臨場感を凌駕してリアルに於いて(ryのガイドライン

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イーヴル「ギャアァァーーーッ!!!!」
レイク  「おらおらァ!死ねやバケモンが!」
イーヴル「ゲ…!ゲ…!」
レイク  「しけた声出してんじゃねー!もっと叫べェ!!」
イーヴル「ギャ…!ギギ…!」
イーヴル「ギャァァァァァーーーッ!!」
レイク  「そうだ…!その声だァ…!」
レイク  「堪んねェ…!ゾクゾクするぜ…!」
レイク  「ヒャーッハハハハハッ!!」

        そう、イーヴルスイーパーをやる理由。それが半分は趣味で在る事の理由。
        イーヴルを殺す事。それは一つの稼業、一つの正義として認められ、大手を振って堂々と、何にも憚らずに為せる業。
        故に俺はイーヴルを殺す。その血肉と悲鳴を刹那の潤いに。全てを棄てて、赤黒い風景に身を投げて。
        生きれば生きる程、ムカつくだけ。世界がまた一つ、色褪せるだけだ。
        死んじまえ。何もかも死んじまえ。

        だがな、イーヴルさんよ。若し出切る事なら、俺はあんた達に一つ聞きたい事が有る。
        生まれて来て、幸せだったか?
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
場違いに高価な墓が一つ、この村に出来上がると…。
そう言っておくか。
安心しろ。十字架は選りすぐりの最高級品を用意してやる。
最高の石材。最高の職人。
そして眼の前の、最高の馬鹿。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一