「ついに、ここまできたか…」
或るフリゲヲタはそう言って言葉を失った。“日本語が通じない現実”に直面したのは昨年秋のことだった。
"Seraphic Blue"、"Dark Necklofar"などの作品を友達に紹介し、プレイしてもらった。
ゲームの好みなどを診断する性格検査だ。
間もなく20人ほどの友人のうち、数人が手を挙げた。
「『呉れ』って何」「『心算』ってどう読むの?」
想定内の質問もあったが、結婚を控えたOLが発した言葉には耳を疑った。
「…子供を育てるという壮大なゲーム…臨場感を凌駕…」という文章を指さし、
「何を言ってるか、さっぱりわからない…」と首を傾げたのだ。
「全員の前で、それぞれの意味を伝えたが、多くの友人が説明に聞き入っていた。
手を挙げたのは数人でも、実際分からない人はもっといたでしょう」と、このフリゲヲタは推測する。
“兆候”は数年前からあったという。ゲーム中の諸々のレトリックを、
なぜか全く逆の意味に取り違えてしまう友人が目についていた。
「ゲームの台詞が読み取れないので作品が成り立たなくなっていた。基本的な語彙力がないために、
日本語の理解力や漢字力が落ちている」
日々腐った林檎諸氏に接しているフリゲヲタの実感だ。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/965846.html?1177990792