本当に悩ましい永田議員のガイドライン

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111水先案名無い人
「最近、なんだか笑えない…」三日前、小泉がそんなことを言い出した。
「いいじゃない、笑わなければ叩かれないで済むし」と言ったら小泉は泣いてしまった。
それから今日まで小泉は全く笑わない。とっておきの折り紙を見せてもくすりともしなかった。
小泉は三日間ちっとも寝てないようだった。その割にシーツは毎日濡れていたのだが…。

どうしたものかと考え込みながら大通りを歩いていると、
向こうから茶色いローブを着た武部が歩いてきた。
武部は僕の顔を見るなり、一枚の図面をくれてこの通りに作れと言った。

台本にあったのは普通のメールのようだった。
メールなら偽造せずともすでにあったが、あの時の武部の目は真剣だったので作ってみることにした。
夕食後直ちに作り始めて、完成したのは早朝の九時過ぎだった。完成したのはやっぱりメールだった。
騙されたのかな…そう思い始めた所へちょうど小泉が国会質疑にやってきた。
僕は小泉を呼ぶと、できたてのメールで討論を始めた。
質疑は常識をぶち破り離党に向かって飛んでいった。小泉が笑った。