもじい農民)を持たぬ物には
わからんじゃろう・・・」と言いながら水を一気に飲んで深々と頭を下げつつ合掌
しながら人気の無いところに消えていく。テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・
こんな時に取立て・・・しつこい奴等じゃ」と言って教室飛び出した時のこと思い返すと
死にたくなる』

住人169『高校になっても、年齢=彼女いない暦な俺は「あいつ彼女いるんじゃね?」
って思われたくて、ひじょーにイタイコトやりました。お母さんに必死で頼んで、首筋に
キスマークつけてもらって、それを体育の着替えの時間とかにわざと周りの人に見せ
つけるようにしました。キスマークに気づいた友達やクラスメートが「これってキス
マーク・・・?」って聴いてくると、俺は今気がついた風に「えっ?マジ?!・・・
はぁ〜、あいつ、見えるとこにはつけんなっていったのに・・・」とか言ってた。
一週間たって今思うと、何をしてるんだと思ったと同時にどうしようもない虚無感に
襲われました』

車掌「自分の主張が伝わらないジレンマは、後になって後悔するでしょうねえ。無理に
 変なことをしないで、こつこつと努力した方がいいと思いますが…」
340水先案名無い人:2008/07/06(日) 00:27:08 ID:rUZYlu4m0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人170『ガンダムとかのロボットアニメに影響を受けまくって、放課後の無人の教室で
一人学園ロボアクションを演じてた。まずは自分の席をベースに並べた机の上で仮眠を
とってるフリや菓子パン等を食べながらリラックス。定時に流れる一般生徒の下校時刻の
放送を待つ。ピンポンパンポンが聞こえたら過剰なリアクションをしつつ、眉をひそめて
スピーカーを睨み付ける。「下校時刻がすぎました。部活動に所属していない生徒は、
速やかに下校しましょう」の冒頭と下校云々のくだりは「敵かっ!!畜生ッ!」とか「緊急
配置だってよォ!こっちはろくに寝てないのにッ!」等と自分の声を被せて聞こえない
ようにする。傍らに置いてあるソフトボール用のメットをひったくるように掴んで担任用
の机へと素早く移動。担任用のキャスター付の椅子の前まで来たらジャージのファスナー
を上げつつメカマンと会話する。「今は三組の清水がエース気取りなんだろ?そんなの
俺が塗り替えてやるって!こっちゃー慣れっこなんだっ!」とかね。メットをかぶったら
椅子に座りながら周囲をチラ見、スイッチ類をいじるフリをして頃合いをみてから「反応
速いな?皆も気合い入ってんだ・・・ハッチ閉めるぞ!挟まれんなよ!」等とテンション
を上げる。片手を机、もう片方を壁にあてたら「カタパルト接続完了!いつでもOK
だぜ!」「コージ、行きまぁぁぁーす!」と叫んで椅子を爆速発進させる。この時、黒板に
手を振る人や見守る士官の絵などを描いておいたり、派手に仰け反り「グッ・・ぅぅ」と
Gに苦しむとなお良し。ここまでは俺なりに確立したパターンだけど、その日の気分で
戦闘内容は変える事が多い。宿命の対決編、ライバル休出編、間一髪ギリギリ編に俺・
デッド編とだいぶパターンも増えたよ。最近はロボも俺がやる事が多く、箒と塵取りで
武装してメットを被ったまま「ウォォォォ!」って吠えて箒で斬り掛かると言った、見事な
一人カットインを演じてみせたりもする。一通りバトルが終わったらその日の天候を見て、
晴れ→ハッピーエンド、曇り→苦い終わりにする。長いことやってたけど何となく飽きて
やめた。またやってみようかな、皆にもお薦めする』

