魔王のガイドライン4

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802水先案名無い人
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1159334007/657
ここから転載〜。

夜闇と風を切って、馬を走らせて行くの誰? それは、大嶺を連れた伊志嶺監督であった
伊志嶺監督は大嶺を腕にしっかりと抱きよせていた 温もりをわけあって

大嶺、何が怖くて顔を埋めるんだい?

監督、ボビーがいるよ 帽子とユニフォームをつけた恐ろしいボビーがいるよ

大嶺、大丈夫 あれは夜に揺れる夜霧の影だよ

かわいい大嶺 千葉ロッテへおいで 一緒に遊ぼうよ 楽しいよ!
岸にはお花がたくさん咲いているんだ 瀬戸山球団代表に言って素敵なユニフォームも いっぱいあげるよ

監督 監督! ボビーが僕に恐ろしい約束を囁きかけてくる 監督は聞こえないの?

怖がるな 大丈夫だ あれは木枯らしが風に鳴っているんだ

素晴らしいな大嶺よ さあ一緒に行こうよ 千葉ロッテファンが きっと君をもてなすことだろう
千葉ロッテファンが 夜の舞いを踊って 一緒に踊ったり、君を揺すったり、歌を歌ったりしてくれるよ

監督 監督! あれが見えないの? 千葉ロッテファンが、あの暗い闇に現れたよ!

大嶺よ 私の大嶺よ わからないのか あれは年老いた柳の木じゃないか

君を愛しているんだ 君は美しくて魅力的だ そしてね 嫌だというのなら無理にでも連れて行くぞ!

監督 監督! ボビーに連れて行かれるよ! ボビーが僕をひっぱっていくよ!

伊志嶺は震えて馬を駆った 喘ぐ大嶺を腕にしっかりと抱きかかえて
ようやくグラウンドにたどりついたが その腕のなか、大嶺はすでに千葉ロッテに入団していた