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水先案名無い人:
170 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2006/03/04(土) 16:57:16 ID:nPdNcWFO0
今日は真紅が遊びに来たよ!
俺「外雨だけど濡れなかった?」
真紅「大丈夫よ。それよりお茶を淹れて頂戴」
俺「ああ、はい」
翠星石「はぁ〜、最近雨ばっかりですねぇ真紅」
真紅「あら、雨は嫌いなの?」
翠星石「そういうわけじゃないですけど、こう何日も続くといい加減イヤになってくるです」
真紅「そう。けれど、草や花にとって雨がどれだけ大事かということは庭師のあなたなら特に知っているでしょう?
もうすぐ春だもの。今降っている雨は、きっと草や花たちにとっては春を知らせる大事な目覚めの雨なのだわ」
翠星石「草やお花にとっては目覚めの雨かもしれないですけど、翠星石にとっては眠りを妨げる雨ですよ。
毎晩ザーザーザーザーうるさいったらありゃしないです」
真紅「確かに夜はそうかもしれないわね。でも、お茶を楽しむ時間には同じ雨音でも違ってくるかもしれないわ。
この時代はゆっくりとお茶を楽しむには外が騒がしすぎるけれど、雨音はそんな喧騒をかき消してくれる。
雨の音も昔と同じ言うわけではないけれど、それでも優美だった時代を思い出させてくれるわ。
普段の騒がしい外よりは、よほど良い音色だわ」
翠星石「そんなもんですかねぇ」
俺「そういう考え方もあるかぁ。というか、翠星石も雨音で眠れないとかあるんだな。全然気にしてないかと思ってたよ」
翠星石「ちょっとヤスヒロ!それどういう意味ですか!この淑女たる翠星石がまるでガサツみたいな言い方に聞こえるです!」
俺「い、いや、そこまで言ってないよ。ただ嵐が来ても熟睡してそうでたくましそうだなーと思ってただけで・・・。」
翠星石「な、ななな、なにさらりとさっきよりひどいこと言ってやがるですかー!
レディーに向かってデリカシーのカケラもないヤローです!もう頭にきたです表に出やがれですー!」
俺「いや外雨だし・・・」
真紅「ハァ・・・。この家は外より中の方が騒がしいのね・・・」
だって。
真紅にはちょっと騒がしかったみたいで悪かったけど、翠星石と遊んでるといつもこんな感じなんだよね。
あれ?なんだろ?なんだか、それって物凄く幸せなことのような気がしてきた!俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/