メーテル「そこまでやるなら、星の海に連れてってあげたいわ…」(まだまだ続くのよ…)
341水先案名無い人:2008/07/13(日) 20:33:31 ID:76kWX/jk0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人171『高校のとき初めて持った携帯、俺は家パソのアドレスを入れておいた。しかも
痛々しいコテハン名「ヴラディクト・ハンツマン」で。皆とアド登録しまくるときに、
それが目に止まり「誰?」「ネットの人?」「どこかの店名?」と質問攻め。ええ
かっこしぃの俺は「あぁ、まぁ知り合いみたいな」と曖昧に返事をし続けた。そこから
厨二のスイッチが入り、学校の帰りの友人が多く通る場所で、事前にタイマーセットした
携帯を取り出して痛い会話をくりひろげた。「はは・・・俺は学生ですよ? まだオフ
じゃあ依頼の話は出来ません」やら「これは我々『東の管轄』の話だ、・・・『貴様ら
西の管轄』が出しゃばる幕は無い」やら「(高いビルの上部を見上げつつ)おいおい・・
人のプライベートを見るとは、プライバシーがなってないぜ・・・?」やら「(トイレの
個室で)あぁ・・・俺以外にも『能力持ち』がいやがる・・・! ハンツマン、お前は
管轄所へ報告! 指示があるまで待機!(ここでトイレから出つつ)・・・俺もすぐ、
そちらに向かう!」今考えるだけで、あの脳内設定で小説が3冊は書ける気がした』

鉄郎「この人、今はどんな生活をしているのかなあ?」
342水先案名無い人:2008/07/13(日) 20:38:34 ID:76kWX/jk0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人172『ある日、俺は掌を肌の上にかざすと、そこがとても温かくなる事に気付いた。
俺の手は熱を操れるのか……まさかな。その時はそう思った。ある日俺は自分が腕を
振りぬくと傍の植え込みの枝が大きく揺れる事に気付いた。生半可に科学の知識があった
俺は、これは温度差による空気の対流が引き起こした現象に違いないと思い込んでいた。
そして確信した。俺の腕は大気の温度を自在に操る力を秘めているのだと。将来は手の平
をかざすだけで遠くの物体を自由自在に炎上させるまでに至るのだと。ぶっちゃけその頃
読んだ、スティーヴン・キングの「ファイアスターター」に影響されまくりだった訳だが。
そんな時、俺は夢を見た。閉園した遊園地のジェットコースターのレールの上で、俺は
追っ手と戦っていた。今思うと劇団四季のライオンキングにそっくりの連中だった。善戦
むなしく追い詰められる俺。何処まで走っても追いかけてくるライオンキングもどきたち。
逃げ出した先は川の橋のたもと、しかし其処にも追っ手の影が……最早助からないのかと
諦めたところで目が覚めた。夢の中とはいえ追い詰められる恐怖は凄まじくリアルで、
俺は結局ヒーローに憧れるのを止めたんだ』

メーテル「ヒーローにならなくても、役者になる素質はあると思うわ… これからの努力に
 期待したいものね…」(まだまだ続くのよ…)
343水先案名無い人:2008/07/20(日) 10:44:33 ID:CGHzakn+0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人173『三角石(造園に使う綺麗な三角形の石)を友達と一緒に学校の帰りに通る道の
豪邸の庭に忍び込んではパクってた。俺達はそれを『クルセイダーストーン』と名付けた
んだよ。で、それは戦士の証なわけだ。三角形の角をそれぞれ、せいぎ、ゆうじょう、
ちからに見立てて祭っていた。もちろん俺達は自分達のことを「選ばれし戦士達」と思って
いて、秘密基地(土地の慰霊碑の裏に作っていた)に入るときは、クルセイダーストーンを
合わせあって、認証完了。で、そこで担任の愚痴とかをいうわけだ。訳もなく「よし、
いっちょやったるか」と言いながら、立ち上がり、クルセイダーストーンを天にかかげ、
「俺達に石『ストーン』がある限り!」と掛け声を合わせながら、慰霊碑の裏から奇声を
あげて飛び出していた』

