サイレントマジョリティを考慮にいれるguideline 3

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813水先案名無い人
帝国領に逆侵攻した方がいい?しなくてもいい?

うーん、今回は簡単だと小官は思っていた。だって、帝国の打倒は同盟の悲願だものね。
これからはこっちがイゼルローンを橋頭堡にできるのだ。この質問のこたえなんて考えるまでもない。
けれど、この同盟史上最大の壮挙に参加する栄誉を、みんながどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこの軍議を開いたのだ。
するとあらら、不思議。寄せられたのは厳しい反出兵・現状維持の意見ばかりだった。
なぜなのかしらん? というわけで、今回は多数を占める「しなくていい」派からいってみよう。

「戦略上の目標をはっきりさせるのは『なすべき』ことであって、『望ましい』ことではない」
(第五艦隊・叩き上げさん)。
「自分達は安全な場所にいながら、
自由と平等は人命より尊い、命を懸けて戦えという連中のためになぜ出兵しなければならないのか?」
(第十三艦隊・紅茶好きさん)。
「軍人ならばに命令には従うに決まっているが、部下達を無駄死にさせてまで無謀な作戦に従う必要はない」
(第十艦隊・騎馬民族の末裔さん)。
「どちらかが滅びるまで殺し合うような関係ならいらない。
帝国と同盟は妥協点があれば和平し、出来なければ距離をおくくらいでちょうどいい」
(天上・マンフレート二世さん)。

ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。
この出兵案は小官が出世欲から政府に持ち掛けたものだから、命を懸ける気になれないというもの。それ、ほんとなのかなあ。
今回のこたえは数字のうえでは「しなくていい」派が圧倒的だったけれど、
現政権が多数のサイレントマジョリティの票を欲しがっている事を考慮に入れて決定させてもらいます。
来年の選挙に勝ちたいから帝国に勝って来い。あたりまえの話だよね。
特にイゼルローンの英雄どのはあまりローエングラム伯を過大評価しすぎないほうがいいのではないかな。