【毎日夕刊・牧太郎の大きな声では言えないが】2006年10月24日付
ネットイジメ
昨今、子供を「イジメ」から守るのは教師の仕事、学校の仕事、教育委員会の仕事だ……という大合唱
だが(「その通り」とは思うが)これには限界があるように思う。教師の能力にもよるが、荒れる教室に対処し、
預かる生徒の学力はマチマチなのに「この子だけは有名校に入れてくれ」という保護者の要求に対処し、イジ
メを探し出し、一人一人の子供たちの「心の動き」を完全に把握するのは、もはや神業だろう。
やはり、保護者の「子供を観察する力」が我が子を守る最大の武器のような気もする。それでも、残念なが
ら、教師にも、家族にも発見されない「隠れたイジメ」が存在する。
ネットイジメ。
電子メール、携帯電話、ウェブサイトなどの電子媒体で「標的」に屈辱感、恐怖感を与えるやり方である。
例えば、有名人のホームページに「舌足らずの表現」があると、これを徹底的に攻撃する。偽名のハンドル
ネームで次から次へと波状攻撃。謝っても謝っても攻撃は続く。結局、ホームページを閉じざるを得なくなる。
これを「炎上」というらしい。
こんな大人のネットイジメが、もっと陰湿な形で子供の世界に表れている。例えば、体育の着替えの時、隠し
カメラで撮った写真を複数の携帯電話に送る。自殺したくなるような屈辱感を与える。
(※中略)
そのコンピューター空間に生まれるイジメ。「教育委員は名誉職ではない! 働いてもらわなければ」と言い放
つ女性大臣も登場したようだがイジメ追放はそれほど簡単ではない。果たしてネット文化の行く末を政治家は
理解しているのだろうか?
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/maki200604/news/20061024dde012070055000c.html
ソースを貼っては「はいはい安倍のせい」とか書いてたら、
なんか知らないうちに子供自殺事件の犯人にされてるwww
284 :
連投ごめん:2006/10/25(水) 21:46:47 ID:iMukY9Y+0
ちなみに、前スレ854-855でコレを貼ったのは俺です
大きな声では言えないが:「通信の秘密」は今 牧太郎
「街灯のともる路地で××議員の手が……熱いキスは5秒ほど続いた」というコメント付きで、女性キャスターとの
熱愛シーンを写真誌にスクープされたイケメン議員。慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだ
が、それほど大げさな話?
奥方が亭主の不倫に腹を立てるのは至極当然。不倫は決して褒められたことではないが、赤の他人にとやかく
言われる筋合いはない。これは極めてプライバシーの問題。取材する相手に「あなた方もジャーナリストなら、政治
家の巨悪を追及したらいかが」と笑って皮肉でも言えば良いのに。
(※中略)
ネット技術はここまで来てしまった。もし、国家権力が国民のメールを簡単に入手できるとなると、憲法第21条2「検
閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」は危うくなる。
テロを未然に防がなければならないし、さりとて、プライバシーは守らなければならないし……。ともかく安倍さん得意の
イノベーションが「自由」を変貌(へんぼう)させるのだ。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061003k0000e070074000c.html