メーテル「三角石を盗むなんて… 選ばれし戦士なんて、とても言えないわね…」

住人174『学生時代の話。学食に結構でかいテレビが置いてあって、職員の趣味からか、
やたらニュースチャンネルに合わせられていた。で、いつもそのテレビの前に陣取って
一人で飯を食ってる奴(以下、一人飯と呼称)がいたんだが、ある日友人の一人が気付いた。
軍事衝突が起こると、「馬鹿な、早すぎるだろうが」外国の選挙の結果が出ると、
「やはり、奴か」勿論当時の俺たちはそんなこと知るよしもない、そいつはただの
「テレビの前で妙なこと言ってる妙な奴」だった。ところが俺らも暇だったのか、馬鹿
だったのか、そいつがテレビの前で言っていることをわざわざ聞き始めた。すると一人飯
は、嬉しそうに俺たちにニュースを解説し始めた。一人飯は「世界中の諜報網にアクセス
できる権限を秘密に持っている。時には操作もできる」「身の危険があるので滅多に
しない」「ニュースを見ているのは自分の情報と照合しているだけ」「多少のずれは
あるが、ニュースは事前に知っていることが多い」などと、嬉しそうに語る語る。
(続きます)
344水先案名無い人:2008/07/20(日) 10:52:27 ID:CGHzakn+0
(惑星 邪気眼 の続き 話も続いています)
俺たちはすごく面白いものを見つけたと思って、しばらく話を聞いていた。が、一人飯は
だんだん図に乗ってきて、グループの中の女性陣に対して「君の望む様に事件を起こして
あげよう(意訳)」とか、実家で事故が起きた奴に「それは実は裏で○○が〜」などと言う
様になり、どんどんうざくなってきた。また、一人飯の矛盾だらけのニュース解説にも
飽きてきていたので、俺たちは最後にちょっとした悪戯をしてみることにした。
まず、適当なCNN画像を用意して、喋りの上手い奴(その手のサークルから引っ張って
きた)にアフレコさせた。一人飯が居る時間を見計らって、そのビデオを流してやった
のだ。ちなみに、一人飯は食堂が空いてるときにしか来ないので、関係ない人間は巻き
込まずに済んだ。「臨時ニュースです。米軍ミサイル基地が何者かによって占拠され
ました。……緊急です。ミサイルが発射された模様です。ミサイルは○○(俺たちの
いた地方名)に向かっています」そこで俺たちは、慌てたフリして、一人飯に詰め寄った。
「なんで早く教えてくれないんだよ!」「手遅れじゃないか!」慌てる一人飯。突然
謝り出す一人飯。泣き出す一人飯。慌てる俺たち。宥める俺たち。謝る俺たち。ちなみに
今では一人飯は立派に俺たちの友人だ』

