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165水先案名無い人
「ヴェーネ。今日は御前の6歳の誕生日だったな。
私からのプレゼントがある。新しい猫だ。」
「…………っ!」
「如何した?御前は猫が嫌いだったか?」
「また…。ころしちゃうの…。」
「まさか。あれは私が如何かしていた。許せと言えた義理でもないだろうが。
だから今度こそ。正真正銘のプレゼントだ。」
「………。」
「ほら。可愛いだろう?」
「ネコさん…。 私はヴェーネ。よろしくね。」


「ヴェーネ。残念な報せが在る。
一週間前にあげた猫なんだが、如何やらとても悪い病気を持っていたらしい。
一刻も早く処分しないと、モンスター化して人を襲うかも知れないんだ。」
「しょぶん…?」

「このハンマーを使ってな。」

効果音の演奏:打撃3

「ねござん…。ねござん…。 ひぎゃぁぁぁぁぁー!」
「済まないヴェーネ。こうする他に無かったのだ。
せめて御前が此奴と仲良く成ってなければ、こんな悲しい思いをせずに済んだのだが…。
いやはや。残念な事だ。」