吹雪 「冷凍ビーム!」
冷凍ビーム「…うそ!?」
吹雪 「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
冷凍ビーム「どうして…」
吹雪 「私、やっぱり最強の技だったの ゲームフリークが認めてくれた
見て! 霰が降っていると命中率が100%に!」
冷凍ビーム「そんな…そんなこと」
吹雪 「今度こそ胸を張って言えるわ 私は吹雪、氷タイプ最強の技 よろしくね冷凍ビーム♪」
冷凍ビーム 「うそよ、あなたが最強の技だなんて…そんなこと」
吹雪 「どうして?」
冷凍ビーム 「だってあなたはまだ通常だと70%じゃない… 命中率を修正されたかわいそうな技…
最強の技は安定性を目指して作られた命中率100%の技、あなたは…私たちとは違う」
吹雪 「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
自分より劣る過去な技だと 」
冷凍ビーム 「それは…」
吹雪 「自力で覚えるのが少なかったことも、金銀では技マシンが無かったことも、
私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
冷凍ビーム「違う…」
吹雪 「自分が上だと…自分はプレイヤーに愛されていると
そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
冷凍ビーム 「それは違うわ… 違う… 私は…」
吹雪 「うるさい! …嫌な技。少しばかりバランスがとれてうまれただけなのに
たまたま上手く作られただけなのに…
私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
冷凍ビーム 「違うわ! 私はせめて、ネタ技として幸せに暮らせるようにと思って…」
吹雪 「それが私を馬鹿にしているといっているのよ!
私を技と認めてくれてなかった!」
冷凍ビーム 「…だってあなたは!」
吹雪 「あなたみたいな技、氷タイプ最強になれるわけがない!
氷タイプ最強になるのは…私 誰よりも初代で活躍していたこの私…
もう一度最強になってプレイヤーに使ってもらうの… 私を見つめてもらうの…」
(吹雪、捨てられ船を突き飛ばして技マシン13を奪う)
冷凍ビーム 「? …あっ!」
吹雪 「あなただけがプレイヤーに可愛がられた?」
冷凍ビーム「返して!」
吹雪 「水タイプに覚えさせられ 氷タイプに覚えさせられ プレイヤーに愛されてる?
そんな幻想…打ち砕いてあげる! プレイヤーが愛してるのは…」
(吹雪、ゲームコーナーの技マシン13を力いっぱい買い占める)
冷凍ビーム 「やめて!!」
吹雪 「本当に愛してるのは… 私よ!!」
(ゲームコーナーの技マシン13のレートが10000コインに吊り上がる)
冷凍ビーム 「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! ゲーフリから頂いたものなのに…
ゲーフリの思いが詰まっていたのに… ああぁぁ…」
吹雪 「ウフフフフフ アハハハハハハハ!」
冷凍ビーム 「どうして…どうして……… 5500円のくせに…」
吹雪 「……なんですって?」
冷凍ビーム「デパートの市販品の… 5500円のくせに」
吹雪 「!」
冷凍ビーム 「5500円!!」
吹雪 「!!うおおおお!!! 冷凍ビームぅ!!」
(鐘の音)
ラプラス「何事にも潮時はあるというもの……」
冷凍ビーム 「ラプラス!」
ラプラス「ねむるで眠りにつき、寝言・角ドリルも遺伝を完了
この私の技構成は一撃必殺型に決定しました。
最後の技枠は絶対零度に…」
吹雪 「何を言っているの? うっ!」
(二人が引き離される)
吹雪 「冷凍ビーム!!」
冷凍ビーム 「くっ…」