車掌「変な縁で友人になることもあるんですねえ」(まだまだ続くのよ…)
345水先案名無い人:2008/07/27(日) 22:24:17 ID:DcDKiyMU0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人175『オリジナルで「にわとり」というキャラを描いていた。最初は自分だけで
描いていたのだが、なぜかクラスの女子の間で流行りだし、ついにはニワトリカンパニー
みたいな名前の会社まで作って、変なシール(100均とかで売ってるラベルシールに
手描きの絵を描いたやつ)を売っている始末。売るというのは名ばかりで、本当は「配布」
していたんだけど。4年生のある秋の日、私は仲のよかった二人と公園に出かけた。
昼間でも人気のない公園で、遊具の置いてある広場から少し離れたところにフェンスで
囲まれた土手があり、脇にある階段を登ると、木に囲まれた秘密基地ちっくな場所が
あったわけ。広さは学校の教室と同じくらい。奥に入ってしまえば下界からは覗けない
から更に秘密っぽさ満点だった。友達二人は公園に来て最初のうちはブランコで
ゲームボーイ。当時一人だけゲームボーイカラーを持っていなかった私は赤外線通信が
できず暇をもてあましていた。だから一人で土手に登り、子供に害のあるエロ本を落ち葉
の中に埋めたりしていた。そのうちそこらへんで赤外線に飽きた友達が階段を登ってきて、
高い場所から遠くに見える家々を眺めながらああここはいつ来ても良い場所だねみたいな
流れになってきたんだ。それから何があったのかは覚えていない。ただ、気がついたら
「コーケー様」に祈っていたんだ。友達の一人は笹みたいなのを神主みたいに左右に
振り回していた。それから何回かその公園に遊びに行った。その度に祈祷を繰り返して
いた。基地を勝手に「にわとり国」と定め、日本から独立した国家であると主張し、
入り口近くの木の根っこにあるコブを一日一回踏むと金が増えるという設定を作って来る
たびに踏み、愛の鐘が鳴る5時より遅い時間にいてはいけない呪われるという謎の掟まで
作った。(続きます)
346水先案名無い人:2008/07/27(日) 22:36:18 ID:DcDKiyMU0
(惑星 邪気眼 の続き 話も続いています)
儀式では全員が「にわとりこけこっこ」と三回言って、その後に一人が「にわとり国に
平和をー」と言い、それから目を瞑って祈るのが常だった。目を閉じている間に
コーケー様が降臨していて、目を開けたらコーケー様の祟りに触れるという自分で作った
設定を無理矢理信じていた。祈りの内容は「ファービーが欲しい」とかそんな感じの
下らない私的な願いだったりした。だんだんコーケー様のキャラデザも決まってきたが、
その姿はどう見てもセレビィ(幻っぽいポケモン)のパクリです。本当にありがとう。
そんな消防臭い私たちの学校生活はというと、無性に創作意欲に燃えていて、よく簡単な
小冊子を作っていた。内容はひたすら鶏鶏鶏。最近、見返す機会があったから見てみた。
「ニワトリ国ガイドブック」「コーケー様に会うには」内容は上記のようなことが地図
付きで書いてあった。そしてなぜか口調が他の冊子と違ってですます調。5年生のクラス
替えの後にはもうニワトリは下火になった。そろばん塾で、私の変顔から開発された
あぼびばというキャラが、にわとりのような経緯を経てクラス外まで伝わっていたっけ。
そう、私は流行らせ厨だったんだ。小学生にして流行らせ厨。とりあえず友達4人と
いろんな商品開発をして、電子マネーちっくな手描きの通帳を使ったりしてお店やさん
ごっこをしていた。漫画や雑誌や手作りアクセサリー、紙粘土製あぼちゃん人形やシール
みたいなのを手作りしてたね。一見無意味に見えるけど、オークションもどきや値切りを
体験するうちに需要と供給の基礎みたいなものを理解できるというのが行為の最大の理由
だった。自転車をバイクと言い張り、割り箸で作った鉄砲を万が一のためにと装備して
あちこちの公園を疾風の速さで巡回していた頃だったな』

鉄郎「にわとりを流行らせるなんて、すごい人だなあ」 メーテル「子供時代のお遊びでも、
 盛り上げられる力を持っていることは、立派だと思うわ…」(まだまだ続くのよ…)
347水先案名無い人:2008/07/28(月) 10:03:35 ID:WN2u4nal0
鉄郎・・・・今すぐNHK-BSを見なさい・・・・ 明日も同じ時間に見るのよ・・・・
348水先案名無い人:2008/08/03(日) 20:23:47 ID:M5Uvf6nK0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人176『先週、普段おとなしい奴が昼休み中ノートを広げ何かを熱心に書いていて、
気になった奴(自分もその1人)が集まってくると「今小説を書いてる」「見せる人が
いる」と語りはじめた。みんなが「見せろよー」とせがむとニヤニヤしながらノートを
渡してくれた。タイトルは「三人のたんてい」(たんていは平仮名だった)そいつは普段
推理小説を読んでいたので、みんなそっち系の話だと思ってた。最初は3ページに渡って
主人公たちのプロフィール、世界観、たんてい事務所の間取り図など、たくさんの設定が
書いてあった。3人の主人公はみんな事故で片目を失っていて、そのかわり「過去を見る
能力」「未来を見る能力」「心を見る能力」があるそうだ。普通のようにみえる名前の
隣には何故か小難しい横文字が並んでいて本人曰く「北欧神話を元にしたコードネーム」
だと。肝心の本編は設定のわりにあっさりしていて、学校で事件発生→たんていが能力を
使って事件解決→犯人に説教 1章しか読んでないけど3章まで書いてあった。そのあと
いざこざあって、そいつは怒鳴ったあと黙り込んでしまった。今週はずっと学校に
来なかった』

