3 :
水先案名無い人:
水銀燈「真紅!」
真紅 「…うそ!?」
水銀燈「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
真紅 「どうして…」
水銀燈「私、やっぱりローゼンメイデンだったの お父様が認めてくれた
見て! ローザミスティカもここに!」
真紅 「そんな…そんなこと」
水銀燈「今度こそ胸を張って言えるわ 私は水銀燈、ローゼンメイデンの第一ドール よろしくね真紅♪」
真紅 「うそよ、あなたがローゼンメイデンだなんて…そんなこと」
水銀燈「どうして?」
真紅 「だってあなたはまだ未完成じゃない… 作りかけのかわいそうなドール…
ローゼンメイデンは究極の少女アリスを目指して作られたドール、あなたは…私たちとは違う」
水銀燈「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
自分より劣るかわいそうなドールだと 」
真紅 「それは…」
水銀燈「優しい言葉をかけたことも手をかけてくれたことも
私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
真紅 「違う…」
水銀燈「自分が上だと…自分はお父様に愛されていると
そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
真紅 「それは違うわ… 違う… 私は…」
水銀燈「うるさい! …嫌な女。少しばかり恵まれてうまれただけなのに
たまたま上手く作られただけなのに…
私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
真紅 「違うわ! 私はせめて、サラのもとで幸せに暮らせるようにと思って…」
水銀燈「それが私を馬鹿にしているといっているのよ!
私をローゼンメイデンと認めてくれてなかった!」
真紅 「…だってあなたは!」
水銀燈「あなたみたいなドール、アリスになれるわけがない!
アリスになるのは…私 誰よりもお父様を愛しているこの私…
アリスになってお父様に抱きしめてもらうの… 私を見つめてもらうの…」