【免疫力】新聞-社説系の電波フレーズ2【息づかい】
東京弁護士会に所属する小倉秀夫さん(37)のブログに寄せられるコメントの数は多い時でも
日に20前後だった。それが昨年2月初め、10倍近くに急増した。
普段はIT関連の問題について考えを掲載している。そこに、他人のブログをしつこく投稿する行為を
いさめる意見を載せた。その直後のことだった。
コメントの大半は批判だ。差出人の名前の欄は「Unknown」。匿名だった。
「あなたは勘違いをしている」「なぜ非を認めないのか」――
回答しないと「このまま逃げたらあなたの信頼性はゼロになりますよ」
反論すれば、再反論が殺到した。
議論の場から離れることを一時も許さない「ネット右翼」だ。
数年前からネット上で使われ出した言葉だ。
自分と相いれない考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々を指す。
右翼的な考えに基づく意見がほとんどなので、そう呼ばれるようになった。
小倉さんはたまらず、対談を呼びかけた。
「カミングアウトして下さる方を求む」
このブログを毎夜見つめる男性が東京の下町にいた。
自分でもブログを持ち「炎上観察記・弁護士編」と題するコーナーを設けている。
30代半ば。かつては小説を出版したこともあるが、いまは無職。両親と同居し、
昼夜逆転の生活。「観戦席」は自宅2階、6畳の自室だ。
チェック開始は午後11時。自らもコメントを送りつつ、批判コメントが殺到し制御不能
(ネット用語で「炎上」)に陥っていく様子を伝えた。
男性のブログは、匿名掲示板や軍事をテーマにしたサイトともつながる。
「観察記」を見た人がどんどん、小倉さんのブログに集まってきた。
「たかだか200や300の批判で黙られても困りますねえ。あれじゃあ、議論にならない」
男性はそう冷やかす。
共産主義に傾倒した時期もあったが、だんだん国を愛する気持ちが強くなった」という。
自分のような人間を「ネット右翼」と呼ぶ人がいることも知っている。
「朝日新聞を筆頭に既存メディアの報道に感じる違和感を消化するため、僕は
僕なりの考えで調べ、主張する」
122 :
水先案名無い人:2006/05/05(金) 16:49:18 ID:1mSzURSm0
炎上を眺めていた男性は西日本にもいた。30代の大学教員。拉致問題や安全保障をテーマ
にしたブログを運営しながら、北朝鮮への姿勢が「甘い」と思う評論家やマスコミを批判してきた。
匿名掲示板や他人のブログにも投稿した。
「左翼的な意見に批判的な私たちは、自由に語れる場がなく窮屈な思いをしてきた。
ネットの普及がはけ口をくれた。」
ネット右翼を「素朴な愛国心から過激な民族主義に至るまで、雑多な主張の総体」とみる。
予備知識がなくてもコメントやリンクをたどることで、容易に論陣を張れるブログの特性が、
活動を支えていると分析する。
「ノリ」で論議に加わる者も増え、論調は過激になりがちだ。
ネット上の保守論壇が異質な意見への寛容さを失ってきていると感じ、ブログを1年前に閉じた。
「対談」は実現しないまま、小倉さんのブログは閉じられた。
職業柄、議論することに煩わしさは感じない。それでもつくづく思う。
「あれはもはや、議論と言えない」と。
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader152958.jpg 朝日の新作だけどかなりの電波。
誤字脱字があったら教えてください。