車掌「ここで取り上げられた人は、推理小説を何冊もかけるようになれば、素晴らしい
作家になると思いますよ。将来に期待しています」
349水先案名無い人:2008/08/03(日) 20:26:18 ID:M5Uvf6nK0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人177『自分は特殊能力者で何処でも武器を出せるをいう妄想をしていた。ちなみに
その武器は常人には見えずに俺と同じような能力を持ったものにしか見えない。あるとき
下校中に友達と別れ一人になった。ふとしばらく行ったところで鏡を取り出し、自分の
後ろを確認しクラスメートの女の子などがいた場合にのみコレを発動する。脇に生えて
いる街路樹などに手を添えて力を加える「ウウウウッ!」など2,3秒力を加え、
いきなり手を後ろに引く その時に手を握り少し空洞があるように見せる。引き抜いたら
バトンを回す様に手首と指を動かしポーズを決め「さて…そろそろ行くか…」など言って
おく。そして後ろを振り向いて女の子を見つめ「しまっ!…あはは…なんでもないよ」と
動揺した振りをして、一気に駆け出す。そしていきなり曲がり角を曲がり今来た道を確認
する。しばらくしてパッとさっきまでの道に後ろ飛びのように(間合いを取る感じ)体を
だす。そこで上を向き「畜生!この服装じゃだめだ一旦基地に戻って…ん?(女の子に
振り向く)貴様まだいたのか!今見たことは言うなよ!」とカッコよく決めるが、突然
口調が変わる俺にビックリするかと思っていたが「はぁ?あんた何やってんの?」と
言われ困った俺は「はん!もういい何かあれば俺がやってやr…なんでもない…
じゃぁな!」と決まったと思いながら駆け出しかえっていった。後日談?そんなもん
自分で考えろ!あだ名オチですんだらいいほうだわ!』

メーテル「妄想ばかり繰り返してると現実の世界が見えなくなりそうね…」
(まだまだ続くのよ…)
350水先案名無い人:2008/08/10(日) 10:51:09 ID:Foc/Y9YA0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人178『中学校の時、国語の授業で班ごとに分かれ、「漫画は良いか悪いか」という
テーマで二つの班で討論をすることに。(クラスには6つの班があったので、各班1回
ずつ、合計3回討論する授業で、討論する2班以外が勝敗を判定をする形式だったと思う)
私は漫画が好きだったけど、相手の班が「漫画は良い物派」をやると言い出したので、
うちの班は「漫画は悪い物」を主張することになってしまった。スポーツ漫画は努力、
青春、感動を教えてくれるんです、という相手の主張に、私はスポーツモノの同人誌を
持参し「この漫画を見てください。部室でこんなことヤッてます」とか、歴史漫画は
勉強になる、という相手の主張には歴史モノの同人誌を持ち出し「この漫画では歴史上の
人物が、あの偉人やられちゃってます。歴史もクソもありません」と反論し続け、うちの
班の時以外の2対決は「漫画は良い物」を主張した班が勝っていたのに、うちの時は相手
の班が反論出来なかったことも手伝って「悪いもの」が勝利。最後には「でも私はこんな
悪い漫画が大好きです!」と鼻息荒く主張しました。その後、国語の担任からは同人誌を
持ってくるなと叱られ、クラスメイトからは同人好きと笑われ… 同人やってる最中は、
楽しかったけど、目が覚めた今は痛すぎてもう同級生に会えません』

