ローゼンメイデンのガイドライン ドゥエルヴァルツァ

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387水先案名無い人
>>344の続き

涙ぽろぽろ流しながら肩を振るわせてる真紅の姿があったんだよ
「真紅!?」
「えっ!?きゃあぁわわわゎ!」
あわてて俺から離れて、ぱたぱたと服の乱れを直す翠星石。
「し、真紅っ、こここれはそのっ・・・ち、ちがうですよ!?
翠星石と人間はまだそんな関係じゃ・・・」
真紅はあわてる翠星石をしばらくじっと見つめ
流れる涙も拭かずにスタスタと俺の方に歩いてきた
「えっと・・・真紅、これは・・・」
強烈な眼差しにたじろぎ言い訳を漏らしそうになった俺に
真紅が発したのは言葉ではなくビンタだった
「〜〜ッッ!?」
そして、そのまま俺の意識は暗転していった・・・


俺が意識を取り戻したのはそれからどれくらい経ってのことだったのだろうか?
気がつくと俺の身体はベッドの下まで吹っ飛んでいた。恐るべし真紅のパンチ力。
しかし、なんだかおかしい。
主である俺が居ないベッドの上で、なにやら音がしていた。
「んちゅ・・・ぁ・・・真紅ぅ・・・だめ・・・ですぅ・・・ちゅぱ・・・」
「何もダメなことはないわ、翠星石・・・アナタは私のものなのだわ・・・ん・・・・」

(省略されました 全てを読むにはパンチ力パンチ力と書き込んでください)
388水先案名無い人:2006/03/31(金) 22:44:07 ID:Kk0UqEVu0
そして>>366の続き

「は、はずかしいんだからちゃっちゃとするですよ人間・・・」
少し埃くさい部屋の中で、翠星石が俺に抱きついてきた。
思わずゴクッと喉が鳴ってしまったりして・・・
恥ずかしさを隠すように翠星石の頬にキスをして、胸のリボンをはずしてやる
「あゎ・・・は、恥ずかしいですぅ・・・」
俺は思わずはだけた胸を隠そうとした翠星石の両腕をどけようとした
だがその時、俺の指が触れてしまったのは翠星石の手首だった
「あ・・・」
球体関節。それは翠星石が人形であることを証明するもの。
「に、人間・・・どうしたんですか・・・?」
俺の動きが僅かに止まったのを翠星石も感じたのだろう。
不思議そうに俺の顔を見、そして俺の指が触れた自分の手首を見る。
やがてもう一度俺の顔を見た翠星石の瞳からは大粒の涙がこぼれていた
「人間・・・やっぱり、人形はだめですか・・・」
言うなり、部屋を駆けだして行く翠星石。だが、俺は彼女を追うことができなかった。
人間と人形。その現実が俺と翠星石の間に決して崩れることのない壁として立ち塞がったのを感じた。

やがて夜が明けて――
翠星石と、他のドール達は俺の前から姿を消した。
やけに広く感じる部屋の真ん中で、俺は一人泣き続けていた・・・

(全部書きました それなんてエロゲのバッドエンド?と書いても何もでません)