魔王のガイドライン5

このエントリーをはてなブックマークに追加
180水先案名無い人
 こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
 それは父と子だ。父はうきうきする子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜうきうきするのだ」
子   「お父さんにはこれが見えないの。11年ぶりの聖剣伝説のナンバリングタイトル・・・」
父   「それはアクションアドベンチャーだ・・・」
石井 「かわいい坊や、一緒にやろう。音楽にはイトケンを起用したし、あの坂本龍一さんも手がけてるよ。」
子  「お父さん、お父さん!きこえないの?あの素晴らしい音楽がモニターからきこえてくるよ!」
父  「落ち着きなさい、音楽しかよくないゲームだってたくさんあるんだよ。」
石井 「いい子だ、一緒に買おう。私のキャラクターたちがもてなすよ。プレイヤーをここちよくゆすぶり、投げ、戦うのだ。」
子 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いamazonにさんきゅっぱの聖剣4が!」
父 「見えるよ。だが、あれは値崩れした証拠だよ。」
石井「愛しているよ、坊や。お前の純粋な好奇心がたまらない。力づくでも購入させる!」
子 「おとうさん、おとうさん!ぼくが聖剣をつかまえる!ぼくがマナの木を救うんだ!」

 父親はぎょっとして、ソフトを全力で購入した。はしゃぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
 そして一緒にプレイした。

子&父「クソゲーすぎる、、どうなってんだ、、?」」