鉄郎「同人誌ってどんな内容なんだろう?」 メーテル「鉄郎は知らない方がいいと思うわ…」
351水先案名無い人:2008/08/10(日) 10:55:00 ID:rbHhXs//0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人179『俺が中3の頃、丁度漫画版のスクライドが連載されていた。で、俺はそれに
はまったんだ。そしたら、ものの見事にカズマの生き方というか、もう電波受けまくって
夜中に意味も無く「うおおー!反逆だーっ!」とか「俺はトリーズナーだ!トリーズナー
なんだーっ!」と叫ぶ。この奇行は当然近隣の住民に迷惑をかけるが当時トリーズナー
だった俺はそんな声に当然反逆していた。親に殴られたもしたが、脳内兄貴が「今のお前
の弱い考えは何だ?」と問いかけて脳内で「親父をボコれないことだ!」とか思ってたり
した(当然親父はボコれなかったが)。酷かったのは学校での出来事だった。当然の如く
色んな決め事は守らない。図書委員の仕事もサボってたし、委員会もサボった。副委員長
だったのに。で、皆がそういった行動を非難すると、ここでお決まりの「おいおい、俺は
トリーズナーだぜ」の一言で済ませようとしていた。当然、担任に呼ばれるようにも
なったが、その呼び出しにも反逆。結局、親を呼ばれて説教&鉄拳制裁。これで半べそ
かいて俺の反逆は終わったが、まだ後日談がある。当時反逆していた際、期末テストが
一回あって、大のテスト嫌いの俺はテストにも反逆、何と3年だというのに嫌いな教科は
白紙で出した。しかもご丁寧に、解答用紙にでかでかと「これが反逆だ!」と書いて。
これが原因で前述の親呼ばれとなったのだが、もうこのお陰で内申点はぼろぼろだった
らしい。そのせいで志望校にも落ちて滑り止めの高校で無駄に3年間過ごして今じゃプー
だよ。折角点数稼ぎに副委員長になったっていうのに、自分の行動にすら反逆した当時の
俺』 住人180『高校できちんとやってりゃ、何とでもなるのに。それが出来なかった
ってことは……。いいじゃん、自分の無能を邪気眼のせいにできて』

車掌「学生の頃はとんでもないことをしでかして、棒に振ったみたいですが、これからの
 人生でそれを取り返していただきたいものです」(まだまだ続くのよ…)
352水先案名無い人:2008/08/17(日) 11:33:35 ID:yEpyyHhC0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人181『俺は中学の英語の授業で、アメリカはレディーファーストの国で、女性を
何よりも優先するということを習った。当時の俺は、日本でもレディーファースト精神で
振舞えばモテると信じていた。次の日から俺は、女子が椅子に座ろうとすると、決まって
椅子を引き「どうぞ」みたいな事を言ってから女子を座らせていた。他にも、女子と話し
終わった後は、一礼してから場を離れるなど、レディーファーストを何よりも優先した。
当然女子からは気味悪がられ、話しかけられなくなったが、当時の俺は自分は女子の憧れ
の的になっていると信じていた。そんなある日、俺がいつものように、座ろうとしている
女子の椅子を引こうとした時、誤って椅子を引きすぎてしまった。女子は床にしりもちを
つき、後頭部を椅子にぶつけ、床にうずくまったまま泣き出してしまった。次の日、謝り
に行った時、その女子から「キモイんだよ!紳士野郎!」と怒鳴られ、クラス中の人が
爆笑した。俺はその日から、クラス中から、キモシン(キモイ紳士の略)と呼ばれる
ようになってしまった』

メーテル「これはお気の毒に… いつかその心構えが役に立つ日が来ることを祈ります…」
車掌「これは不運なことでしたね。でも同じ失敗を二度繰り返さないようにすれば、
 いつか報われる日が来ると思いますよ」(まだまだ続くのよ…)
353水先案名無い人:2008/08/26(火) 22:41:01 ID:Ns/5jIWR0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人182『中三の秋、巫女という設定だった私。地区の人が集まる集会所が私の神社
だった。集会所には鍵がかかっている為、その裏にコケシを置いて「おんころころ
せんだりまとうぎそわか」と繰り返し唱えてた。少し風が強いと「チッ。厄介なのが来る
わね」と連れてきた飼い猫に話しかけ「あれを用意してちょうだい!」と事前に用意して
いた札(筆ペンで電光石火と書かれた物)を集会所のガラス全部に貼った。「返り討ちに
してあげるわ!」「山の神よ!地の精霊よ!清めたまえ!」と一人で格闘しているところ
を区長さんの息子(同級生) に見られ、後で区長さんに「集会所を遊び場にしたら駄目
だよ。今は受験勉強しなさいね」とやんわりと言われ、行きづらくなり巫女ごっこは
終わった。無事第一志望受かったのは、区長さんのおかげです』

鉄郎「この人、将来は尼さんになるつもりなのかなあ?」

住人183『自分が機械人間だという設定で、体育の時間:授業開始時「システムオール
グリーン!よし、エンジンを戦闘モードの移行する!」だんだん疲れてきた時「くっ、
エンジン出力を○0%上げる!」もうだめなくらい疲れたとき「第○エンジン破損!出力
低下しています!」なんかミスしたとき『センサーの誤差拡大、修正に○分必要です」
その他の授業:開始時「CPUへの電圧を増加。クロックアップ。高度情報処理モードに
移行します」先生に当てられた時「了解しました。…演算(もしくは検索)終了。答えは
××です」答えが当たってたら「○○(教科名)処理システムに異常なし。結果を
フィードバックして改善します」間違ってたら『○○処理システムにエラー発見。
ただいまからデフラグ作業に入ります」とか言いながらやってた。成績よかったので、
授業の時はあまり突っ込まれなかったが、体育は苦手だったので、○○くん、また
エンジン故障してんの? とか突っ込まれてた』

鉄郎「機械人間って、こんなに難しいことを考えるものかなあ?」メーテル「台詞として喋る
か分からないけど、頭の中ではこう考えてもおかしくないわ…」(まだまだ続くのよ…)
354水先案名無い人:2008/09/06(土) 18:00:28 ID:ejYFlPvK0
(惑星 邪気眼 の続き) 鉄郎「凄い記録を見つけたよ」
◆クソガリの毎回のトレーニング法
@ダンベルカール 2〜5kg やめたくなったら床に叩きつけて終了 ■インターバル
5分以上 シャドーボクシングか上腕自慢、腹筋自慢
Aリストカール 2〜5kg なるべく辛そうな表情で ■インターバル5分以上
自分よりデカイ奴に(ほとんどだが)ガンをとばす
Bベンチプレス 30〜50kg クォーターかハーフレンジで、大声出しながら
 ■インターバル5分以上 頭を抱え込みうつむき、ハァハァと明らかに芝居な息切れ
C腹筋 1レップ1レップ休みながら、バッタンバッタン落としてやめたくなったら
やめる ■インターバル5分以上 頭を抱え込みうつむき、異様なほどの息切れ
Dマシン クォーターかハーフレンジで高速高回数。やめる時は大音立てて落とす
 ■インターバル5分以上 おもむろにタンクトップを脱ぎ腹筋自慢、上腕自慢
E高速トレッドミル、高速自転車こぎ 5秒で終了。大声も忘れずに。■インターバル
5分以上 自分がガリマッチョであること、格闘技をやっていることを周囲にアピール
F腕立てふせ クォーターかハーフレンジで。ハードトレーニングぶりを演出しながら
■体脂肪計計りに行く。「すっげー体脂肪率5%や!」とわざわざ周囲に聞こえるような
大声で言う
Gシャドーボクシング 上段回し蹴り、須藤元気風裏拳も織り交ぜながら。シュッシュッ
の掛け声も忘れずに ■器具を一切片付けずに退散
◆トレ時の服装 ・タンクトップ、そでまくりT−シャツ、もしくは上半身裸。
◆クソガリの食生活 ・朝:なし ・昼:コンビニ菓子パン ・夜:カップメン
(まだまだ続くのよ…)
355水先案名無い人:2008/09/15(月) 12:32:34 ID:dWHFWr2W0
私の名はメートル・・・・
長さを測る女。
惑星経済板から来たのだけれど
2年前に比べ とても変わっている事に驚いているわ・・・・・・

また来るわね
また2年後かしら。。。。
356水先案名無い人:2008/09/23(火) 23:52:34 ID:kIidjLl/0
(惑星 邪気眼 >354の続き 話は続いています)
◆結論 上腕二頭筋と大胸筋の筋持久力が高く、体重60kg以下、体脂肪10%以下、
上腕30cm以下をキープしながら、狭い可動域の低重量高回数トレを5分以上の
インターバルでこなせ、シャドーボクシングができ、なおかつ腹筋のカットの見える筋肉
こそ使える筋肉。

鉄郎「このとおりトレーニングをやったら、マッチョになるのかなあ?」 メーテル「多分、
 なると思うわ… 継続した練習が大事よ…」 鉄郎「また、記録を見つけたよ」

自分は大切な人を守れませんでした。知りませんでした。ごめん守ってやれなくて。
守るって約束したのに守れませんでした。リスカして死のうとしたらしいです。
でも生きてたみたいです。後少しで大切な人を死なせるところでした。自分の無力さが
嫌です。気付けなかった。自分の命よりも大切なのに。自分は守れなかった。俺はそんな
やつです。無能で最低な男です。春奈ごめん。叩きたければいくらでも叩いてください。
本当に最低な男です。暴力 監禁 そんな事をされているなんて知りませんでした。
ごめん…ごめん

鉄郎「この人、最後はどうしたのかな。気になるよ」(まだまだ続くのよ…
>355メートルさん、この2年で2ちゃん惑星全体が変わったと思うわ…)
357水先案名無い人:2008/09/30(火) 23:32:43 ID:MKvPOejn0
(惑星 邪気眼 の続き)
住人184『そう言えば弟が邪気眼だった。大昔、ミンキーモモのリメイク版(?)が放送
されていた時のことだ。久しぶりに弟と会った時、彼が初代ミンキーモモをよく見ていた
ことを思い出し「今やってるモモ見てる?」と聞いてみた。すると弟は、見ていないと
いう。「録画して見ればいいのに」と言うと、事情があって録画はできないと言う。その
事情なのだが…当時、弟にはやはり邪気眼持ちの友人(年上)がいた。その邪気友が言う
には、漫画やアニメのキャラクターは作者が創造したものではなく、二次元世界に二次元
人として実在しているのだという。そして現実世界の人間には、分身である二次元人が
いるのだそうだ…。そして邪気友いわく、弟の分身の二次元人と初代モモは恋人同士で
あり、弟が二代目モモをリアルタイム放送で見ている分にはいいが、録画したりすると
嫉妬で病気になり、放っておくと消えてしまうという。それで、弟は初代モモを守るため
に二代目モモを録画していないと言っていた。ちなみに邪気友によると、弟の分身である
二次元人は不動 明 …その後、弟は邪気友と縁を切り、自らが邪気眼の使い手だった
ことも忘れた。弟を邪気眼の道に引きずり込んだ邪気友の行方は、誰も知らない』

車掌「私が言うのも何ですが、二次元人というのも不思議な存在ですなあ」
(まだまだ続くのよ…)
358水先案名無い人
(惑星 邪気眼 の続き)
住人185『私が秋葉原の裏通りを歩いていると、道ばたに屯していた少年達が不意に声を
かけてきた。「ねえ、悪いんだけど金くんない?」言うが早いか、あっと言う間に私を
取り囲む8人の少年達。私はその様子を特に慌てることもなくただ見ていた。「早く
出しとけチビ。痛い目みんぞ」先程とは別の少年が一言。そのあまりにも幼稚な言葉に、
私は苦笑を漏らしてしまう。「は?なにこいつ。なんか笑ってんだけど?」馬鹿にされて
いると感じたのだろう。少年達の顔には判り易く怒りの色が浮かび始める。「クク…いや、
すまないね。別に君達の事を笑った訳じゃないんだ。ただ、日本って国は本当に平和だな
と、そう思っただけさ」皮肉をたっぷり込めた私の言葉に、少年達は明らかな動揺を
示した。逃げる算段でもしているのだろうか、しきりに仲間内で目配せをしあっている。
「こいつ…ちょっと」「ああ、なんか…」「…つーかマジでやべえ奴じゃね?」「さすがに
これは…」ボソボソと囁き合う少年達。私はフ、と笑みを含んだ溜息を吐く。そして徐に
メガネを外し、指ぬきグローブを締め直し、躊躇う少年達を促すように言った。「無粋な
言葉は抜きだ。さあ、バトルを楽しもうか」』

メーテル「今の秋葉原でこんなこと言ったら、大変なことになりそうね…」
(まだまだ続くのよ…)